ロードバイクにディスクブレーキが搭載されるようになってから、ブレーキパーツのカスタマイズも議論されるようになりました。
業界最大手でデファクトスタンダードとなっている SHIMANO では、走行性能を重視した軽量薄型のディスクローターを搭載しています。それを実現するための独自の放熱機構などかなり攻めた設計を追求しているのが特徴です。
一方でカスタマイズに用いられる互換製品は、より高い耐久性や音鳴り(熱膨張)の少なさ、悪天候時における安定した制動力、運用コストの低さなどの別の面で優位性を確立しているものが多い印象です。
こうした互換製品を使用したくなった場合、思わぬ問題点が生じることがあります。
もちろん互換製品なので、使えるか使えないかで言えば、規格やクリアランス的には多くの製品が使用可能です。
ところがそのまま部品を外して交換すれば良いかと言えば、そう簡単にはいかない場合があります。
問題になるのはローターとパッドの多様性です。




