Monthly Archives: May 2017

ポケットに収まる三脚 Manfrotto MP3-BK がとても良い

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写真を少し勉強してシャッタースピードや絞りを意識するようになると三脚が欲しくなります。

カメラを手で持つとブレるような夜景、雨や流水のような動きのある被写体、あるいはシャッターリモコンを用いた集合写真など、三脚が一つあると撮影表現の幅が大きく拡がります。

ところが高機能で安定した三脚ほど携帯性が悪く、携帯性を重視した三脚は耐荷重の点に不安があるものが多い事から、ミラーレス機で運用できて日常的に持ち歩ける丁度良いものを探すのはそれなりに大変です。

鞄を持たない派の私にはポケットに入るぐらいの大きさが望ましいので、折り畳み式の小型三脚でも大き過ぎると感じてしまいます。

そんな私が携帯性と耐荷重のバランスを考慮して使用しているのが Manfrotto MP3-BK です。



Manfrotto ミニ三脚 POCKET L ブラック MP3-BK


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薄いのでポケットにも収納できます

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重さは80gに満たない程度

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付けっ放しでも機動性が損なわれる事はありません


この三脚の良さは薄く、軽く、カメラに装着したまま運用できる事に加えて、レンズの重たいミラーレス機にも問題なく使用できる事です。

その肝心の最大荷重は何故かパッケージには書かれていないのですが、米国の Amazon.com には Supports up to 1. 7lbs (771g) という表記があります (1lbはおよそ450g) 。

日本の Amazon.co.jp を見ると 耐荷重: 1.5 kg と書いてありますので、いきなりカメラ1台分ぐらい数値が乖離しているのですが、メーカーによると カメラ本体でおよそ770g、レンズと合わせて1500gぐらいまで使用できるようです (どちらの表記も間違いではない様子)。

”Perfect for entry level DSLRs”と謳っているように入門用の軽量な一眼レフでの使用を想定しているようなので、レンズも本体も小さなミラーレスなら何も問題なさそうです。


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軽い単焦点レンズとミラーレスの組み合わせなら800gもありません


雲台というか台座の部分は金属製、脚の部分は樹脂製で耐久性はそれなりにありそうですが、こればかりは年単位で使用してみないと分かりません。




使用していて不便に感じるのは、カメラ本体に装着したままストラップでぶら下げていると、体とぶつかって向きがずれる場合がある事です。

他の三脚同様に適当なコインを使ってネジを緩めてから、向きを修正してあげないと製品寿命が短くなりそうに見えます。


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どうでも良い事ですが2つのダイアルはそれぞれ製造年と月を指します


これ一つで何でもできる訳ではありませんが、ミラーレス機で運用することを考えると私の知識の及ぶ限り現状では唯一の選択肢ですので、とても重宝しています。

液晶画面のチルトやバリアングル機能と合わせると本当に使いやすいです。

川越はサイクリングロード至近の観光地

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自転車で気持ちよく走ることを意識していると、自然と車や人通りの多いところを避けて、ダムや峠のあるところを目指すようになります。

危険な追い越しや急停止の回数をなるべく減らして、快適に走り続ける事がそもそもの目的ですが、山間部の綺麗な水や空気、非日常的な緑と青の景色、ヒルクライムの達成感を知ってしまうと、次第に山の中を走り抜ける事が病みつきになってしまいます。

反対に最も目的地として縁がなくなっていくのが (山間部の避暑地や温泉街を除いた) 観光地です。

唯でさえ人が多く集まる上に、(地形的な理由や旧い街並みを保全しているために) 一般的に道が狭小で、駐車場から溢れ出た自家用車の渋滞が常態化しているところも少なくありません。

東京都内の市街地と同様に、真っ先に走行経路から除外したくなるところがほとんどです。

そんな観光地、しかも道の入り組んだ城下町でありながら、例外的に自転車でも行きやすい場所が小江戸の愛称で知られる川越です。

行きやすいどころか、サイクリングロードを走っている間に自然に到着してしまうのですから驚きです。


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荒川サイクリングロードを北上し、大宮付近の河岸工事を避けて左岸から右岸に渡ると、いつの間にか入間川サイクリングロードに迷い込んでしまうものです。

その入間川サイクリングロードの入り口に立って、周辺の案内図を確認すると2つの事に気がつきます。

1つは知らないうちに川越市に既に到達している事、そして、もう1つは川越の伝統的建造物群保存地区の近くまでサイクリングロードを経由して辿り着ける事です。

荒川と入間川の分岐点辺りは歩行者も自転車も通行人は疎らなので、上述のように危険と混雑を避ける目的で通行を忌避する必要性もありません。

せっかく辿り着いたのであれば、機会を利用して川越の街を訪れて見るのも一興です。


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サイクリングロードで市街地の端まで近づいたら、自転車を降りて押し歩きで街中へと入ります。

街中に入って直ぐに気がつくのは、伝統的な木造と近代 (≠現代) 建築の入り混じる独特の景観です。

京都よりも会津若松を彷彿とさせますが、その面積も密度も立派です。

歯抜けのように駐車場に変わる事ない様から、街自体を保全しようと努めている川越市民の不断の努力が伝わってくるようです。

有名な観光地でも、寺社の門前町を除いて普通の市街地となってしまっているところも多いので、市街地そのものが往時のままに保全されている事に新鮮な驚きを感じます。




メインストリートと思わしき通り (大正浪漫夢通り) を南から北に抜けると仲町観光案内所が見えてきます。

どうやら保存地区、ヨーロッパで言うところの旧市街の中心地は、さらにその先にあるようです。


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北に進んで到着した木造建築の密集する商店街で河越抹茶のジェラートを頂きます。

伊藤園の『狭山茶』で知った事ですが、特産品の狭山茶は川越藩に由来するものらしいです。

この人通りの多い商店街ですが、残念ながら歩行者と同様に車の通りが多く、保存地区であるためか歩道もほとんどありません。

こういうところこそ、月に数回、週末の昼間だけでも良いので、車両進入禁止の歩行者天国とした方が良いと思われるのですが、実現していないところを見ると、それによる不都合の方が大きいのかもしれません。

初めて訪れた川越ですが、質も量も想像以上で散歩するのに楽しいところでした。

クロスバイクでも都内から十分に往復できる距離なので、自転車で訪れて駐輪場を利用し、博物館や商店街をじっくりと見物してまわるのも良いかもしれません。