Garmin Oregon 600で計測した走行記録を (PCから) Stravaに反映する

Garmin Connectスマートフォンアプリと接続できないと書いたOregon 600ですが、パソコンにGarmin BaseCamp というソフトウェア経由で走行記録をアップロードすれば、Garmin Connectと自動的に同期される事が分かりました。
スマートフォンアプリのStravaをGarmin Connectと同期・連携する設定にしておけば、Garmin Edgeシリーズと同じように走行記録を反映する事ができます。




しかし、そのハードルがなかなか高いです。
もっとも簡単な方法は、パソコンで Garmin BaseCamp を起動した状態のまま、MiniUSBケーブルで Oregon 600 をパソコンに接続する事です。


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デバイスが認識された状態で、BaseCampプログラム上で端末からの転送機能を選択します。
すると、GPSデバイスを選択してくださいという内容のポップアップが表示されるので、端末の候補の中から Oregon 600 を選択し、読み込みたいデータの「トラック情報」にチェックを入れて、転送ボタンを押します。
転送に成功すると BaseCamp にトラック情報が反映されますので、このデータが選択されている状態で Garmin Connectにトラック情報を送信するとStravaにも自動的に連携されます。
遂にスマホアプリ特有の電池残量の悩みから解放されました ワ━(*゚∀゚人゚∀゚*)━ィ♪



しかし、一度、パソコンを経由する必要があるので、リアルタイム性はほとんどありません。
この辺りを重視したい人は、サイクリング用途に特化したEdgeを買ってくださいと言う事なのでしょうか。
Edgeやvívofitシリーズなら公式の Garmin Connect スマートフォンアプリを用いて、Bluetooth で簡単に接続できます。
使った事がないので分かりませんが、おそらく20秒もかからないでしょう。
Oregon 600もBluetoothの通信機能自体は搭載しているのですが、2016年4月現在、対応しているPCソフトウェアやスマートフォンアプリがありません


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かつて、iOS用に提供されていた Garmin BaseCamp Mobile というアプリとなら、無線でデータの送受信ができるようなのですが、現在はサービスが終了していてアプリ自体が入手不可能です。
参考:

せっかくBluetooth通信機能が搭載されているのに、対応しているソフトウェアがない為に使用できないとは何とも微妙な感じ。
個人的にはパソコンでのデータ管理は何の問題もありませんが、耐久性に難有りなMiniUSBケーブルは、できる限り使用したくありません。
microSDメモリカードを通じても、パソコンとGPS端末でのデータの転送は可能なようなのですが、これもバッテリーカバーの開け外しを伴います。
しかし、端末単体で見るならば、

  1. バッテリー消費は1日のライドなら十分
  2. 地図の読み込みの速度も常用できるレベルで問題なし、
  3. GPS精度は麹町や新宿ではイマイチですが奥多摩のような山岳地帯ではスマートフォンを凌駕する

など、完成度は非常に高いです。
何より、ヨーロッパ仕様なのに日本(海外)でも問題なく動作しているので、海外出張でも心強い味方になってくれるはず…
Stravaに同期するライド記録と日常での移動ログの両方を記録して、選択的に Garmin Connect に公開できると考えれば、手動アップロードも悪い事ばかりではありません。
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初めて Garmin Oregon 600 を買った直後に行った設定

(注意) 諸事情により海外版(おそらくスイス向け)を使用しています。
日本語化に関する情報はございませんので、該当情報をお求めの方は他のウェブサイトをご参照ください。
購入したばかりの Oregon 600 (以下、GPSデバイス) の初期設定が分かりにくかったので、個人的な備忘録として記述しています。予めご了承ください。

電池の設定

GPSデバイスの本体を起動したら、使用している電池を選択します。
設定しないとどのような悪影響があるのかは不明ですが、単三電池で稼働するeTrexやOregonでは必須のようです。
私はエネループを使用しているので、Precharged NiMH (ニッケル水素電池)を選択しています
追記:Precharged NiMHは機器内部の充電池を利用する設定のようです。単3のニッケル水素電池を利用する場合 NiMH を選択してください。


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これ以降は、しばらくパソコンでの作業となります。

ソフトウェア・アップデート

パソコンで公式サイトにアクセスし、 WebUpdater というソフトウェアをダウンロード、インストールしておきます(*1)。
インストールされたソフトウェアを立ち上げた状態で、Mini USBケーブルでGPSデバイスをパソコンに接続すれば、デバイスが認識されてソフトウェアのアップデートが始まります。
ここで用いるのはMicro USBケーブルではありません。Mini USBケーブルです。
(´-`).。oO(今時、何でこんなの使ってるんだろう。)
*1 Garmin Connect 利用に必要な Garmin Express でもソフトウェアアップデートは可能です。

地図情報

パソコンで microSDカード に “Garmin” というディレクトリ(フォルダ)を作成し、その直下に “*.img” という地図ファイルを保存しておきます。
このデータの保存されたmicroSDカードを、GPSデバイスのカードスロットに挿入して電源を入れると、起動時に地図の読み込みを行うか否かの選択肢が表示されます。


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何の地図も含まないデフォルトの状態

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OpenStreetMapの地図データを読み込みました。私にとってはこれで十分。


MapSource という地図製品をお持ちの場合、MapInstall というソフトウェアを用いて地図情報を導入できるようです。
Windows : MapInstall
http://www8.garmin.com/support/download_details.jsp?id=3291
Mac OS X: MapInstall and MapManager for the Mac
https://www8.garmin.com/support/download_details.jsp?id=3825




時刻設定

日付や時間の設定は衛星からの信号受信に成功すると自動的に設定されます。
設定を探しても時刻調整の項目が見つからないので焦りました。

Garmin Connect

スマートフォンのGarmin Connectアプリには、Oregon 6**系との自動連携機能はないようです。
せっかく Oregon 600 の本体が手元にあったので、eTrex Touchなどの機種を選択して接続を試みましたが、認識する様子はありませんでした。
私の場合、パソコンで管理するつもりだったので不都合はありませんが、スマートフォンとの連携を重視される方はお気をつけください。



Garmin Oregon 600 購入報告

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先日、購入した Garmin Oregon 600 が到着したので、郵便局に寄って回収してきました。
中華と思いきや、意外にも台湾製のようです。これは嬉しい驚き。
本体には各種言語の取扱説明書とケーブル、そしてカラビナーハーケンが付属します。


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この説明書とケーブルがイマイチ。ハーケンも台湾製なのは良し。

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形はスマホが普及する以前のヨーロッパの携帯電話にそっくりです。

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単三電池で動くために分厚いです。厚さは筆記用具どころか本の背表紙並み。

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本体は電池を除いて154g


使用前の設定については、こちらをご覧ください




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