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2分 更新: 2026/09/22

南国の夜は暑く妖しく

今年に入って6回目だか7回目の海外出張で、今度はベトナムに来ています。 私がベトナムを訪れるのは3年ぶりの2回目で、前回は友人の実家である大理石の豪邸に泊まりましたが、今回は Hoan Kiem の一流ホテルに泊まります。 ベトナムでホテルに泊まるのは実はこれが初めて。元より海外育ちだった事に加えて、工学系大学(院)生特有の学会発表生活で訪れた国の数は30前後になりますが、指定された場合を除いては友人の家に招かれてばかりなので、ホテルや観光事情には疎いのが私です。 観光事情に疎い事に加えて、新鮮さを欠いた2度目の訪問に、湿気を多分に含んだ南国特有の白い空、散策意欲を減退させる籠もるような熱気に、目的地も味気のない高層ビルだらけの新興業務地区という具合に、今回の出張は撮影趣味の面からは極端に期待度が薄いものでした。

ところが、そんな白と緑のハノイの光景も夜になると一変します。 自然と人工物とが融合した Hundertwasser の世界のような街並みが妖しく彩られ、昼間とはまるで別の場所に来たような感覚に陥ります。 服の内に籠もる熱気も失せて、30度ぐらいの気温の暖かさが心地よく感じられます。 思えば、容赦のない強烈な日差しやむせ上がるほどの熱気、突然の激しいスコールといったベトナムの気候の厳しさばかりを見てきた私にとって、その穏やかな面に触れたのは初めてかもしれません。

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