ランニングに快適さを求めて・ウェアとポーチを調達

嫌だ嫌だと言いながら続けているランニングを少しでも快適にすべく、専用のウェアとポーチを新規調達しました。

きっかけとなったのは、背中のポケットに入れた鍵やGarminのGPS端末が、ジョギング中に跳ねて動き回るのに気がついた事。

ロードバイクのトレーニング向けにランニングを始めたという事情もあり、私がランを行う際の格好は、背中ポケット付きのサイクリングジャージ多目的のハーフパンツランニングシューズ と言った具合でした。

サイクリングジャージは発汗性と通気性が極めて良い上に、空気抵抗も少ないのでランニング用途に着回しても余り不都合はありません。

しかし、サドルバッグやツール缶などのバイクに固定するタイプの収納が使えないランニングでは、常にポケットに小銭入れやスマホ、鍵、身分証などを入れて携帯しなければなりません。

これがランニングを行う際、ポケットの中で暴れてジャラジャラと音を立てて揺れるのです。

その音はと言えば、前を走っているランナーに近づくと、ポケットの内容物の跳ねる音で振り返られるほど。とても走る事自体に集中できる環境ではありません。

そこで、いつもの adidas 直営店にて買い求めたのが、こちらのランニング専用ポーチ AP4374 です。

鍵や身分証などのポケットに入れて置きたくない貴重品をジッパーの中に収納できるという特徴があります。

これであれば、走っている最中に大きな音を立てて内容物が暴れる事がなくなるばかりか、それらを落とす心配をしなくても良くなります。




さらにこちらはドリンクボトル対応モデル。

ロードバイクではお馴染みの CAMELBAK Podium (710ml)がピタリと収まるドリンクホルダーも付属します。

何度かの試験走行の結果、私の場合、15km程度までのランニングではドリンクボトルを携帯する必要性は無い事が分かっていますが、将来的に走行距離が伸びた時の為にボトルホルダー付きモデルを選択しました。

さすがに長距離を想定しているだけあり、ボトルを差した状態でポーチのポケットの中に大柄な GARMIN Oregon 600 を入れる事が可能です。

ボトルを入れなければ、Oregon 600 に加えて、アクションカム HDR-AS200Vまで入ります。



まあ、肝心のスマホ Xperia Z5 だけは、縦に長すぎる という理由でギリギリ入らないのですが、iPhoneなどの小型モデルであれば問題なく収納できそうです。

この辺りは 2011年? という設計時期から比較して、スマホの大型化が顕著に進んだ事が関係しているのかもしれません。

商品タグに記載された 2011 の為か、この商品、セールでとても安く購入できました。この値段であれば、迷わず購入してしまって良いだろうという事で即決です。

セール品を3点まとめて購入すると20% OFFとなるため、試しにランニングウェアも見てみたところ、こちらもセール品1着あたり3000円から選択できると知って驚愕します。

上下合わせても約6000円。ロードバイクにおけるカーボンホイールの専用ブレーキシューの価格と変わりません。

確かにサイクリングジャージでも安いものはありますが、一流ブランド品を直営店でこの値段で購入できるという辺りにランニング(やサッカー)のユーザー数と adidas の底力を意識せざるを得ません。

これなら高価なサイクリングジャージを使いまわしで消耗させる必要もないと思えてきたので、ポーチに加えてウェア上下セットの合わせ買いでランニング専用品を一通り揃えました(キャップとアイウェアは自転車と共有)。

常用ホイールが無くなっているうちに価値観が大きく変わりそうなところが恐ろしいです。

ランニングトレーニング場開拓・戸山公園

ヒルクライム練習のために続けているランニングですが、長く続けるためにはなるべく手軽に練習を行う必要があります。

ロードバイクでもその他のスポーツでも、継続するための最大の障壁となるのは場所と時間です。近くに適切な練習場所がある事は何よりも重要です。

過去に競泳をやっていた私が泳ぐ事をやめたのも、転居により近くにスイミングプールがなくなった為です。

新たに自転車を始めた際も聖護院の自宅の直ぐ側に鴨川のサイクリングロードがありました。

残念ながら現在の住居である新宿区の南東部には、自転車に適した道がありません。

歩道を走れるランニングであれば、状況はまだマシなのですが、そもそもが歩行者が歩いていたり、信号に止められる都内の狭い公道を走る事が適切とも思えません。

ランニングに適した場所と言えば、それ専用に用意されたコースと言うことで、区内にある都立戸山公園を見学しに行きます。

公園は新宿区の北側に寄った位置にあります。

いくら区内とは言え、ここまで北に寄っていると自宅から距離にして約3km近くもあり、ランニングコースとして知られる皇居周回コース(隣の区)に行く場合と、時間的にほとんど変わらないのが悩ましいところです。

しかし、歩道を間借りせざるを得ない皇居周回コースとは異なり、専用コースが使えるというのであれば一見の価値はあるというもの。

新宿通りと明治通りを早歩きで通り過ぎ、徒歩で東側の入り口までやってきます。

実際に行かれてみると分かりますが、ジョギングコースとして確保されているスペースは、公園の外周を取り囲むように設置されています。

半分以上は遊歩道と並走する専用コースですが、一部は遊歩道などのスペースと共有となります。

ジョギングコースと遊歩道の違いは、前者が未舗装の土であるのに対して、遊歩道は舗装されている事です。ただし、共有スペース部分は舗装されています。




意識して見ないとそれと分からないので、歩行者がコース内に立ち入る事もありますが、気になるほどではありません。

私も過去、知らずにジョギングコース内を通過していた事がありますので、まあ、仕方がないかなと思えます。

本日、月曜の18時過ぎに訪れた際には、既に10数人ほどのランナーがコース内を走っていました。

「それでは」と他のランナーを追いかける形で、私もコース内に立ち入って、4周 (約5km) ほど走り込んできました。

園内の専用コースというだけあって、信号に止められる事もなく快適でしたが、走ってみると気になる事も幾つか見つかります。

まずトレーニングする上で問題となるのは、園内ではGPS端末の受信感度が悪く、正確な距離と移動速度が計測できない事です。

大きな建物の影に隠れるという立地的に致し方ないのかもしれません。

その影響もあり、樹木の生い茂る東側は昼間でも薄暗く、見通しもあまり良くありません。



樹木に近づく事は遠慮するようにロープに仕切られているのですが、そこに判読不能の外国語で独り言を言いながら、立ち入る外国人を何人も見かけました。

曲がりなりにも複数言語を話せると、意味は理解できなくてもポルトガル語や広東語など、イントネーションで話者の凡その母語が判別ができるようになるものですが、今日、見かけた外国人に関しては出身地すらも見当がつきません。

さすがに歌舞伎町と新大久保の真北に位置するだけあります。

加えて、公園の中央に差し掛かったところでは、ジョギングコースが新宿スポーツセンターという、公共施設の出入り口の目の前を横切ります。

普段はそれほど人がいないので問題はないのかもしれませんが、今日は Pokémon Go 配信から4日目 という事情もあってか、センターの入り口をスマホを握った大集団が占拠していました。

中に入るでもなく、営業時間を過ぎても立ち去る気配もなく、懸命にスマホ画面だけを見つめていたので間違いないでしょう。

まあ、公道で熱中するよりは、よっぽど結構な事だと思います。

むしろ、できる事ならジョギングコースを横切らないと出入りできないようにしたのは何故と、設置者の方に尋ねたいものです。

翻って良いところは、夕方を過ぎると街灯が点く事です。地味ですが夜間の練習には大切な事です。

専用コースがあるだけでなく、そのジョギングコースの真横にトイレと自販機もあり、公園を離れれば近くに飲食店も豊富にあります。

補給場所の数は、皇居の比ではありません。

練習コースとしてはアップダウンに乏しく、賛否両論ありそうですが、補給場所とトイレが近い事は良い練習場所の必要条件です。

いろいろとコースの特徴が見えてきたところで、また時間帯を変えて再度トレーニングに訪れたいと思います。

世間に2日遅れてポケモントレーナーになった

タイトルに反しますが、Pokémon Goについては記述しません。ゲーム内容について取り上げて説明できるほど、私自身がよく理解しておりません。
情報学研究科にいながらゲームに全く興味のなかった私が Pokémon Go を始めた理由は、拡張現実技術(AR)とGPS技術がゲームの根幹に取り入れられていた為です。
この2つは私の学生時代にやっていた研究内容と関連するところもあり、何時もならサインアップが面倒でスルーするところなのですが、どれどれとアカウントを新規開設してポケモントレーナーの仲間入りを果たす事になりました。

ナビゲーションやスポーツで幅広く用いられるGPSはともかく、ARがこれほど大々的に一般に浸透した事例は他に例が思い浮かばないので画期的であるとさえ思えます。
ARは現実の風景などの上に文字や画像などを重ねて表示する技術でして、私が知る限り、10年ほど前から研究者の間では建築現場や医療現場などでの応用を目指して改良が続けられてきました。
実用化された例としては、絵本の上にキャラクターを重ねて表示するものなどがありましたが、その中でも私が最も利便性を感じているのがミラーレスカメラにおける ピーキング機能 です。
この機能はミラーレスカメラを用いてマニュアルフォーカスを行う際に、現在、ピントがあっている場所に任意の色の表示をつけるものです。
これにより、撮影中の写真のピントがどこにあっているのか、誰にでもはっきりと分かるようになります。一度、ピーキング機能を使ってしまうと、一眼レフの光学ファインダーでマニュアルフォーカスをするのに違和感を覚えてしまうほどです。

このようなARの知識を少しばかり持ちながら、Pokémon Goを眺めてみると、マーカーもないのにきちんとポケモンが表示され、しかも、現実に存在するかの如く自然に 動いている事 に技術的な感動を覚えます。
正直、トサキントの動きを美しいと思う日が来るとは思いませんでした。
しかし、ゲームという視点で眺めてみると、ARを使う必要性がいまいち不明瞭なのが気になります。
現実世界でポケモンに遭遇して、モンスターボールを投げるという行為を疑似体験できるところに面白さがあると思うのですが、遭遇までにスマホ地図だけを見ながら歩き回らなければならないのが釈然としないのです。
せっかくARがあるのですから、歩き回るときも現実世界で前を見ていたい訳です。両手がスマホで塞がっているのも論外なので、いっそグラス型のARアイウェアがあれば、もっと面白いのになと思う訳です。

そうしたアイウェアがあれば、スポーツ分野でも積極的に使いたい。誰かが過去に走ったGPSログからコースのライン取りを表示したり、ルート上の他の競技者の位置を示したりできれば、マラソンなどはより面白くなると思うのですよ。
自動車のバックミラーをカメラで代用するという話が出ていますが、将来的にはアイウェアにもカメラを入れられないかという方向で進んでいけば良いなぁと思っております。
ポケモントレーナーとしては… 移動中は立ち止まらないので、いつまで経っても成長しないと思います。

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