開通直後の渋峠で雪の壁を見る

冬季の積雪で閉ざされていた志賀高原道路が開通されたと聞いたので訪れてきました。

渋峠には一度も訪れた事がなく、群馬県や長野県にも土地勘がなかったので、東麓の草津温泉まで高速バスで輪行して白根山側を登りました。

よく耳にするロープウェイや殺生河原の硫化水素発生地はこちらにあります。




遠くの山を見下ろしながら、上へ、上へとどこまでも進んで行きそうな道に快感と僅かばかりの恐ろしさを感じる山道です。




恐ろしさの正体は、どこまで行ってしまうのか分からない、未知の領域に足を踏み入れている感覚です。

ロープウェイの駅を越えて、しばしのダウンヒルを経ると横手山に入ります。

白根山が果てしなく上へと登っていくような景色なのに対して、横手山の方は既に空の上にいるような感覚です。





個人的には雄大なこちら側の景色の方が好きになりました。

中央分水嶺を越え、雪の壁を越えると唐突に日本国道最高地点の碑が見えてきます (碑の画像はこちら) 。

東京都の公道最高地点である風張峠でも思った事ですが、ネットでは有名な記念碑も実際に訪れてみると駐車場の傍に申し訳程度に置いてある事が多いですね。



それに対して景色に負けないぐらい存在感を放っているのが、長野県と群馬県の境界に位置する渋峠ホテルです。

晴れていれば景色は最高なのに加えて、峠のパンがとにかく美味しい、建物の雰囲気が良い、可愛い生き物もいっぱいと車でデートに訪れても良さそうな場所です。



今しか見れない景色があるという事で訪れた渋峠でしたが、訪れることを決めて本当に良かったと思います。

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