2年連続!サザンセト・ロングライド 2016 に東京から参加 (2)

大会概要とスタートから第2エイドステーションまではこちらをご覧ください。

橘ウィンドパーク・78.3kmまで

第2エイドステーションのなぎさパークまでが前半の平坦区間なら、第2から第3エイドステーションまでのこの区間は字義通りの前半の山場となります。

この区間における経路はオレンジロードの愛称で親しまれている広域農道で、細かなアップダウンの連続する山道となります。ロングライドの獲得標高を上昇させる事に一役買っている事は間違いありません。

昨2015年大会にここで脚を攣って苦しい思いをした経験がヒルクライミングへとのめり込む転機となった事から、私にとっては個人的に思い入れの強い場所でもあります。

その厳しいオレンジロードを1年振りに訪れてみたところ、驚くべき事に普通の山道として難なく通り過ぎる事ができてしまいました。

体感では途中に斜度8%程度の登り坂がありましたが12%を超えるような「激坂」の類は見られず、昨年はどうしてこんなところで躓いたのだろうと不思議に思われました。

確かに平坦ではありませんがヒルクライムで目的地として設定するような峠道ではなく、その前後で経由する通過地点としてありそうな道といった方が適切です。

これを越えられなければ今川峠や松姫峠はもちろん、そこに至る際に経由する都民の森にも辿り着けませんので、今となっては越えられて当然とも言えますが少しばかり寂しい気持ちもあります。

第2エイドのなぎさパークから坂道を上がり、民家の密集する伊保田の市街地の細道を抜けると裏山といった趣の登り坂が現れます。ここからがオレンジロードの始まりで、それ以前までの海岸線沿いとは打って変わって険しい山道の雰囲気に入ります。いきなり登り始めて少し下り、また登ってという具合にアップダウンが激しいのが特徴です。

下りでスピードに乗って勢いで登ろうとすると疲れるので淡々とクランクを回しながら、時折、眼下に広がる海沿いの景色を楽しむぐらいの気持ちで力を抜きます。




走り終えてみると Orange Road 6 のセグメントで平均時速22.1km/h、ケイデンス91rpmでペースを乱す事なく無事に抜けられていました。

実走時の速さよりも時速やケイデンスが常に一定になる事を心掛けての155.2km全体で平均時速28.8km/h、ケイデンス94rpmなので、オレンジロードでもペースが乱れなかった事により1年分の成長を少しばかり実感できました。

オレンジロードの山岳区間を抜けると再び市街地の細道を抜ける事になります。この道の法定最高速度は30km/hなので注意が必要です。無意識的に28km/hを超えないように、尚且つ後ろの走者に追突されないように必死にGarminを確認しながら早め早めのハンドサインを心掛けて、車や歩行者の有無を確認します。

市街地を抜けた先にあるのが、ほぼ折り返し地点となる第3エイドステーションです。午前9時30分頃に到着すると綺麗に晴れて青空が広がっていました。




伊保庄マリンパーク・110kmまで

ここからが2015年大会とルートが一部異なる区間です。

周防大島内のルートは同一ですが、柳井市に入った先の大畠駅北側の急坂が今年は経路から外されています。私も昨大会で急な下り坂が危険だと指摘した地点なので大会運営の英断に素直に感謝したいところです。

その結果、第1から第2エイドステーションの間と同様の平坦区間となりました。

海風が強い点も同じです。道の空き具合という点では最高に走りやすかったオレンジロードとは対照的に、ここからまた車の交通量が多くなる事が注意点です。今年は気温が高いためか昨年とは比較にならないぐらい釣り人 (路上の歩行者) が多い事にかなり神経を使いました。

ここを過ぎると周防大島を抜けて再び本州の柳井市に戻ってしまうので名残惜しくもあります。大島大橋に至るまでの美しい西海岸を眺めながら限られた時間を楽しみます。

大島大橋を超えて柳井に入ると久し振りに信号が連続します。第4エイドステーションまで平坦となった今年は特に注意すべき事はありませんが、強い向かい風が吹き続けているので同一ペースを維持し続けると疲労がたまります。



第4エイドステーションの伊保庄マリンパークは美しい砂浜です。ロングライド全体を通して写真写りの良い絶景スポットの一つである事に疑いの余地はありません。

時刻は午前11時を少し過ぎたばかり。徐々に気温が上がってきましたがエイドステーションで頻繁に水分補給ができるので、ドリンクホルダーに設置されたボトルの緑茶が全く減りません。

続く

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