海峡を越えて

英彦山でのヒルクライムレースを終えたみかんさんと私は、雨の中の閉会式を待たずに九州自動車道を北上します。

目指すは関門海峡、そしてみかんさんの地元である山口県です。

偶然にも道中の和布刈パーキングエリアに立ち寄った事で、PA内の展望台の上から関門海峡を一望する事になります。

関門海峡(左岸が門司・右岸が下関)

下関と北九州の特産品に加えて九州の名物料理の売店がある辺りが地域柄を反映していて興味深いところです。



しばしの休憩を終えて本線に戻ると直に関門橋に入り間もなく本州に至ります。

海峡を越える瞬間は本当に短いのでレイボーブリッジを越えて東京湾の埋め立て地に向かう際と似た様な印象がありますが、徒歩や新幹線では拝めない景色が眺められるので一度は車で訪れる価値がありそうです。

九州道の門司から中国道の下関に入ると景色が大きく変化します。

九州道は企救半島の山間部を通るので両側を高い山に囲まれて、まるで中央道を長野に向かって走っているかのような気分になりますが、中国道では遠くに連なる山々と朱色の瓦屋根の民家が山口県西部である事を感じさせます。

この独特の朱色の瓦屋根とオレンジ色のガードレールは山口県に特有のものです。



程なくして宇部に到着した後はホテルに荷物を預けて地元で評判の焼肉料理店に訪れます。

山口県の名産品は夏みかんらしいですが、この料理店で出されたファジーネーブル(オレンジの一種)のカクテルも非常に美味だったので、飲酒しない私にしては珍しく何杯も飲んでしまいました。

明日はいよいよ東京への帰りとなります。

飛行機は夕方の便なので、その前に訪れたいところがあるのですが天気予報は生憎の雨。過去に「晴れ属性」と名誉なニックネームを頂戴した幸運を信じつつホテルへと戻ります。

続く

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