世間に2日遅れてポケモントレーナーになった

タイトルに反しますが、Pokémon Goについては記述しません。ゲーム内容について取り上げて説明できるほど、私自身がよく理解しておりません。

情報学研究科にいながらゲームに全く興味のなかった私が Pokémon Go を始めた理由は、拡張現実技術(AR)とGPS技術がゲームの根幹に取り入れられていた為です。

この2つは私の学生時代にやっていた研究内容と関連するところもあり、何時もならサインアップが面倒でスルーするところなのですが、どれどれとアカウントを新規開設してポケモントレーナーの仲間入りを果たす事になりました。

ナビゲーションやスポーツで幅広く用いられるGPSはともかく、ARがこれほど大々的に一般に浸透した事例は他に例が思い浮かばないので画期的であるとさえ思えます。

ARは現実の風景などの上に文字や画像などを重ねて表示する技術でして、私が知る限り、10年ほど前から研究者の間では建築現場や医療現場などでの応用を目指して改良が続けられてきました。

実用化された例としては、絵本の上にキャラクターを重ねて表示するものなどがありましたが、その中でも私が最も利便性を感じているのがミラーレスカメラにおける ピーキング機能 です。

この機能はミラーレスカメラを用いてマニュアルフォーカスを行う際に、現在、ピントがあっている場所に任意の色の表示をつけるものです。

これにより、撮影中の写真のピントがどこにあっているのか、誰にでもはっきりと分かるようになります。一度、ピーキング機能を使ってしまうと、一眼レフの光学ファインダーでマニュアルフォーカスをするのに違和感を覚えてしまうほどです。

このようなARの知識を少しばかり持ちながら、Pokémon Goを眺めてみると、マーカーもないのにきちんとポケモンが表示され、しかも、現実に存在するかの如く自然に 動いている事 に技術的な感動を覚えます。

正直、トサキントの動きを美しいと思う日が来るとは思いませんでした。

しかし、ゲームという視点で眺めてみると、ARを使う必要性がいまいち不明瞭なのが気になります。

現実世界でポケモンに遭遇して、モンスターボールを投げるという行為を疑似体験できるところに面白さがあると思うのですが、遭遇までにスマホ地図だけを見ながら歩き回らなければならないのが釈然としないのです。

せっかくARがあるのですから、歩き回るときも現実世界で前を見ていたい訳です。両手がスマホで塞がっているのも論外なので、いっそグラス型のARアイウェアがあれば、もっと面白いのになと思う訳です。

そうしたアイウェアがあれば、スポーツ分野でも積極的に使いたい。誰かが過去に走ったGPSログからコースのライン取りを表示したり、ルート上の他の競技者の位置を示したりできれば、マラソンなどはより面白くなると思うのですよ。

自動車のバックミラーをカメラで代用するという話が出ていますが、将来的にはアイウェアにもカメラを入れられないかという方向で進んでいけば良いなぁと思っております。

ポケモントレーナーとしては… 移動中は立ち止まらないので、いつまで経っても成長しないと思います。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *