電解質を補給しても足が攣る時はVAAMを飲むと良いかも

私はよくヒルクライム中に足を攣ります。

これまでにクリート位置やポジションを見直したり、水分補給を意識的に増やすする事で、足を攣る頻度を劇的に低下させてはきましたが、未だに攣る時はあっさりと大腿筋を攣ります。

足攣りに至る原因を調べていくと、水分不足に加えてカリウムやカルシウム、ナトリウムなどの電解質が不足していることが要因として挙げられていた為、ライド時にはミネラルタブレットを飲み続ける事にしていますが、私の場合はほとんど効果を感じられず、既に気休め程度になりつつあります。

みかんさんに言わせると、どうやら「踏み込みが強過ぎて筋肉の負荷が半端ない」のが考えらえる原因とのこと。

高校までは競泳部や剣道部に所属していただけに、確かに脚の太さや(特に右足の)踏み込みの強さには自覚がありますが、体型は一朝一夕にはどうにもならないのではないか…(´・ω・`)と考えいたところ、「VAAMを飲むと良いかも」と勧められました。

VAAMについて調べてみると、何やらダイエット食品のようです。


ヴァームウォーターパウダー グレープフルーツ味 5.5g×30袋

「体脂肪なら5kgぐらいなら絞れるほど付いてるよ?」と述べると、「付いているだけでは使えないので筋肉へのエネルギー源にならない」と反論されます。

生物や医学の領域には全く興味も関心もないので、その分野に精通しているみかんさんに言われるがまま、購入して何度か獲得標高1,500m超のライドで試飲してみました。




結論から述べると、足攣りに対しては効果覿面でした。

より高負荷を掛けるために、ただ登るのではなく、速く登れるように通常よりも少しだけ重いギアで踏んでも、足を攣りそうな気配が来ません。

味もさっぱりとしていて飲みやすく、個別包装になっている為、ロードバイクで持ち運びしやすいのもメリットと感じられました。

ライドの際には4本ぐらい抜き出して他の補給食と一緒に背中のポケットに入れて置けば、外出先の自販機の水と合わせて、即席のスポーツドリンクを作れます。

効果もあって、使い勝手も良い。

VAAMはヒルクライムを含めたライドには欠かせない補給食となりました。

しかし、デメリットもあります。

飲み込んだ際の食感が重く、他の補給食を食べる気が失せます。

喉に引っかかる感じが強く、これだけでも他のスポーツドリンクとは一線を画します。

また利尿作用があるのか、飲むとトイレに行きたくなる事が多いです。

私の気のせいかと思いましたが、Twitterで検索してみても同様の感想を抱いている利用者を何人も見掛けますので、実際に効果があるのかもしれません。

VAAMを飲まない日のライドではアミノバリューも試飲していますが、こちらについては効果はまだ曖昧です。

ロードバイクではなく、テニス関係の友人からサンプルとして分けて頂いたもので、今までにボトル4本分ほどライドで使用してみました。

何となく脚が残りやすいような気がするのですが、いかんせん、この量では足攣り予防への効果を断言できるほどの確信は持てません。

こちらも味はなかなか良いですが、1パックが大きいのでライド前に半分ほど使用して、残りはガムテープなどで止めて持ち運ぶ事になります。

効果を確認できましたら、改めて取り上げようと思います。

ホイールはスポークテンション調整で蘇る?テンションメーターを購入しました

ホイールについて調べているうちに、スポークの張り方やテンションがホイールの剛性に直に影響を与え、乗り味が変化する事が分かってきました。

スポークが適正なテンションで張られていないホイールは、反応が悪かったり、力が逃げたりして、本来の性能を発揮できない可能性があるようです。

ですが、お使いのホイールの適正なスポークテンションの値を、皆さん、ご存知でしょうか。そう思った事が、記事タイトルの直接的な由来です。

私はトラブルへの強さとランニングコストを重視して、手組ホイールを常用しています。

ショップの手組なのでネットで検索したところで適正なテンションなど分かりません。

ならば、なるべく未使用に近い状態のうちに、前後ホイールの左右のスポークテンションを自身で計測しておこうと思い立ち、PARKTOOL TM-1ヨドバシのゴールドポイントと交換 購入しました。

あれとかこれとか購入した影響で、ポイントがたくさん余ってたので。

構造は非常に単純で、スポークを挟み込んだ時のバネの伸びでテンションを計測します。

トルクレンチ同様、使い込んでいくうちに、このバネの弾性がどんどん落ちていって精度が狂いそうなので、定期的な再調整は必須ですね。

出荷状態ではどうなっているのか不明ですが、比較対象を持っていないので、今のところは良しとします。

可能であれば、行き着けのショップ等に尋ねる方が絶対に良いです。

私は京都から東京に転居して来たという理由で、頼れるショップが身近にないので、こうして仕方なく試行錯誤しながら何でも自分でやっています。




測ってみたところ、リアはもちろん、左右対称のフロントでさえテンションに差がありました。
それどころか、同じ側のスポークでさえ、一本毎にテンションが異なります。

一本毎に異なるスポークテンションの何を持って、そのホイールのスポークテンションとするのか。

不明だったので調べてみたところ、公式サイトに動画ありました。



動画によると、どうやら全スポークのテンションの平均値が求められれば、良さそうです。

リムの繋ぎ目付近だけ突出して値が高くなったりする事は、あまりないんでしょうね。

やる事は分かったので、右側と左側のそれぞれのスポークテンションを全て調べてメモ帳 (CSV) に書き込み、Rに食わせて平均値を算出します。

計測した値を Kgf に変換するには付属の換算表を用いても良いですが、公式にはこんな便利なものもあります(公式動画に出てくるやつです)。

Wheel Settingsのところから、スポークの素材(Material)、形状(Shape)、幅(Thickness)の入れてやると、換算表に載っていない幅やテンションのスポークのKgfを算出してくれます。

個人的に使えると思ったのは、その付属の Wheel Tension Balancing app の方で、ホイール全体のテンションバランスの可視化をやってくれます。

メモした値を全てコピー&ペーストしていくと平均値も出してくれますし、各スポークのテンションが全体の分散 n% 以内に収まっているかも自動でチェックしてくれます。

アプリで算出された平均値 (Kgf) や標準偏差 (Kgf) などの結果一覧は、名前を付けてローカルに保存できます。

少し動作が遅いのが難点ですが、道具としての使い勝手は素晴らしいです。

換算表に載っていない幅のスポークはノギスで計測するしかありませんが、表に載っているサイズに適合するスポークならば、付属の計りで簡単に調べられます。



見た目は携帯型のニップル回し…

φ1.5mm から φ1.8mm まで 0.1mm おきに幅が切ってあり、そこから飛んで φ2.0mm と φ2.16mm に対応しています。

DT Championなら φ1.8mm でピッタリです。

これで新品出荷時のスポークテンションを調べて記録しておけば、ホイールの性能を長持ちさせる事が可能になるはずです。

やっぱり、振れ取り台も買わないといけないかな…(´・ω・`)

テールライト・リフレクターはUSB充電かボタン電池のものがいい

およそ1年ぶりにテールライトを新調しました。

以前、使用していたテールライトが走行中の振動によって分解され、裏蓋が電池ごと何処かへと消えてしまった為です。

裏蓋はともかくとして、巻き添えとなったリチウムイオン電池はそれなりに高価だったので、遺失物センターの公表ページを眺めたりはしているのですが、今の所、手掛かりがありません。

単4電池2本分の重さを裏蓋のはめ込みのみで押さえる構造なので、減速帯などを乗り越えた際など、一時的に大きな衝撃が掛かれば簡単に外れてしまうのも当然かもしれません。

連続点灯時間も長く、光量も十分で、一度、電池を入れれば何日も連続して使える素晴らしいライトでしたが、これではトンネルの多い山間部では安心して使えません。

現在、同モデルをお使いの方は、ビニルテープで補強するなどして、使い方を工夫した方が良さそうです。




私はと言えば、修理を諦めて、構造的に走行中に自然分解しないリアライトを新たに購入する事にしました。

本命のリアライトはまた別にありますが、応急処置として、取り敢えずはボタン電池を使用する小型モデルの導入します。

ライト本体が電池を覆う形になっているモデルであれば、取り付け用のシリコンが捩じ切れて本体ごと飛んで行かない限りは、おそらく同様の故障は防げることが期待できます。

単4電池を使用するモデルと比較して本体重量も軽いので、普通に走行している限り、紛失する事はそうそう起こり得ないでしょう。

しかし、ボタン電池では点灯時間が若干短いこと、使用済みの電池の処分が面倒であることなどから、USB充電式のテールランプの導入を検討しています。



Blackburn(ブラックバーン) MARS CLICK マーズクリック 3BB-MRS-CLK


電池交換式のランプは確かに(電源切れなどの)緊急時に強いのですが、私が普段走っている奥多摩のような山間部にはコンビニはありませんので、電池の入手性は重要そうに見えて実は関係なかったりします。

GarminのGPSデバイスやスマートフォンなどの電池消費が激しい通信機器とは異なり、発光するだけのライトでは電池容量やバッテリーの劣化もそれほど問題になりませんので、USB充電(専用電池)である事のデメリットも目立ちません。

反対にメリットとしては自宅やモバイルバッテリから充電できることが挙げられます。

当たり前のことかもしれませんが、まだ車も少なく、路線バスも動いていない早朝の貴重な時間に電池切れに気がついた場合、充電式ならその場で時間を節約できます。



キャットアイ(CAT EYE) テールライト RAPID micro AUTO TL-AU620-R USB充電式 オートライト搭載


むしろデメリットとして私が気になるのは、取り扱いの面倒なリチウムイオン電池が一つ増えることです。

日常生活ではほとんど意識することはないかもしれませんが、飛行機に自転車を載せて旅行に出かける場合には注意が必要です。

スマートフォンにデジタルカメラにサイクルコンピュータに前照灯にと、リチウムイオン電池を搭載した機器が増えてくると徐々に負担になってきます。

そこにさえ目を瞑れば、軽さと明るさと稼働時間を全て満足させることのできるUSB充電式がテールライトには最も良いと私は思います。

最初からこっちを買っておけば良かったかな・・・