都内道路最高地点・都民の森から風張峠に登る

念願叶って、ようやく都民の森に行くことができました。


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早朝に見た奥多摩の天気予報は曇り。湿度は高いものの、日中の降水確率は20%以下。一方、新宿区内の天気は晴れ、きれいな青空が広がっていました。

いつもなら急な来客があるものですが、今週末は今朝になっても珍しく急用も入ってなかったので、伸び伸びとした気分でサイクリングに出かけました。

先週の失敗から今週は歌舞伎町まで自走して西武新宿駅から拝島駅まで輪行する事に決めました。

一般的にはJRの武蔵五日市駅まで輪行するようですが、私にとっては、そこに向かう際に最寄駅となる新宿駅がとても輪行しづらいので、その選択肢はあり得ません。

西武線は運賃も安い上に拝島駅までの運行本数も多く、また何より始発駅の利用者が少ないので、曜日や時間帯を選べば鉄道会社や他の乗客の邪魔にならなくて済みます。

都道7号線・拝島駅から武蔵五日市駅まで

来た事がないので、どんな所だろうと想像していましたが、普通の多摩地区でした。

三鷹や調布の東八道路や青梅街道をそのまま延長してきた感じで、舗装もきれいで、ロードサイド店も多く、信号によく止められます。

路上駐車こそそれほど多くありませんが、ここも車が多く、走りやすくはありません。

武蔵五日市駅を過ぎると車の数も減り、非常に走りやすくなるので、ここまで輪行でくる人の気持ちがよく分かりました。


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檜原街道・武蔵五日市駅から橘橋(檜原村役場)まで

五日市付近はまだまだ郊外の趣がありますが、檜原村との境界付近になると辺り一面、森林が広がります。

雰囲気はまるで箱根の登山道。初めて訪れる檜原村と相まってテンション上がりまくりでした。

檜原村役場はオシャレで、この辺りの集落はスキー場や温泉街の入口のような雰囲気がありました。はしゃぎすぎて止まる気がしなかったので、カフェせせらぎには立ち寄ってません。

橘橋(檜原村役場)から上川乗まで 

この区間が最高でした。檜原街道に並行して流れる秋川渓谷が美しく、川の流れる音が耳に心地良く、日差しも暖かいと離れるのが名残惜しいほどでした。実走時間計測の為に全力で通り過ぎましたが。

上川乗から人里まで 

この辺りはアップダウンが激しかった気がします。登っているはずなのにダウンヒルも多く、標高が下がっているのではないかと不安になりました。

橘橋は観光地の雰囲気がありましたが、上川乗や人里は普通の集落ですね。

盆地に位置する都市の郊外にあってもおかしくない、割と見慣れた光景でした。

人里から数馬まで 

正直、この区間、非常にダレました。

山間に沿って左カーブという光景がずっと続くので、有名な旧料金所はどこにあるんだ、早く出てこないかなと待ち侘びるような気持ちで走りました。

九頭竜神社の先のカーブを曲がったところで、本当にこっちで良いのか不安になり、止まって地図を確認。

目と鼻の先に奥多摩周遊道路がありましたorz

奥多摩周遊道路・都民の森へ 

有名なヘアピンカーブを登ります。

下から見上げた時の印象ほどキツくありませんでした。

斜度がきつくて脚が回らないという事はありません。登ってる途中で、初めて後ろから抜かれました。

ここまでずっと見かけるロードバイク乗りは擦れ違って降りてくる人ばかりで、「あ、自分以外にもまだ登ってくる人いたんだ」と不思議な気持ちになりました。

都民の森

坂を登っている途中に都民の森に到着します。

例えるなら、山頂の神社に向かう人のための駐車場のような感じです。

5つのハイキングコースの観光拠点、売店や食堂もあると事前情報で聞いていたので、てっきり観光バスが何台も止まれるサービスエリアのような場所を想像していました。

本当にここで良いのか二度見。ネット上でよく見かける記念碑の存在を見て、ようやく確信しました。

最後に休憩したセブンイレブンあきる野戸倉店から1時間34分29秒。平均時速16.9km/h。

まあ、初心者が普通に走ったら、こんなものですよね。

途中、輪行用のエンド金具とカメラとU字ロックとUSBモバイル電源諸々を入れたリュックが重くて腰痛になりました。

都民の森から風張峠へ

奥多摩湖が見たいんだ

せっかく、ここまで来たので、しばしの休憩の後、風張峠を目指して登ります。

途中、「浅間尾根駐車場が最高地点では?いや、これは局所最適解か?」と行ったり来たりを繰り返し、ようやく見つけました。


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ここも最高地点の割にはあっさりです。

雨の帰り道

ここまで来て引き返す途中、ポツポツと雨粒が頬に当たるようになりました。

実は写真が少ないのは、このせいです。

ところどころ、梅が満開に咲いていましたが、それどころではありません。

風張峠から随分と下ったところに都民の森があり、こんなに低かったっけ?と当惑し、後ろから追い抜いていった四駆があっという間に小さくなって下の方に見える景色に驚愕し、延々と途切れることのないダウンヒルに感動しました。


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あきる野市に入ったあたりで雨が降る気配もなくなった為、しばし、梅を撮影して自走で帰ることにしました。

Genymotionを起動するにはVirtualBoxが必要

※ この話題は Genymotion Version 2.6.0 版の話です。ソフトウェア更新等の環境の変化により、記述内容が適応できなくなる場合がございます。

当たり前に見えて、調べても情報が見当たらなかったので記述します。

最近、ご無沙汰していたMacBook AirにGenymotionをインストールしたところ、下記のようなエラーメッセージが表示され、ソフトウェアが起動しませんでした。

Virtualization engine not found. Plugin loading aborted.

これは何事だと、Android Studioを再インストールしたり、エラーメッセージで検索しても一向に解決策らしい情報を得られませんでした。

エラーメッセージを読んで行くと、どうやらVirtualBoxが必要だということが判明し、そう言えば、こっちのパソコンには入れてないなと思い返してインストールしてみたところ、あっさり解決しました。

いや、WindowsやLinux用の筐体は別に持っているのに、貧弱なノートで仮想マシンを動かして演算なんてしたくないですし…

「初めて買うスポーツ自転車ならクロスバイク」と言われる理由

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私が初めて購入したスポーツ自転車はクロモリのロードバイクでした。

といっても大昔ではなく2013年頃の話で、各自転車メーカーのラインナップにはアルミやカーボン素材のバイクもありましたし、ミニベロやクロスバイクといった車種も普通にありました。

当時の私は博士課程の大学院生で京都の鴨川のすぐ側に住んでいました。

川沿いの道を下って行くと三条大橋があり、南座があり、伏見稲荷大社があり、やがて下鳥羽から桂川に沿って大阪まで続くサイクリングロードがありました。

この道を楽に走れて、なおかつ、そこそこの荷物(カメラや着替え)が運べて、長く使える自転車が欲しくなり、ランドナースポルティーフに興味を持ちました。

専門店に行ってランドナーが欲しいと相談したところ、ランドナーは重くて遅い上に、タイヤが26インチと特殊なので、クロスバイクにしておいた方が何かとストレスが少ないかもしれないと教えられました。

この当時は、クロスバイクが何なのかも良く分からず、「オフロードも走るならクロスバイクが良い」、「いずれロードバイクが欲しくなるので、最初からロードバイクが良い」という言説があるのを見聞きしていた程度でした。

またロードバイクのキャリパーブレーキやクロスバイクのVブレーキよりも、ディスクブレーキの方が雨天時の制動力が高いらしいので、取り回しを考えればシクロクロスグラベルロードという選択肢も有りなのではないかと混乱しました。

今だから言える事ですが、ロードバイクとシクロクロスは純粋に競技用の自転車で、日常使用では不便な事が多いです。

当たり前の事である為か、わざわざ言及している方も少ないのですが、自分が初心者だった頃には区別がよく分かりませんでした。




レースで勝つ為に耐久性を犠牲にして軽量化を行っていたり、担いで運びやすい特殊な形状をしていたり、大会の規定を守りつつ勝利する事のみを目的に設計されています。

グラベルロードはロードバイクやシクロクロスと似たような形状をしていますが、上述の規定に縛られない分、自由に設計ができるようです。

最近、登場した車種で、私もまだ良く分かっていないので今回は割愛します。

これらの3車種は10万円以上の値段が付いている事が一般的です。

対して一般的なクロスバイクの値段は5万円以上になります。

初期投資の金額を低く抑えられ、日常に使える程度の実用性を持ち、サイズ選びも他の車種ほど厳密に行わなくても支障はない。

クロスバイクを選んでおくと失敗する事が少ない、失敗しても通勤や買い物などの日常用途に使えなくはないと言うのが初心者にクロスバイクが勧められる一番の理由だと思われます。

クロスバイクの次にロードバイクが勧められる理由も、一般道を走る事が目的となっている場合にロードバイクである事のデメリットが殆どないからでしょう。

舗装状態の良い日本 (海外に行くと痛感します) に於いては、悪路走破性は殆ど必要ありませんので、楽に長距離を走れるロードバイクに人気が集まるのも理解できます。

ユーザーが多い為に部品が手に入りやすく、整備性が良いと言うのも大きな理由でしょう。

私がロードバイクを購入した理由も同じです。

ランドナーやスポルティーフを探しても大阪の大きな店舗に行かないと実物が拝めなかったり、自分の身長にあったサイズがなかったり、ロードバイクに対する利点が輪行時にハンドルを外せる事ぐらいしか思い当たらなかったりで、それならロードバイクで良いかという事でCRNを選択しました。

多数派のアルミにしなかった理由は、疲労限度の事を考えると、どうしても材質的に信用できなかったという研究者の悪い癖、CRFにしなかったのは色が気に入らなかったからと言う極めて個人的な理由です。

関連: ロードバイクを2台も買った理由と運用方法