陣馬街道の田園風景を堪能したら和田峠に登ります。
この和田峠ですが、傾斜のきつい長い坂を登りきったら、ヘアピンカーブが待ち受けていると言った具合で、頂上まで休む間もなく登り坂が続きます。
旧街道をそのまま舗装路にしたイメージで、道は狭く、うねっています。
舗装が綺麗なので走りにくいと言うことは全くありませんが、稀に落石があるので注意が必要です。
片側を山林、もう片側を崖が塞いでくれるので、風は気になりませんが鳥類や昆虫が目の前を掠めていく事はあります。
幸い百草園のように前輪が浮くような傾斜のおかしい坂はありませんでした。
ウィギギギギ….と奇声を発しながら、顔を顰めてシッティングで何とか登頂しました。
途中で一緒に登られていた方へ、見苦しいものをお見せして誠にすみませんでした。
百草園の時でも思ったのですが、私はまともにダンシングをしたことがありません。
こんなものを背負って登坂するのがいけないのかもしれませんが…
和田峠のように傾斜のきつい坂が連続する場合、シッティングでトルクをかけながら踏みつける登り方では対処できない時が来ます。
ダンシングで勢いをつけながら登らないと、どうしようも無い坂というのがあるのです。
しかし、ビンディングペダルをつけたままダンシングするのは非常に恐ろしく、傾斜に負けてペダルを回せなくなると即座に落車して転倒します。
和田峠の場合、きつい坂が絶え間なく連続するので、頂上に辿り着くまでに体力が尽きてペダルが回せなくなる可能性も大きく上がります。
ここまで来て、ふと思ったのですが、そう言えば、今日も途中のどこかで補給するのを忘れました。
新宿から不眠不休で約60km。力が入らない訳ですね。
坂が絵的には面白いのですが
頂上まで来ても展望は良くなりません
「頂上は2km先」という趣旨の看板を見てからが異様に長い峠でした。
さて、新宿に帰ります。