サイクリストの聖地・しまなみ海道を渡る 0

しまなみ縦走に興味を持たれた方への注意


前日遅くに慌ただしく準備を始めた割には、寝過ごす事もなく無事に目覚める事ができました。

今回のお目当てのイベント、しまなみ縦走は3月12日、13日の2日間にしまなみ海道が経由する6つの島と、その対岸にある尾道と今治の2都市を巡るスタンプラリーです。


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チェックポイントは途中に設けられた各エイドステーションにあり、午前7時から午後5時までの間なら何時でも押してもらうことができます。

このイベントの最大の特徴は事前エントリー不要参加費無料、徒歩で参加なら途中からフェリーでの帰還も可能という点で、普通のロングライドよりも参加への敷居が低めです。

そこで今回は、北九州から自走でやってきたみかんさんと私のローディ二人組に加えて、後輩のベトナム人エンジニアであるフンも参加する事になりました。



距離の関係で前日から現地入りできない私とフンは、朝6時の始発新幹線で9時半前後に福山に到着し、10時頃からイベント参加する予定でした…

が、6時数分前に東京駅に現れたフンは、新幹線に乗るのはこれが初めて。

既に改札の中にいるのに更に乗車券と特急券を買わなければならない理由に混乱し、そうしてるうちに始発電車を逃しましたorz

福山はのぞみの一部のみが停車する駅なので、これを逃すと次は6時30分まで待たなければなりません。

余り遅くなってくると車内も混雑して、輪行の荷物が迷惑になる為、次の6時6分発の新大阪行きに乗り、新大阪からは空いてて荷物が置けるからという理由でひかりに乗り換えました。

昨晩、遅くまで残業していたフンには、車内で寝る時間が長く取れて返ってよかったのかもしれません。


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タイムロスというハンデを抱えながら何とか尾道まで辿り着くと天気は快晴。事前予報では週末は曇りと聞いていたので、テンションが上がります。

尾道駅には屋根付きの自転車組み立て場が設けられており、そちらに誘導されていくと既に多くの方が輪行袋を広げていました。

良かった。自分たちだけがこんな時間に出発する訳じゃなくて


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早速、組み立てて出発しようとした矢先、フンから「ちょっと待ってください」と不穏な声を掛けられます。

よく見てみるとリアディレイラが外れて、チェーンに吊られて垂れ下がってます。

ブレーキシューもバラバラに分解されてスーパーのビニール袋に詰められていました。
(;゚д゚) ・・・

逆に「事前に外しておけ」とアドバイスしたキックスタンドは付着したまま。

何があったのかと尋ねると、どうやらホイールが外せなかったらしく、昨晩、一人で分解して輪行袋に詰めたとのこと。事前にビデオを見せて、私のバイクで実演して見せた努力は無駄に終わりました。

本人は我流でディレイラを付けようとするも、スプロケットと平行になっていないので、このままでは容易に外れてホイールに巻き込まれた挙句、何処かに飛んでいく未来しか見えません。

非常に危険なので、ONOMICHI U2のGIANT STOREさんまで荷物として手で持って運び、有無を言わさず、ブレーキとディレイラを調整してもらうようにお願いしました。


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ここに開店してくれていて本当に良かったと思える頼もしいお店でした。GIANTさん、ありがとうございました。

そうこうしてるうちに時刻は昼を回り、今治のホテルに泊まる我々にとっては徐々に時間的猶予がなくなっていきます。


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果たして、我々は無事にホテルまで辿り着くことができるのか。

続く

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