ロードバイクのトレーニング・ランニングに初挑戦

走る事が大嫌いな私がランニングを始めました。

大体、この人のせいなのですが、時間当たりの負荷がそこそこ高く、ヒルクライムでより速く走れるようになるための練習として効果的と思われた事が直接の理由です。

私が住んでいる東京の四谷からヒルクライムの練習に出掛けようとすると、まだ道路の混んでいない朝方4時頃に出発して、片道60kmから100kmほどを自走する半日ライドを覚悟しなければなりません。

その点、ランニングであれば、気軽に家の近所でも練習を行う事ができます。

信号ストップと交通量の多さから、自転車では近づく事すら憚られる皇居周回コースでも、歩道を走るランニングでは信号すらない安全で快適なコースになるという違いがあります。

限られた時間を有効に使うという意味で、ランニングを用いたトレーニングが効率的と思われた事が、ランニングという未知の領域へと飛び込む契機となりました。

東京出張中のみかんさんと新宿で待ち合わせ、まずはランニングシューズとウェアの調達に出かけます。

陸上経験者のみかんさんによると、ランニングを始める際に必要となるのは、通気性の良い上着と動きやすいハーフパンツ、そして専用のランニングシューズの3点のみとの事。

もちろん、GPSデバイスや心拍計があっても良いです。

スポーツショップを幾つか巡った後、adidas直営店で見つけたシューズを購入する事に決めました。

Bauerfeind の PedoPrint を用いて、まず足の形と荷重の掛かり方の分析を受けます。

分析の結果、私は踵の方に体重を掛けるサッカー選手のような脚の使い方をしていると診断されます。ペダリングを考える意味でも興味深い結果ですね。




足のサイズと特徴の分析を終えるとシューズ選びに入ります。

革靴の場合は敢えて小さめのサイズを選択して、徐々に足の形に靴を合わせていくのが良いと聞きましたが、ランニングシューズの場合は爪先の先に親指1本 (足先1.0cmから1.5cm) ぐらいの空きができるようにサイズを選ぶのが正解だそうです。

しっくりくるサイズで選んだ結果、ちょうど店舗に在庫のあったブラックカラーのシューズを購入する事になりました。

ロードバイクのタイヤでは意識して Conti を選択してきましたが、遂に足元まで Continental になってしまいました。

このシューズを履き、ランニング用に新たに購入したハーフパンツと半袖ジャージを着て、そのまま、皇居周回コースへと走りに出かけます。

走る事が大嫌いな私が、初めて自主的に5kmも走るという一大事です。

速く走る事が目的の人からすると信じられないかもしれませんが、私はトレーニング目的でロードバイクに乗り始めたのではなく、遠くに出かけるのが好きで自転車を乗っていたので、速さを意識するようになったのは最近の事です。

そんな私が苦手意識のあるランニングを始めて、いきなり皇居周回コースに挑んだ結果…

34分かけて何とか無事に1周できました。ヒルクライムを想定した練習だけあって、想定以上に心拍が上下しましたが、一定のペースを保って淡々と走り続けるうちに、少しづつ要領が掴めてきました。

3本ローラーを回すのとはまた異なる負荷が掛かり、太ももの内側や腹筋が痛くなりましたが、これは確かにトレーニングとして効果がありそうだという実感を得られました。

慣れない部位の筋肉痛を感じている私に、みかんさんが話し掛けます。

ウォーミングアップが終わったところで本番もう一周、と。

続く

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