Mariage Frères – Breakfast Earl Grey

最近、夢中になってしまった紅茶です。

普通のEARL GREYとは異なり、かなり細かく茶葉が細粉されています。

朝食用と銘打っているだけあって香りも味もとても強く、牛乳で割って飲むことを前提としている感があります。

細粉されていないダージリン茶葉を用いた Impérial の方も良いですが、私は リトルピッチャー に入れて無糖のアイスティーにして飲むほうが好きなので BREAKFAST ブレンドの方が好みです。




冷やしても十分に香りが強く、口に含むとフルーツティーのような酸味が広がります。

その強烈な味わいを生乳で丸めて飲むのが本当に美味しいので、これだけで幸せになれます。

Mariage Frères は紅茶を飲む時間に強い拘りがあるらしく、朝や午後など時間帯に応じた種類の茶葉を幾つも提案しています。

また専門店の中でも珍しく、淹れる際の温度や抽出時間について指定がある事に感心しました。

私などは朝から夜まで1日中 (紅茶・緑茶に関わらず) お茶ばかり飲んでいるので煎れ方も茶葉の選定も自前になってしまいますが。

ハードディスクのUSB端子が壊れたのでSATAケーブルでデータ救出

数百台規模のハードディスクを用いてデータベースRAIDを組んでいるとハードディスクが如何に壊れやすいものであるかを痛感するわけですが、常時稼働させていないディスクであっても予期せぬ故障は起こりえます。

ケーブルを接続するための Mini/Micro USB Port もそんな部位の一つで、脱着を繰り返すことにより物理的に破損してしまう事があります。

つまり外付けのポータブル・ハードディスクのケーブルを抜き差ししていたら端子が外れた訳です。

この場合、内部のディスクまで破損していないのであれば、ケーブルを差し替えることで内部のデータを救出できる可能性があります。

ポータブルHDDの外装はトルクスネジと呼ばれる特殊な星型のネジで留められている事が通常です。

しかし、特殊なネジを使っているからといって、特殊な構造をしている訳ではありません。

マイクロヘックスローブレンチセット の様な専用工具を用いれば、普通のネジを回すのと同じ要領で分解する事が可能です。

外装を外すと衝撃吸収用の緩衝材(ゴム)で固定されたハードディスクがそのまま出てきます。

初めて見る場合には、まるで豪華な外装のクォーツ時計を分解した時のように驚かれるかもしれません。

私も初めて分解した際には唖然としたものです。




ハードディスク本体を引き出す事に成功しましたら、本体表面に貼られたステッカー情報を注視して接続インターフェース規格や使用電圧、電流等の重要な情報をすべて確認します。

今回、私が壊した このモデルでは SERIAL ATA 規格の 5V 0.6A となっていたので Cyberplugs SATA-USB 3.0 変換アダプタ というケーブルを用意しました。

Mini/Micro USB Port に対応するための接続部品を外してハードディスク本体の接続インターフェースを剥き出しにするとケーブルを接続できます。

この接続端子に直にケーブルを差し込んでパソコンのUSBポートまで繋げてしまおうという趣旨を持つ部品がSATA-USB変換アダプタという訳です。

今回は特にハードディスク本体に異常はなかったので、破損したMini USB Portを取り外して変換アダプタに差し替える事で難なくデータを救出する事に成功しました。

ディスク内部まで破損してしまうと必ずしも復旧できる保証はありませんが、この程度であれば知識と工具さえあれば何とかなるものです。

OpenProホイール完全復活

西日本の某所に修理に出していた常用ホイールこと OpenProホイール ですが、修理が完了し遂に私の手元に返ってきました。修理前には真円を維持できなくなっていたリムですが、検証の結果、使用できないほど深刻に歪んでいる訳ではないので、現時点ではまだ交換の必要性は低いとの事。

スポークテンションが非常に高いまま横振れを取ろうとすると簡単に縦振れが出るので、テンションを維持したまま調整を行いたいのであれば一度分解してから再度スポークを張りなおす事が正解だという貴重なご意見を賜りました。

これはいよいよホイール組みについて習熟せねばと考えていたところ、近所で調整をお願いできるショップを作ってくださいという極めて妥当かつ真っ当な批判を頂きました。

自分で触るなとも (苦笑)

過去に何度か書いている事ですが、私が試行錯誤を繰り返しているのは馴染みのショップに通う事が不可能になった為であり、任せられるのであればそれに越した事はないだけに難しいところです。なお通う事が不可能になった理由は単純に京都から東京へと転居した為です。


メンテナンスを怠る方がかえって危険なので、あくまで自己責任と承知しつつ戻ってきたホイールの状態点検を行います。

タイヤを履かせる前に行わければならない点検作業は、各スポークのテンションとニップルの緩み、横振れ、縦振れ、そして傷んだスポークやリムのひび割れなどがない事の確認です。

実際に振れ取り台に乗せて見てみるとプロが組んだホイールや完組ファクトリーホイールであっても1mm以下の横振れがあったり、リムも完全な真円にはならない事が分かりますが、どの程度であればホイールとして許容され得るのか具体的に見て取れるので勉強になります。

縦振れはある程度まではタイヤが吸収してくれるので横振れほど神経質にならなくても良いという意見もありますが、縦振れによる上下の振動は直に乗り心地に影響を与えるので少ないに越した事はありません。

直感的に理解しやすい横振れの取り方とは異なり、ホイール全体の形状を意識しなければ解決できないのも縦の振れ取りの難しいところです。

こうしたホイール組みのコツに習熟するまでは自分で触るなという馴染みのショップ店長の意見に従い、実際に使用する全ホイールの調整はプロに任せて自らはホイール組み練習用の部品で修行を積む目論見です。