勉強用に使えるシャープペン グラフ1000

いい歳をした大人が趣味の資格試験のためにペンシルを購入しました。贅沢にも日本製の ぺんてる グラフ1000 というやつです。

マークシートに回答するために使い慣れておく必要があるため、このところ意図して長時間筆記を心がけていますが、本体の軽さもあってか1日に数時間ほど使用し続けても疲れがあまり残りません。


ぺんてる シャープペン グラフ1000 フォープロ PG1005 0.5mm

この グラフ1000 についての評判はあまり耳にしませんが、購入店においてイチオシだった ぺんてる スマッシュ Q1005-1 ほかの売れ筋のペンシルよりも私の手に馴染んで使いやすく感じました。

正直なところ、私は昔からペンシルが苦手でして、新たに購入した グラフ1000 を除くと、数年前に購入した製図用の1本しか持っていません。

私は絵を描かないですし、回路製図なんかは専用のソフトウェア上でしか行わないので、自ら機会を作り出さなければ普段の生活でペンシルに触れる機会などありません。




その反対によく使うのはボールペンです。ポストカードも、備忘のためのメモも、雑な計算過程も、なんでもボールペンを使って書きます。大学の定期試験でも、院試でも専らボールペンしか使用しませんでした。

子供の頃は万年筆を使って青インクで記述、緑インクで自己添削するように指導されていたので、いつぐらいからボールペンばかり使うようになったのかは覚えていないのですが、ここ10年ぐらいの生活では筆記量の7割ぐらいがボールペン、残りが万年筆によるものです。

それも使用するボールペンは重たい金属軸と潤沢なインクフローの組み合わせで、指先よりも手首からさき全体を使って書くタイプです。記述内容は [a-zA-Z0-9] が中心で、住所よりも複雑な文字は書きません。

そのため、ペンシル購入前は途中から投げ捨てて二度と使用しなくなるのではないかという不安を感じていました。本音を述べると sin の i や f(x) の f といった文字がとても書きづらく、そこだけが不自然に大きな文字になったり、傾いたりしてしまうのですが、これはペンシルそのものの問題なので、ほかのモデルを使用しても結果は同じになります。

それを除けば大きな問題は見られず、違和感もなく使えています。ボールペンや万年筆(ファウンテンペン)といったペンと比較して、ペンシルはどうしても紙との摩擦が大きく、使用感も異なるので、選び方や使い方には特別な注意が必要となることを痛感しました。

もし私と同じような経歴や使用目的をお持ちの方がおられたら、ぺんてる グラフ1000 フォープロ PG1007 0.7mm に硬度 B または 2B のリフィルを使用すると大きな違和感を感じずに使用できるかもしれません。

軸も細く、本体も軽量であるため、紙に引っかかるような違和感を感じても、滑らせるように筆記を続けることができるからです。

私が実際に購入したのは PG1005 0.5mm ですが、これは購入目的が試験に限定されるので、リフィルの入手性の良い 0.5mm のほうが良いだろうという提案を受けてのものです。

店舗で試し書きさせていただいた際には 0.5mm よりも 0.7mm のほうが持ちやすく、筆記中の違和感も少なく感じました。

もちろん、たとえば生医工程や電機工程のように複雑な文字をたくさん記述する必要がある場合などには、もっと細めで硬度のたかいリフィルのほうが使いやすいということも十分にあり得ます。

個人ごとに手の大きさも違いますし、使用目的も異なりますので、なかなか1本で何にでも使える筆記用具を探すことは難しいのですが、ぺんてる グラフ1000 は大量に字を書き続けるさいにも違和感なく使える良いペンシルだと思われました。

と言うか、ほんとうは線を引いたり、細かな絵を描いたりするときに使うものですよね、これ。

PLOTTER システム手帳 が軽くて使いやすい

いつも持ち歩くシステム手帳には、予備の名刺と付箋、切手を入れています。

手帳のリフィルとして人気の高いカレンダーは、海外出張が多い月には役に立たないことが多いので自然と使わなくなりました。

機密保持のため、業務秘密を類推させる内容は記述できないので、チェックリストも長らく使用していません。

もし仮に一日に十数人ものお客様と顔を合わせなければならない業務に就いていたとしたら、スケジュール管理が最重要となり、手帳の内容や使い方も大きく変わったかもしれません。

私の環境においてシステム手帳の内容は、使いやすいノート、付箋、予備の名刺やプリペイドSIMを入れるカードホルダー、それから、切手やペーパークリップを入れるクリアポケットさえあれば十分でした。

そして、こうした使い方であれば、バイブルサイズの大きなシステム手帳は必要性が感じられなくなりました。

もちろん、バイブルサイズのシステム手帳には、必要なものが全て含まれているという安心感と使い慣れた利便性があるのですが、その大きさと重さは用途に対して過剰に感じられます。

カードケースや名刺入れどころか、スマートフォンやパスポートよりも大きく、荷物としては小型の書籍と大きく変わるところはありません。


普段遣いの状態のままで質量を計測してみると 300g ありました。

これは iPad Mini と同じぐらいの重さであり、手帳を携帯するときは大きめの鞄を持ち出すことになります。

そのため、もう少し小型で融通が効くシステム手帳が欲しくなりました。




買い替え候補には最初にナローサイズシステム手帳 を最初に検討しました。

バイブルサイズの手帳とリフィルのサイズが同一なので、システム手帳の多機能を余すところなく使用できるところが利点です。

ところが、実店舗でナローサイズの手帳の大きさを確認してみると、バイブルサイズと大きさや使用感は変わらないということに気がつきました。

ナローサイズに買い替えても持ち運び方はバイブルサイズと変わらないだろうなと考えると、私の使用用途に対してはまだ大きすぎるように思えました。

システム手帳よりも小型のメモ帳やノートブックでは、冊数が増えてきたときに整理が大変だろうと思えます。

そんなことを考えていると、ミニサイズのシステム手帳が大きさ的、機能的にちょうど良く思えてきました。


ミニ6穴サイズ プロッター ホースヘアー リング径11mm【ブルー】レザーバインダー/システム手帳

ミニサイズと言ってもパスポートとほぼ同じ大きさで、メモ帳としての書きやすさは問題ありません。

日本製の一枚革と KRAUSE RING の組み合わせで質感も非常に良いです。

質量も 81g で携帯性もバツグンです。これは凄く使いやすいだろうなと思えたので、即決で購入を決めました。

そして、今までに使用していたバイブルサイズのシステム手帳を一時的に止めて、ミニサイズの手帳だけで半年間を過ごしてみたところ、あらためてその利便性を再確認しました。

たしかにバイブルサイズの方がメモ用紙の面積やカードなどの収納に大きな利点があります。

ミニサイズの手帳には基本的に筆記具の収納はありませんし、カレンダーのリフィルも小さくて、予定を書き込む余地もほとんどありません。

しかし、先に述べたように私の場合は手帳にスケジュール管理を期待していないので、大きな問題にはなりませんでした。

必要となるのは、忘れてしまってはいけない部品の番号や容量、シミュレーションに用いる細かな数値を書き込む大きさです。

その大きさを満たしながら、「余計な荷物」にはならないミニサイズはとても使いやすいです。


着ている服によっては上着の内ポケットに収納できなくもないので、言葉通りに「肌身離さず持ち歩く」システム手帳として常用できます。

手帳の使い方まで変えてしまったほどの利便性のある本手帳ですが、もちろん不便な点もいくつかあります。

手帳の大きさ的にカードホルダーやクリアポケットなどのリフィルは使いづらく、カレンダーやチェックリストは実用性を感じられないほど小さくなってしまいます。


またミニサイズのリフィルは、数や種類、取り扱っている実店舗も限られます。

私は銀座や新宿の複数店舗を見て回って、実物を確認してから購入しましたけれども、お住いの地域によっては店頭での実物の確認、店舗でのリフィルの購入は難しいかもしれません。

リフィルの取り扱いが少ないのも、急に不足した場合に対応できなくなる点が困りものです。

ただし、 Ashford ミニ6穴 メモリーフ のお陰でメモ用紙には不便しませんので、主にメモ帳としてご使用になる場合には大きな問題にはならないかもしれません。

いずれにしても、購入前に大きさを確認されたほうが確実です。

所有欲も満たしてくれる美しい手帳なので、ぜひ一度、お手にとって確認していただきたいです。

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