サイクリストの聖地・しまなみ海道を渡る 3

しまなみ縦走に興味を持たれた方への注意


出発時からトラブルを多発させ、前回ではしまなみ縦走をDNFしかかっていたフンですが、なんと合流した時には9つのチェックポイントを周り終え、既にスタンプラリーを完走していました。


Shimanami
フンの完走記念通知はがき


当初からの鈍行ぶり、完走への執着の無さ、前日の失踪騒ぎによる体力消耗を考えると信じられない快挙です。

つい3時間前まで「電車で帰る方法はないですか」「僕、この島から船で行きますので、港で待ち合わせしましょう」と言っていた彼が、フェリーに乗れなかった事で覚悟を決めました。

その後、二人で生口島を超え、因島を超え、とうとう、尾道駅の対岸、向島の手前に来たところで、雨が降り始めました。

前回、きっちりフラグを立てていた通り、この日の瀬戸内海地方は夕方4時過ぎから雨天の予報。

フンの完走を喜んでいる暇もなく先を目指さなければならないのには理由があったのです。

もう一つの大きな理由、東京への新幹線の終電時刻からフンを応援してきた私は、ここで「うるさいから先に言って待っててください」と彼に言われた事を思い出し、雨を避けて先に尾道に退避する事に決めました。


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結局、私が尾道駅に到着したのは5時20分過ぎ、遅れてきたフンも6時前には尾道駅に辿り着きました。

こうして我々は、間一髪で東京行きの新幹線最終便に間に合いました。

しまなみ縦走を支えてくださった本州四国連絡高速道路株式会社、尾道市、今治市、瀬戸田中学校の皆さん、本当にありがとうございました。

しまなみ縦走に興味を持たれた方への注意

陣馬高原ライド125km・ちょっと和田峠に登ってきた

陣馬街道の田園風景を堪能したら和田峠に登ります。

この和田峠ですが、傾斜のきつい長い坂を登りきったら、ヘアピンカーブが待ち受けていると言った具合で、頂上まで休む間もなく登り坂が続きます。


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山林は美しいのですが、展望は良くありません。


旧街道をそのまま舗装路にしたイメージで、道は狭く、うねっています。

舗装が綺麗なので走りにくいと言うことは全くありませんが、稀に落石があるので注意が必要です。

片側を山林、もう片側を崖が塞いでくれるので、風は気になりませんが鳥類や昆虫が目の前を掠めていく事はあります。

幸い百草園のように前輪が浮くような傾斜のおかしい坂はありませんでした。


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ヘアピンカーブが短い間隔で重なります

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もう何処を走っているのでしょうね

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美しいのはいいのですが…

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カーブがきつく…

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傾斜もきつめで長め…

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途中で止まると落車します


ウィギギギギ….と奇声を発しながら、顔を顰めてシッティングで何とか登頂しました。

途中で一緒に登られていた方へ、見苦しいものをお見せして誠にすみませんでした。

百草園の時でも思ったのですが、私はまともにダンシングをしたことがありません。


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こんなものを背負って登坂するのがいけないのかもしれませんが…


和田峠のように傾斜のきつい坂が連続する場合、シッティングでトルクをかけながら踏みつける登り方では対処できない時が来ます。

ダンシングで勢いをつけながら登らないと、どうしようも無い坂というのがあるのです。

しかし、ビンディングペダルをつけたままダンシングするのは非常に恐ろしく、傾斜に負けてペダルを回せなくなると即座に落車して転倒します。

和田峠の場合、きつい坂が絶え間なく連続するので、頂上に辿り着くまでに体力が尽きてペダルが回せなくなる可能性も大きく上がります。

ここまで来て、ふと思ったのですが、そう言えば、今日も途中のどこかで補給するのを忘れました。

新宿から不眠不休で約60km。力が入らない訳ですね。


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坂が絵的には面白いのですが
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頂上まで来ても展望は良くなりません


「頂上は2km先」という趣旨の看板を見てからが異様に長い峠でした。

さて、新宿に帰ります。

陣馬高原ライド125km・ちょっと和田峠まで行ってきた

ロードバイクで新宿追分を出発し、百草園に寄り道しつつ、高尾にやってきました。

東京霊園を抜けて川原宿交差点から陣馬街道に入ると、交通量も少なくなり、田園風景が広がって楽しくなってきました。


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夕やけ小やけふれあいの里

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ミツバチや蝶、鳥などが至近距離を掠めていきました。

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北浅川の清流。川底まで見渡せます。


ロードバイクの楽しさは、こういうところに来ないと実感できないような気がします。

美しい光景を自分一人で独占しながら好きなペースで自由に走るのは何よりも楽しいです。

都心部で通勤の為だけに使っているのは余りにも勿体無い。

私が山にばかり行く理由がそれです。


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多摩森林科学園の桜


都民の森は檜原村の幹線道路らしく、片側1車線の広めの道路が奥多摩周遊道路まで続いています。

和田峠の方は、入り口まで来ると如何にも旧街道然とした狭く、うねった道になります。

車が通る為ではなく、人が歩くための道ですね。


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上恩方町の集落


さて、次はいよいよ和田峠に登ります