羽田から出雲までの続き
石見グランフォンド2016の受付会場は久手海水浴場です。
出雲空港から久手海水浴場に行くには、国道9号線を真っ直ぐ 46km ほど直進すれば良く、初めて島根県を訪れる人でも特に迷うことはありません。
出発直後に Garmin デバイスの電池が尽きてパニックになりかけましたが、幸いにして出雲市斐川町に出店していた EDION で Mini USB ケーブルを購入できたので事なきを得ます。
川を越え、市街地を超え、左手に湖(神西湖)が見えた頃から徐々に登り基調になっていきます。
出雲市内の道は、舗装状態こそ非常に良かったのですが、そこかしこに小石が転がっているのが危険でした。
特に市街地の交差点付近は酷く、グラベル並みにスリップが危惧される箇所も幾つか散見されたほどです。
不思議なことに、山道の雰囲気に近づいてくると、道路上の落石も気にならない程度に落ち着きます。
市街地が途切れ、道の両側に緑が増えて、いよいよ峠越えの始まりかというところに来ると、不意に視界が開けて海が見えました。
どうやら、道の駅キララ多伎という施設に到着したようです。
空港でドリンクを補充できなかったのと、そばだけではカロリー不足だったので、ここで一時休止しして、出雲たこ焼きを試食してみることにしました。
遠くに見える島根半島の山影が独特の風景をつくります
たこ焼きなのに、タコだけではなく、エビやホタテが入っています。
道の駅を出て、海伝いにしばらく西進していくと徐々にアップダウンが始まり、やがて大田市に入ります。
出雲市街地から徐々に舗装状態も良くなくなっていくのも印象的です。
大田市と出雲市の境界あたりで追い抜きざまに幅寄せしてきたトラックを避けたところ、段差に乗り上げてリム打ちしました。
リム打ちなど恥ずべき事ですが、今回は飛行機輪行でタイヤの空気を抜かねばならず、まともに空気圧管理をできなかった事が仇となりました。
いつもはレンタカーなどでホテルまで直行してしまいますので、何気に屋外でRoad Morphを使う初めての経験になりました。
幸いにしてトレッド面やサイドウォールに損傷はありませんでしたが、イベント開始前から貴重なチューブを一本失ってしまいました。
しまなみ街道や筑波りんりんロードの様なサイクリングスポットであれば問題ありませんが、それ以外のイベント会場ではフレンチバルブ仕様のインナーチューブを現地調達できない事が殆どです。
パンク修理を終え、東側から登りきった坂を西側へと下っていくと、そこがもう久手海水浴場への入り口でした。
ホテルにチェックインするには早過ぎる時間だったので、会場受付の入り口辺りを彷徨っていたところ、新山口方面から来ていたみかんさんに声を掛けられました。
全くよく見つけたものです。