Arduino 照度センサ データ記録シールドの作成

Arduino UNO を対象として、照度センサと温湿度センサの出力を液晶ディスプレイ (LCD) に表示させながら SD カードに記録を残す機能を有するシールドを作成しました。

作成動機は自転車用の前照灯登山用ヘッドランプを長時間使用した場合 (とくに電池残量が少なくなったとき) の挙動を定量的に知りたいという、ただそれだけのことです。

当初はスケッチ (計測用プログラム) を書き込んだマイコンを Arduino ボードから取り外してユニバーサル基板上に移植することを検討していたのですが、実装がうまく行かなかったこと、著しい小型化や可搬性の向上が望めないと思われたことの2点から Arduino UNO ボードに接続するシールドを作成することに方針を転換しました。

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ビデオ・一眼・コンパクトカメラをビデオ会議に使う

ビデオ会議、オンラインミーティング、ウェビナーなどの需要の急増により、パソコンとカメラを接続してリアルタイムで映像を配信する機会が増えてきました。こうしたウェブ会議やライブ配信でカメラを使用するには大まかに3つの方法があります。

1つはビデオ・オーディオキャプチャー(HDMI-USB変換アダプタ)という機器を介してカメラの HDMI 出力を取り込む方法です。

この方法は機器さえあれば簡単に使用でき、多くの機種において利用できる半面、比較的高価なアダプタと HDMI ケーブルを別途用意する必要があります。また後述するようにアダプタによっては相性があります。

もう1つはカメラメーカーが提供している専用ソフトウェアを利用する方法です。例えば SONY には Imaging Edge Webcam という PC 用ソフトウェアがあり、Canon は EOS Webcam Utility というソフトウェアを提供しています。

この方法ではカメラ本体と USB ケーブルの他に必要なものはありません。しかし、ソフトウェアに対応しているカメラでなければ利用することができないほか、カメラ側での設定も必要となります。

最後の1つはウェブカメラを利用することです。私が画像認識に利用している C270n もウェブカメラの一種です。利用に際してとくに難しい点はありませんが、一般的に一眼カメラやビデオカメラよりも画質は劣ります。また当然ながらデスクトップPCなどでウェブカメラが付属していない場合は別途購入する必要があります

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ユニバーサル基板の陥穽

計測するための部品を揃え、ブレッドボード上で動作確認を完了した現在、やることは部品をユニバーサル基板に移植してハンダで固定してしまうことだけです。

ただそれだけのことが非常に難しいのが困ったところ。私が不器用な初心者ということを差し引いても、作業時間は数時間にも及びながら結局うまくいきませんでした。これは普通のハンダ付けとはまた異なる技量が必要とされます。

ハンダ付けは熱で錫や鉛を溶かすことによって接合します。つまり熱を加えて配線を接続しようとすると、それまでに接合していた部分も溶けて剥がれます。

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