カメラもなぜ偏光レンズしないのか?ミラーレスに偏光PLフィルターを導入してみた

DSC03100

先日、陣馬山に登って思ったのです。

川底まで見通せる澄んだ水の流れが美しいな…と。

水面で反射する光さえなければ、ます釣場の清流、川の深さや透明度が伝えられるのに…と。

こんな時、ロードバイク乗りやランナーやゴルファーやスノーボーダーの皆さんならピンとくると思うのですが、スポーツ用途の高級アイウェアに装備されているような偏光レンズをレンズに噛ませれば乱反射する余計な光を除去できるのではないかと思い付きました。




思い付いたら忘れないうちにヨドバシカメラに寄って、FEマウントにレンズ口径の合ったKenko PLフィルター Zetaというフィルターを買い物に放り込みました。

一眼レフなどのレンズ交換式カメラの場合、レンズの先端にフィルターという部品を取り付けることができます。


DSC05786


このレンズのネジ切り、今までレンズ保護のためぐらいにしか思っていませんでした。

こういう特殊な要望があった際にフィルター側に細工を施せば、レンズ本体はそのまま流用できるという仕組みなのですね。


DSC03104
レンズの採光窓が真っ黒に

DSC03101
普通のフィルターを装着した状態


この状態で出力を確認してみましょう。

というわけで新宿御苑やら奥多摩やらに性能試験に行って参りました。


DSC05816

DSC05510

DSC05569


水面の光の反射を抑えて流水の透明度を表現する目的は、おおよそ達成できているのではないでしょうか。

このPLフィルタを用いる事によりコントラストが高まり、青空をより青く、風景をより鮮やかに写すことができるようになるので、風景撮影で常用している人も多いのだとか。

レンズ保護も兼ねて付けたまま運用しても構わないのですが、林道や夜景などの暗い場面では余計に暗くなってしまうので注意が必要となります。

しまなみ縦走に興味を持たれた方への注意

しまなみ縦走について

広島県尾道市と愛媛県今治市を繋ぐしまなみ海道で3月に開催されるスタンプラリーです。

指定された2日のうちに徒歩、または自転車で海道中の各エイドステーションを訪問し、スタンプを集めて完走を目指します。

2016年現在までは参加費無料事前登録不要です。


DSC06643
しまなみ海道


会場アクセス

会場へのアクセスはJR尾道駅を利用されるのが便利です。

新幹線利用の場合、山陽新幹線の新尾道駅を使いたくなるものですが、2016年現在、同駅に停車する車両は主に「こだま」であり、本数も多くありません。

会場までの距離も在来線の尾道駅の方が近く、自転車組立場やコインロッカーが整備されている等、受け入れ態勢がしっかりしています。


DSC06532
尾道駅の自転車組立場


関東や近畿、九州などの遠方からお越しになられる場合、約20km離れた位置にある 福山駅 まで山陽新幹線を利用し、そこから在来線に乗り換えて尾道駅に向かう事が一般的なようです。

松山空港や松山観光港ターミナルのご利用される場合、意外と今治に到着するまでの距離が長いらしいので気をつけてください。

食事

営業時間はお昼時と夕食時のみの飲食店が多い為、訪問時間に注意してください。

初めて訪問される方には、以下の何れかの地点で探される事をお勧めします。

都市部で飲食店多め 尾道駅周辺
今治駅周辺
賑やかなエイドステーション 瀬戸田周辺
道の駅・多々羅しまなみ公園

尾道駅と今治駅の周辺は飲食店の選択肢が多く、営業時間も長めです。

瀬戸田と道の駅・多々羅しまなみ公園は、イベントの経路上に位置する市街地 (または道の駅) では規模が大きく、休憩されている参加者も多いので賑やかです。


DSC06624
道の駅・多々羅しまなみ公園


服装等

3月のしまなみ海道は風が強いため、走行中は肌寒いくらいです。

厚手のジャージウィンドブレーカー等の準備をお勧めします。

エイドステーション

参加登録なしの無料イベントである事を考慮すると信じられないほど立派ですが、補給食の食べ放題等はありません。

出張メンテナンスも運が良ければ、尾道の向島行きフェリー乗り場前と瀬戸田サンセットビーチに設置されているようです。

受付の人も「今年はいるか分からないけど」と仰られていたので、当てにできないものと考えていた方が良いかもしれません。


DSC06728
瀬戸内海の潮汐


宿泊

しまなみ海道を抜けて尾道か今治のどちらかに辿り着くと、車が増えて走りづらくなるので途中経路上の何れかの地点での宿泊をお勧めします。

私たちは尾道から今治に抜けた後、約10kmほど離れた湯ノ浦温泉に宿泊しましたが、道が狭い上に交通量が多い為、しまなみ海道を抜けてからは非常に苦労しました。


DSC06763
今治駅前


道後温泉など近隣の観光地を巡りたい気持ちは分かりますが、イベント中はしまなみ海道の中の観光地を巡るルートを設定された方が事故や駐輪場所、自転車の盗難等を気にする機会が減るので気が楽です。




その他の大事なこと

  • 最短経路上には本格的な登り坂 (斜度10%超) はありませんが、それなりにアップダウンがあります (橋毎に約30から60mほどを登ったり、降りたりを繰り返します) 。 走行距離も70kmを超えますので、走り慣れていない人が気軽なサイクリング気分で参加されると苦行になります
  • 街灯は全く期待できません。ライトと予備電源の準備は念入りに行ってください。コンビニ等、充電できる施設が25km先までないなんて事も起こりえます。
  • しまなみ海道の経路は、道路の白線の横に青線でペイントされています。経路には島の外周コースと、島と島をつなぐ橋への入り口 (その多くが左折、または右折) とがあり、気をつけないと自分が何処に向かっているのか分からなくなります。

DSC06791


  • しまなみ海道中の各港を繋ぐフェリーが運航されていますが、イベント期間中は混雑の為、自転車の持ち込みを断られる可能性があります。
  • これだけ巨大な自転車専用の建造物群を体験できるのは世界中でもここぐらいだと思います。
  • 瀬戸内海の美しさは感動的です。
  • 残念ながら行けませんでしたが、亀老山などのヒルクラスポットなども含めて、コース設定はご自身で自由に決められます。

走行記録 0
走行記録 1 (実質開始)
走行記録 2
走行記録 3 (完結)

サイクリストの聖地・しまなみ海道を渡る 3

しまなみ縦走に興味を持たれた方への注意


出発時からトラブルを多発させ、前回ではしまなみ縦走をDNFしかかっていたフンですが、なんと合流した時には9つのチェックポイントを周り終え、既にスタンプラリーを完走していました。


Shimanami
フンの完走記念通知はがき


当初からの鈍行ぶり、完走への執着の無さ、前日の失踪騒ぎによる体力消耗を考えると信じられない快挙です。

つい3時間前まで「電車で帰る方法はないですか」「僕、この島から船で行きますので、港で待ち合わせしましょう」と言っていた彼が、フェリーに乗れなかった事で覚悟を決めました。

その後、二人で生口島を超え、因島を超え、とうとう、尾道駅の対岸、向島の手前に来たところで、雨が降り始めました。

前回、きっちりフラグを立てていた通り、この日の瀬戸内海地方は夕方4時過ぎから雨天の予報。

フンの完走を喜んでいる暇もなく先を目指さなければならないのには理由があったのです。

もう一つの大きな理由、東京への新幹線の終電時刻からフンを応援してきた私は、ここで「うるさいから先に言って待っててください」と彼に言われた事を思い出し、雨を避けて先に尾道に退避する事に決めました。


DSC06850


結局、私が尾道駅に到着したのは5時20分過ぎ、遅れてきたフンも6時前には尾道駅に辿り着きました。

こうして我々は、間一髪で東京行きの新幹線最終便に間に合いました。

しまなみ縦走を支えてくださった本州四国連絡高速道路株式会社、尾道市、今治市、瀬戸田中学校の皆さん、本当にありがとうございました。

しまなみ縦走に興味を持たれた方への注意

Contact Us