ランニングトレーニング場開拓・戸山公園

ヒルクライム練習のために続けているランニングですが、長く続けるためにはなるべく手軽に練習を行う必要があります。

ロードバイクでもその他のスポーツでも、継続するための最大の障壁となるのは場所と時間です。近くに適切な練習場所がある事は何よりも重要です。

過去に競泳をやっていた私が泳ぐ事をやめたのも、転居により近くにスイミングプールがなくなった為です。

新たに自転車を始めた際も聖護院の自宅の直ぐ側に鴨川のサイクリングロードがありました。

残念ながら現在の住居である新宿区の南東部には、自転車に適した道がありません。

歩道を走れるランニングであれば、状況はまだマシなのですが、そもそもが歩行者が歩いていたり、信号に止められる都内の狭い公道を走る事が適切とも思えません。

ランニングに適した場所と言えば、それ専用に用意されたコースと言うことで、区内にある都立戸山公園を見学しに行きます。

公園は新宿区の北側に寄った位置にあります。

いくら区内とは言え、ここまで北に寄っていると自宅から距離にして約3km近くもあり、ランニングコースとして知られる皇居周回コース(隣の区)に行く場合と、時間的にほとんど変わらないのが悩ましいところです。

しかし、歩道を間借りせざるを得ない皇居周回コースとは異なり、専用コースが使えるというのであれば一見の価値はあるというもの。

新宿通りと明治通りを早歩きで通り過ぎ、徒歩で東側の入り口までやってきます。

実際に行かれてみると分かりますが、ジョギングコースとして確保されているスペースは、公園の外周を取り囲むように設置されています。

半分以上は遊歩道と並走する専用コースですが、一部は遊歩道などのスペースと共有となります。

ジョギングコースと遊歩道の違いは、前者が未舗装の土であるのに対して、遊歩道は舗装されている事です。ただし、共有スペース部分は舗装されています。




意識して見ないとそれと分からないので、歩行者がコース内に立ち入る事もありますが、気になるほどではありません。

私も過去、知らずにジョギングコース内を通過していた事がありますので、まあ、仕方がないかなと思えます。

本日、月曜の18時過ぎに訪れた際には、既に10数人ほどのランナーがコース内を走っていました。

「それでは」と他のランナーを追いかける形で、私もコース内に立ち入って、4周 (約5km) ほど走り込んできました。

園内の専用コースというだけあって、信号に止められる事もなく快適でしたが、走ってみると気になる事も幾つか見つかります。

まずトレーニングする上で問題となるのは、園内ではGPS端末の受信感度が悪く、正確な距離と移動速度が計測できない事です。

大きな建物の影に隠れるという立地的に致し方ないのかもしれません。

その影響もあり、樹木の生い茂る東側は昼間でも薄暗く、見通しもあまり良くありません。



樹木に近づく事は遠慮するようにロープに仕切られているのですが、そこに判読不能の外国語で独り言を言いながら、立ち入る外国人を何人も見かけました。

曲がりなりにも複数言語を話せると、意味は理解できなくてもポルトガル語や広東語など、イントネーションで話者の凡その母語が判別ができるようになるものですが、今日、見かけた外国人に関しては出身地すらも見当がつきません。

さすがに歌舞伎町と新大久保の真北に位置するだけあります。

加えて、公園の中央に差し掛かったところでは、ジョギングコースが新宿スポーツセンターという、公共施設の出入り口の目の前を横切ります。

普段はそれほど人がいないので問題はないのかもしれませんが、今日は Pokémon Go 配信から4日目 という事情もあってか、センターの入り口をスマホを握った大集団が占拠していました。

中に入るでもなく、営業時間を過ぎても立ち去る気配もなく、懸命にスマホ画面だけを見つめていたので間違いないでしょう。

まあ、公道で熱中するよりは、よっぽど結構な事だと思います。

むしろ、できる事ならジョギングコースを横切らないと出入りできないようにしたのは何故と、設置者の方に尋ねたいものです。

翻って良いところは、夕方を過ぎると街灯が点く事です。地味ですが夜間の練習には大切な事です。

専用コースがあるだけでなく、そのジョギングコースの真横にトイレと自販機もあり、公園を離れれば近くに飲食店も豊富にあります。

補給場所の数は、皇居の比ではありません。

練習コースとしてはアップダウンに乏しく、賛否両論ありそうですが、補給場所とトイレが近い事は良い練習場所の必要条件です。

いろいろとコースの特徴が見えてきたところで、また時間帯を変えて再度トレーニングに訪れたいと思います。

新宿御苑は紫陽花が見頃

初夏のような暑い日が続いていますが、新宿御苑では数日前から紫陽花が見頃になっています。

梅雨入り後も雨が降り続ける日が少ないので、濡れた花びらを撮れる機会を狙って、早朝に撮影に出かけることになりました。





ロードバイク生活的に、毎週末、晴れてくれるのは良いことなのですが、昨日の出張帰りに車の電装系が故障した影響で、今日は朝からロードサービスのお世話になっていました。

見返してみると、今月は都民の森に行ったきりで全くと言って良いほど走れていません。

病み上がりライド ~ 都民の森 116km

梅雨入り後の貴重な週末の快晴と言うことで、体調不良を押して檜原村の都民の森まで行ってきました。

先々週のヤビツ峠再訪問以来、出張と高熱で全く自転車に乗れていなかったので、約2週間ぶりのライドです。

まるまる2週間も練習を怠った事による体の鈍り、咄嗟の判断力の低下、寝不足、いろいろなものを痛感したおかげで、コースよりもコンディションを再発見する為のライドとなりました。

家を出たのは早朝5時前後。例によって明け方まで寝付けなかったので、1時間ほど早く出ても良かったのですが、都民の森を含む奥多摩周遊道路は夜間通行規制があるため、早く着きすぎても仕方ありません。

夏季なら檜原村に朝8時ぐらいに到着するぐらいが丁度良いのです。

出発して直ぐに早朝の靖国通や方南通を走る車の無法ぶりに驚愕。

ウィンカーなしの急な左折、対向車線を逆走してからのバックでの車庫入れと言った眼前で繰り広げられる数多の危険運転に危機感を抱きながら、五日市街道を経由して檜原街道に入ります。

この道は以前に福生から新宿まで帰る際に自転車で通った事がありましたが、反対方向に向かう際に通るのは実は今回が初めて。

奥多摩へのアクセスとしては、甲州街道よりも車も信号ストップも少なめなのは良いですが、井の頭公園を過ぎるまでは車の危険行為が目につくのがルートとしてマイナスです。

都内では珍しく踏み切り越えも多々あります。




檜原村に到着した時点での疲れ具合はまずまず。

日中は29℃まで上がった気温は、この時点でも既に高く、早朝の陽射しからジリジリとした熱気を感じます。

いつもと異なるのは、自転車乗りが少なく自動二輪車が目立つ事です。

翌日のMt.富士ヒルクライム大会に向けて、皆、会場方面に出かけているのでしょうか。

暑くなりそうですが、檜原のヒルクライムコースは直射日光を防げる区間も多いので、大丈夫だろうと判断。

問題は体調の方で、体力の落ち込みに加えて、大きく息を吸い込むと少し喉が痛みます。

10日ほど前から職場で四六時中、くしゃみや咳を浴びせられ続けた結果、月曜日(6日前)には38℃超の熱が出て、1週間かけてようやく完治の診断を得たばかりというのが今の私の現状。

日常生活は問題ありませんが、ヒルクライムのような激しい運動では若干、苦しいです。

本格的な登りでは体が持たないので、時坂峠と悩んだ挙句、急勾配もなく、適度に負荷の掛けられる檜原街道・都民の森でリハビリ走を行うことにしました。

走ってみると予想していた気管支の問題よりも、むしろ、2週間分のブランクによる筋力と体力の低下が大きく、継続してうまくペダルを回せません。

少し回して、脚を休めてを繰り返し、旧料金所(奥多摩周遊道路)以降のラスト9%勾配区間では体幹を揺らさない事だけを考えて、脱力しながら低速でひたすらペダルの回転を維持しました。

その結果、村役場から都民の森まで1時間30分という、かつてないほどのスローペースで登頂。

奥多摩周遊道路の登りで次々と抜かれたり、風張峠に行くのを断念するなど、私自身にとっていろいろと衝撃的なライドとなりました。

本当に速い人には、上川乗や旧料金所に辿り着くまでに早々に抜かれて千切れてしまうので、周遊道路に入ってから都民の森に至るまでの短い区間で、個々の後続に追いつかれて次々と抜かされるという事は普段は余りありません。

体力的に厳しいので、今日は風張峠には向かわず、素直に下山して昼食をとります。

以前から気になっていた檜原村役場そばの たちばな家 さんで焼肉定食です。

ラーメン屋だと思って門をくぐったところ、普通の定食屋でさっぱりとした塩の味付けとご飯がとても美味しいのが印象的でした。



帰り際に村役場によって、檜原村で育った烏骨鶏のたまごを使った 東京うこッキー をお土産に買って帰ります。

あれ… そういえば、何をしに来たんだっけ。