前回の記事で暴落時に慌てて株や債券を手放さなくても良いのではないかと書きましたが、個人的にはまもなく米国は景気後退期に入ると思っています。
各企業のEPSは下がることが予想できますので、月単位の推移としては株価は下落方向に向かうと思われます。
前記事でも述べましたが、株価はEPSの増減に影響を受けるので、EPSが大幅に減少すると思われるのであれば早めに売却してしまうことが最適ですし、横ばいまたは上昇が見込まれるのであれば放っておいて構いません。
おそらく兆候が見えてくるのは5月から6月あたりです。
というのも、米国の情報通信業界は今年の2月あたりから既に新規投資を控え始めているからです。
Microsoft has dropped some AI data center leases, TD Cowen says https://t.co/xpyb366moI via @business
— Yahoo Finance (@YahooFinance) February 24, 2025
その影響が顕在化してくるのが3か月から4か月後と見込んでいます。原因はもちろん関税ではなくてAIバブルの終焉です。
現在の米国経済を牽引しているのは世界的に圧倒的な競争力を持っている情報サービス産業ですので、この分野の成長鈍化は米国経済そのものの停滞に繋がる可能性が高いと見ています。
