自身で開発したアプリケーションのデモ機として ASUS の Android タブレット ZenPad 8.0 Wi-Fiモデル を購入しました。
デモ用途、つまり他人に見せる目的で使用しますので、求めているものは安定してストレスなく動作する最低限の性能と壊されても惜しくない価格の両立です。
目的からして Android OS におけるスタンダードモデル HTC Nexus 9 であっても構わなかったのですが、2GBの内蔵メモリ(RAM)が搭載されており、現時点における最新版のOSがプリインストールされているのであれば十分だろうという判断から。より安価な本モデルを選びました。
Android端末はおよそ1年ほど使用しているので、OSの使い勝手は良く把握しています。しかし、実売価格で2倍以上の差があるハイエンド端末 (Xperia Z5) と比較して、低価格を優先して性能を妥協したモデルで大丈夫かなという不安はもちろんありました。
特に気になったのはフリック入力の反応速度とシステムの安定性です。しかし実際に使用して見たところ、文字入力のストレスもありませんでしたし、幾つものアプリケーションを並行して走らせても挙動が不安定になることはありませんでした。
こうした点が気掛かりであったのは、初期のAndroidタブレットではカナ漢字変換の処理が重かったり、キーボード入力から文字が反映されるまでの速度が気になるモデルが散見されていた為です。
本モデルでは文字入力が気にならないどころか、XperiaやiOSデバイスと比較しても全く違和感がなく、画面の切り替えも思った以上にスムーズにできる事に驚きました。
画面解像度 1280 * 800 も液晶画面も文句なく美しいです。
逆に気になったのは、見かけに反して 本体重量が重い 事と、この重さと大きさにも関わらず 内蔵バッテリーが4000mAhしかない 事です。
私は自作のアプリケーションをインストールして他人に貸し出す用途のみに使うので全く問題ありませんが、普通のタブレット端末として使用する場合には心許ない気がします。
デモ機としてはありがたい事に、USBポートは筐体上側のヘッドフォンジャックの横にあります。この位置ですとケーブルを接続したまま、実機を用いてのUSBデバッグを繰り返し試すことができるので都合が良いのです。
一通りのテストを実施しての感想としては、デモ機としては十分過ぎる贅沢な環境に思えますが、まだまだ使って見ないと何とも言えませんので使用において気づいた点があれば改めて追記します。
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