Kotlin デスクトップ・アプリケーション開発

Java SE で標準的な GUI ライブラリとして利用されている JavaFX。このライブラリを Kotlin で利用するために広く用いられている TornadoFX という IntelliJ IDEA のプラグインがあります。

これを使用するためには IntelliJ IDEA 上で Ctrl + Alt + s キーを押して Settings ウィンドウを開き、Plugins > Marketplace タブから TornadoFX を選択してインストールした後、IDE を再起動します。

しかし、JavaFX は JDK11 から独立したモジュールとなり、JDK に含まれなくなったため、2021年現在ではプラグインをインストールしただけでは利用できません。

実際には以下のようなエラーを吐き出して実行に失敗します。

Cannot access ‘javafx.application.Application’ which is a supertype of …

そこで MavenCentral から JavaFX を取得するようbuild.gradle (tornadofx-gradle-project) を編集します。




実行環境は以下の通りです。

Windows & Electron & SQLite3 ビルドエラーの解消

Electron を使用すると HTML & CSS & JS でクロスプラットフォームなデスクトップアプリを開発できます。

建前上は Linux と Windows と macOS とで同じ仕様のソフトウェアを動かすことが可能ということになっていますが、実際には node_modules 以下のモジュールのコンパイルエラーやファイルパス、Node.js のバージョンなどの影響を受けるため、ほかの OS 上で開発されたプロジェクトをそのままクローンして実行しようとするとうまくいかないことが多々あります。

とくに Windows 10 上での実行では、ほかの OS では見たこともないような得体の知れないエラーが頻出します。これは Node.js が部分的に C++ で構成されていたり、一部のモジュールのインストール時に Python のような JS 以外の言語で書かれたスクリプトが実行されたりするためです。

Windows はこうした開発者ツールを備えていませんので、必要な場合はユーザが自身でインストールして設定を行わなければなりません。

私も Windows の使い方が分からないのですが、エラーメッセージをだいぶ見慣れて耐性がついてきたので備忘録代わりに記述しておきます。

動作環境 Windows 10 (ver 1909)

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デスクトップ Ubuntu 20.04 LTS が不安定なのでやったこと

私の環境では 16.04 LTS の頃から不安定だった Ubuntu 開発環境 #5 が 20.04 LTS へのアップグレード以降、コーディング中にフリーズしたり、突然リブートしたり、あげくにはGUIファイルマネージャ(Nautilus)が繰り返しクラッシュするようになりました。

ファイルマネージャを起動して Home からディレクトリを移動しているとクラッシュしてウィンドウが消える。

darktable を開くと警告文が表示される。そして Visual Studio Code でデバッガを動かしていると、何の前触れもなく画面がフリーズして、キーボード入力もマウス入力も受け付けなくなります。

なにが Raising Skinny Elephants だ、一度も役に立ったことねえぞ😒

と言えるぐらい Linux と AMD Ryzen の組み合わせは、わりと頻繁に問題を起こします

CPU

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