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6 min read Updated Sep 22, 2026

晩秋の鶴峠に凍える

紅葉も終わり掛けの奥多摩の山々を訪れました。 本当は先週末に行くつもりだったのですが、自宅から40km地点でホイールが壊れてしまったので仕切り直しです。 ところが前日になっても冬用のグローブが見つからず、夜中まで捜し続けて2時間弱しか睡眠時間を取れなくなります。 意地で見つけたグローブをはめて、眠い目を擦りながら夜明けとともに到着した大田区の多摩川河畔では温度計は摂氏3度を指していました。 止まっていても低い温度計の数値は走り出すと更に下がります。 川崎市を超えて府中市に入る辺りで日は昇りますが、温度計は -0.7 度を指したまま一向に上昇しません。 都心では観られない河原の霜に少しばかり不安を覚えながら一直線に八王子を目指します。八王子に近づくに連れて徐々に霜の割合が増えてきますが、気にせず歩を進めます。 そのまま多摩地区を通り抜けて大垂水峠に入ると、標高は一気に上がり、反対に気温はますます下がってきます。 湿度と時間帯のためか大垂水峠からは富士山がくっきりと見えましたが、残念ながら紅葉の見頃は過ぎ去っているので周囲の景色は少しばかり物寂しく感じられます。

和田峠には進まず上野原方面に進むと2連続でカントリークラブの坂が不意打ちのごとく現れます。 名もない坂でありながら標高差は 140m ほどあり、斜度も厳しいので地味に大変です。 上り終えるとゴルフ場越しに富士山の展望が楽しめます。 ゴルフ場を過ぎた先の下り坂にはグレーチングとトンネルがあるので要注意です。 棡原 (ゆずりはら) トンネルと呼ばれるトンネルで、狭くて長い上に照明不足で路面状況がほとんど見えなくなります。 勾配もあって速度も上がるので事前に前照灯の準備をしていないと危険です。 下りきった先には甲武トンネル・檜原村方面と鶴峠・小菅村方面への分岐点があります。 鶴峠方面に向かうと直後に田和峠という厳しい峠が待ち受けます。 高山のそびえる山梨県においては標高こそ低いものの、斜度計が 10% を超える数値を頻繁に示す油断ならない峠です。 急勾配に思いのほか消耗してしまったと感じていたところ、その後の鶴峠で指先や足に全く力が入らなくなってしまいました。 どうやらハンガーノック状態に陥っていたらしく、同行のたんげさんに羊羹を頂いて何とか事なきを得ました。 そう言えば大垂水峠の相模湖側から先、藤野駅から鶴峠まではコンビニすら一件もありませんでした。鶴峠に至るまでにも何処かしらの峠を超える事になるので、奥多摩に向かうとき以上に補給には気をつけた方が良いかもしれません。 満身創痍で鶴峠を越えたら少し早めの昼食をとります。 道の駅が混雑していてピザが焼けるまでに時間がかかってしまいましたが、りんごジュースの飲み放題とサラダの食べ放題で気力と体力を回復させます。 そして、午後はそのまま奥多摩湖へ。東京都に戻ってきました。 奥多摩に来たら周遊道路は欠かせません。 小河内ダムを横目に喜んで上り始めるものの、ハンガーノックの後遺症と寒さで脚が回りません。 午後一でようやく辿り着いた風張峠では、備え付けの気温計が摂氏3度を指しています。 今日は夜明け前から、こんな気温がずっと続きます。 手が悴んで震えるので都民の森で暖をとり、日が傾く前に帰路を急ぎます。 秋川から八王子を超え、多摩川を抜けて五反田で山手線を通り抜け、ようやく帰宅した頃には完全に日も暮れていました。 総獲得標高は約 2,800m なのは良いとして、なぜ近場の峠に行って帰ってくるだけで 240km も走らなければいけないのかを考えると、急に今まで感じていなかった疲れが出てきます。 一日を通しての平均気温は摂氏4度。 取り敢えず、寒くて凍えた反省を活かして寝落ちする前に MIZUNO ブレスサーモ と スポーツようかん 、そして PEARL IZUMI ウィンドブレーク サーモ グローブ を買い物カゴに放り込みました。

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