使わないものは持たない主義で、サイクルウェアも必要最低限に絞り込んでいる訳ですが、そうなると、どうしても気になるのが衣類の汚れです。
チェーンリング剥き出しのロードバイクに乗る以上、チェーン油の汚れは避けられませんが、そちらは洗剤やシミ抜きを用いる事で意外と何とかなることが判明したのは、既にお伝えした通りです。
鉱物性油のオイルは早めに溶かして落としてしまえば、跡も残らない事も多いのですが、厄介なのは洗剤で溶かせない泥汚れです。
道路工事現場に雨水が溜まっていたりすると、泥跳ねして簡単にウェアにこびり付きます。
その場で叩き落とせれば良いのですが、ウェアの汚れなど気にしていられないのは、レース中で雨が降っていたりする場面なので、気付いた時には既に手遅れになっている事が多いです。
せめて事後的に何とかできないかと、評判の良いものをいろいろ試してもみます。
泥スッキリ本舗 泥スッキリ 101 は普通の洗剤と同じように使える洗濯用洗剤です。成分を見ていると、確かに泥汚れに対する効果はありそうです。
確かに効果はありそうなのですが、私が対処したい汚れは既に泥落としを試して、それでも効果のなかった汚れです。
前述の通り、私はライド後、まず最初にブルーキーネットでウェアを手洗いし、チェーンとスプロケットを洗ってから入浴するような人間なので、漬け置きで落とせる泥汚れは、この段階で落とせている可能性が高いです。
ブルーキーネットの成分は以下の通り。
これで手洗いすれば、自転車に関連する汚れの多くが対処できます。
これで落としきれなかった泥汚れについては、いくら泥専用洗剤と言えども簡単にはいきません。
泥スッキリ 101については、ブルーキーネットのような洗濯石鹸よりも容量が多く、使い勝手も良いので、白いウェアに対して最初の洗濯で用いるのが最も効果的な使い方でしょうか。
この段階で落とせなかった汚れを洗濯石鹸などを用いて手洗いする方が作業効率は良さそうです。
次に試したのは、シクロクロスのプロ選手も使っていると聞く ウタマロ 石けん です。
未舗装路を走るシクロクロスは泥汚れもロードバイクの比ではないので、そこで用いられている洗剤にはそれなりの効果が見込まれるはず。
上2点と比較して、界面活性剤ではなく純石鹸分が圧倒的に多いのが特徴です。
こいつを使ってウェアを揉み洗いした後、シャワーで延々と流します。
泥汚れは不溶性なので、シミになったら汚れの原因を繊維から出す他にありません。
いろいろ試した結果、当初よりも目立たなくはなりましたが、まだまだ完全には落としきれていません。
もっと時間を掛けて揉み洗いを繰り返せば、さらに目立たなくはなりそうですが、効果に対する労力的費用が微妙なので、取り敢えずはここで打ち止めます。
揉み洗いでそれなりに効果がありそうだった洗濯石鹸については、こちらにリンクを張っておきます。
ここで紹介した洗剤についての注意点は、蛍光増白剤を包含しているのでウェアの色や種類を選ぶことです。
また同時に購入してみた洗濯用ブラシについては、ブラシの繊維が強すぎてサイクルウェアには不向きと感じられたので、今回は使用していません。
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