2020年代のロードバイクを象徴する存在といえば、間違いなくチューブレスレディ (TLR) タイヤや TPU チューブは候補に上がるでしょう。
完組ホイールの普及、カーボン素材を用いたエアロフレームと来て、現在のトレンドは太くて、乗り心地の良いタイヤとそれを支える軽量な空気保持機構です。
ここ2、3年ぐらいで伝統的なチューブラータイヤやブチルチューブを目にする機会は急速に減少しました。
自分で使ってみると分かるのですが、軽量性や携帯性では全く勝負になりません。
一般的なサドルバッグに収めることがギリギリ困難なチューブラータイヤはもちろん、幅 28mm 以上の太さのタイヤに対応したインナーチューブもそれなりに大きくて重たいので、予備チューブを携行するにしても2本が良いところです。
それを TPU チューブに変えるだけで、体積と質量を半分以下に抑えながら携行数を2倍以上に増やすことが可能となります。
さらにチューブレスレディタイヤを常用していれば、パンクのリスク自体を減らすことも可能です。