梅雨入り後の貴重な週末の快晴と言うことで、体調不良を押して檜原村の都民の森まで行ってきました。
先々週のヤビツ峠再訪問以来、出張と高熱で全く自転車に乗れていなかったので、約2週間ぶりのライドです。
まるまる2週間も練習を怠った事による体の鈍り、咄嗟の判断力の低下、寝不足、いろいろなものを痛感したおかげで、コースよりもコンディションを再発見する為のライドとなりました。
家を出たのは早朝5時前後。例によって明け方まで寝付けなかったので、1時間ほど早く出ても良かったのですが、都民の森を含む奥多摩周遊道路は夜間通行規制があるため、早く着きすぎても仕方ありません。
夏季なら檜原村に朝8時ぐらいに到着するぐらいが丁度良いのです。
出発して直ぐに早朝の靖国通や方南通を走る車の無法ぶりに驚愕。
ウィンカーなしの急な左折、対向車線を逆走してからのバックでの車庫入れと言った眼前で繰り広げられる数多の危険運転に危機感を抱きながら、五日市街道を経由して檜原街道に入ります。
この道は以前に福生から新宿まで帰る際に自転車で通った事がありましたが、反対方向に向かう際に通るのは実は今回が初めて。
奥多摩へのアクセスとしては、甲州街道よりも車も信号ストップも少なめなのは良いですが、井の頭公園を過ぎるまでは車の危険行為が目につくのがルートとしてマイナスです。
都内では珍しく踏み切り越えも多々あります。
檜原村に到着した時点での疲れ具合はまずまず。
日中は29℃まで上がった気温は、この時点でも既に高く、早朝の陽射しからジリジリとした熱気を感じます。
いつもと異なるのは、自転車乗りが少なく自動二輪車が目立つ事です。
翌日のMt.富士ヒルクライム大会に向けて、皆、会場方面に出かけているのでしょうか。
暑くなりそうですが、檜原のヒルクライムコースは直射日光を防げる区間も多いので、大丈夫だろうと判断。
問題は体調の方で、体力の落ち込みに加えて、大きく息を吸い込むと少し喉が痛みます。
10日ほど前から職場で四六時中、くしゃみや咳を浴びせられ続けた結果、月曜日(6日前)には38℃超の熱が出て、1週間かけてようやく完治の診断を得たばかりというのが今の私の現状。
日常生活は問題ありませんが、ヒルクライムのような激しい運動では若干、苦しいです。
本格的な登りでは体が持たないので、時坂峠と悩んだ挙句、急勾配もなく、適度に負荷の掛けられる檜原街道・都民の森でリハビリ走を行うことにしました。
走ってみると予想していた気管支の問題よりも、むしろ、2週間分のブランクによる筋力と体力の低下が大きく、継続してうまくペダルを回せません。
少し回して、脚を休めてを繰り返し、旧料金所(奥多摩周遊道路)以降のラスト9%勾配区間では体幹を揺らさない事だけを考えて、脱力しながら低速でひたすらペダルの回転を維持しました。
その結果、村役場から都民の森まで1時間30分という、かつてないほどのスローペースで登頂。
奥多摩周遊道路の登りで次々と抜かれたり、風張峠に行くのを断念するなど、私自身にとっていろいろと衝撃的なライドとなりました。
本当に速い人には、上川乗や旧料金所に辿り着くまでに早々に抜かれて千切れてしまうので、周遊道路に入ってから都民の森に至るまでの短い区間で、個々の後続に追いつかれて次々と抜かされるという事は普段は余りありません。
体力的に厳しいので、今日は風張峠には向かわず、素直に下山して昼食をとります。
以前から気になっていた檜原村役場そばの たちばな家 さんで焼肉定食です。
ラーメン屋だと思って門をくぐったところ、普通の定食屋でさっぱりとした塩の味付けとご飯がとても美味しいのが印象的でした。
帰り際に村役場によって、檜原村で育った烏骨鶏のたまごを使った 東京うこッキー をお土産に買って帰ります。
あれ… そういえば、何をしに来たんだっけ。