ロードバイク用ディスクブレーキは交換して良いか

ロードバイクにディスクブレーキが搭載されるようになってから、ブレーキパーツのカスタマイズも議論されるようになりました。

業界最大手でデファクトスタンダードとなっている SHIMANO では、走行性能を重視した軽量薄型のディスクローターを搭載しています。それを実現するための独自の放熱機構などかなり攻めた設計を追求しているのが特徴です。

一方でカスタマイズに用いられる互換製品は、より高い耐久性や音鳴り(熱膨張)の少なさ、悪天候時における安定した制動力、運用コストの低さなどの別の面で優位性を確立しているものが多い印象です。

こうした互換製品を使用したくなった場合、思わぬ問題点が生じることがあります。

もちろん互換製品なので、使えるか使えないかで言えば、規格やクリアランス的には多くの製品が使用可能です。

ところがそのまま部品を外して交換すれば良いかと言えば、そう簡単にはいかない場合があります。

問題になるのはローターとパッドの多様性です。

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HUNT ホイール 50 Carbon Aero Disc SL インプレッション

HUNT 50 Aero SL を導入した理由は、そこそこ軽量で日常的に使いやすいホイールを求めていたためです。

せっかくカーボンリムを使いやすいディスクブレーキを導入したのに、ロープロファイルのアルミホイールを履かせていては雰囲気が出ません。

端的に述べると、走行性能の改善は見込んでいたものの、そこまで劇的な変化は期待していなかったわけです。

そんな細やかな期待に反して、このホイールは予想を上回る性能を見せて使用者を驚かせてくれました。

このホイール、凄いんじゃないんか。

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HUNT ホイール 50 Carbon Aero Disc SL

ディスクブレーキ搭載のロードバイクは重たい。

手で持ち上げてみても重たいですし、漕ぎ出しも重たいです。

前照灯と尾灯とその他の標準装備を取り付けても 7.2kg しかない Canyon Aeroad (リムブレーキ) と比べると「どうしてこんなに重いんだ」と思うほど重たいです。

とくにタイヤとディスクローターを搭載したホイールが重いので、完成車購入時から付属のホイールを交換したくて仕方がありませんでした。

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質量・剛性・横風耐性

せっかく新しいホイールを購入するのですから性能と評判の良いものを選びたいものです。

私は基本的には bikeraderTOURCW を参考にしています。

この3つさえ押さえておけば、ホイールに関する情報は必要十分です†。新規に語ることなど何もありません。

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