歩きやすいウォーキングシューズを探して

6年ほど使用していたビジネスシューズを出張中に壊してしまったので、使わないと思っていたランニングシューズを履いて帰国しました。ランニングシューズは軽い上に通気性もよく、クッション性に富んでいて、飛行機の中でも快適そのものでした。

これぐらい歩きやすくフォーマルな格好にも似合う靴はないものかと、出張から戻ってきた私はまず最初に新宿の小田急百貨店に向かいました。




2年前にも小田急百貨店で靴を購入した気がしますが、因果関係としては百貨店に来ると靴を買いたくなるではなく、靴を買いたくなると百貨店に来るという方向が正解です。

正確な知識を持つスタッフと信用は安さよりも遥かに重要です。

最初はフォーマルな服装に合わせやすく快適という評判のランウォークという日本製のシューズを探していたのですが、残念ながら私の足に合うサイズの在庫がありませんでした。

同じメーカーのペダラシリーズも軽くて滑りにくいのは大変よかったのですが、靴底やソールが柔らかくて私には合わない気がしました。

いろいろと試し履きしてみた結果、最も装着感が合ったのが ROCKPORT のトータルモーションというモデルを購入するに至りました。


ROCKPORT ビジネスシューズ トータルモーション

このタイプのシューズでは共通する事ですが、素材に本革を使用していて一見すると革靴と区別がつきませんが靴底が運動靴のようになっています。

そして革靴よりも片足あたり 50g から 60g ほど軽量でクッション性も高いという特徴があります。

同じ靴を履きっぱなしで歩き回る出張の際には、もうこれ一足あれば良いという気分です。


履き心地が一般の革靴とは異なるので忘れがちですが、アッパーは本革製なので日帰りできる距離であるのならば、シューキーパーを入れて隔日使用する方が長持ちさせる事ができるのは間違いありません。


CEDAR GREEN シューキーパー レッドシダー 木製 メンズ 天然木

私の場合は、こちらを使用して保管しています。

FLUCO – Cordovan / d-braun

時計のストラップが千切れそうで見苦しいので新調しました。

Flucoというメーカーの Cordovan (Artikelnummer 195) というモデルです。このモデルには3種類の色がありますが、今回は d-braun と名付けられた茶色を選択しています。

明るいところで見るとバーガンディと言われても納得してしまいそうなほど赤味の強いストラップですが、時計に付けてみると落ち着いた色合いに見えます。

色の比較

寿命を迎えた先代ストラップ

素材は Shell Cordovan Leder となっているのでアメリカ産の馬革ですね。

カタログ値で Bandstärke (厚さ) 5,0-2,5 mm と明記されているように、かなり厚みがあってしっかりとしています。

実測ではどの部位を測ってみても最低4mmの厚さがありました。


注意点としては手首の細い人にはやや大きい可能性がある事です。レザークラフト用の丸錐とゴム板をお持ちであれば自身で穴を開けられても良いですが、そうでない場合はサイズ確認をされた方が無難かもしれません。




ストラップ以外の付属品はUhrbandschließen (バンド金具)です。

どうせ交換してしまうので勿体ない気もしますが。

これらの交換作業は全てばね棒外しという専用工具を用いて自分で行っています。

この工具はいつ買ったのか思い出せないほど昔から自宅にありましたが、年に数回ほど出番がありますので持っていると便利かもしれません。

金属ストラップや時計本体を清掃する際に活躍します。

本革のBROOKSレザーサドルを悪条件で約1年間・7000kmほど使用した結果

クロモリのRaleigh Carlton N 再生計画の一環で、サドルを見直しています。

現在のCarlton N(以下CRN)では、Brooks B17 Champion Narrowというレザーサドルを利用しています(色はHoneyです)。

当初は景色に溶け込める落ち着いた自転車の形状を目指して導入しました。


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元々は淡いブラウンでした


しかし、その後、紆余曲折を経てCRNがヒルクライムのトレーニング機材となった為、レザーサドルB17も付随して、雨や3本ローラーの汗等に触れ続ける事となりました。

そうしたライドの結果、徐々に色濃く変色していったサドルの現在の様子がこちらです。


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サドル上部後方の擦過傷は輪行によって生じたものです

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雨や汗に直接あたる輪郭部分が特に色濃く変色します


使用状況

導入前に何度かM.MOWBRAY(革用デリケートクリーム)を塗り込み、発色が良くなるまで数週間ほど寝かせておきました。

十分に馴染んできたところで、Columbus AMEDAS(防水スプレー)を裏表に満遍なく吹き掛けてから、自転車に取り付けました。

サドル交換後、約7,000kmほど走行し、その間に飛行機を含めた輪行を30回程度、行っています。




メンテナンス

公式のサドルオイルやサドルカバー等は、一切、使用していません。

このブログにも革製品なんてカテゴリーがあるぐらいなので、我が家には革製品もメンテナンス品もたくさんあります。

多少、染色や革質が異なっても、それらで代用しても特に不都合はないだろうと判断しました。

無論、自己責任です


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レザークラフト用のウッドハンマーはクランク交換にも使用します


裏面には防水スプレーを吹きかける他には何もしていません。



防水対策

雨に濡れたら軽く拭き取り、汚れを落としてから、デリケートクリームを塗り込んで、防水スプレーを掛けていました。

しかし、3本ローラーを30分から1時間ほど回し続けると、毎日、汗でぐっしょりと濡れる為、最近では週に一度クリームを塗り込むぐらいに頻度が低下しています。


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100km以上も走ると天気が読めないのでこんなになる事も


傷と補修

サドル自体に不具合はないのですが、シートステーとサドルを結合するボルトが割れて、一度、ヤビツ峠で地面に叩きつけられました

その時に付いた傷の上にトコノールを塗りましたが、見た目は…


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よく見ると後ろの縁にトコノールの痕跡が見えます


使用感

「使い始めのうちは硬い」と聞いていましたが、特に硬いと感じた事はありません。

ほぼ毎日のように水分に晒されていますが、特段、柔らかくなったり、伸びたり、乾燥してひび割れてきたりという事もありません。

テンション調整用のボルトは、乗り始めの際に調整したのみで、その後は触れていません。

案外、丈夫なものです。

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