高級スーツケースは何が違うのか – AMERICAN TOURISTER Spinner 50

愛用してきた Samsonite Janik 50 が傷んできたのでスーツケースを新調しました。

購入したのは American Tourister の Spinner 50 (39L) です。

American Tourister は Samsonite に買収されて、現在では実用的な普及モデルを提供しているブランドです。Spinner 50 はその中でも小型な機内持ち込み用ソフトキャリーケースにあたります。

一方、いままで使用してきた Samsonite の Janik Spinner 50 (42L) は、おなじ小型のソフトキャリーケースのなかでも品質に拘ったより高価格帯の商品となります。

実質的に同じ会社から販売されている商品で、前者の販売価格が 2万円 程度なのに対して、後者の実売価格は 3万円超 です。

両者を比べてみると地味に大きな違いがあります。

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旅行やアウトドアに大活躍するレインジャケット

夏季の登山での使用を想定してレインジャケットを購入したのは過日の話です。

つねに悪天候への準備を怠らないようにバックパックに収納しておくのは良いものの、使用する機会があまりに少なすぎて、その正しく効能を認識できずにいました。と言うのも、私の場合、どこかに出かけるときは当地の事前予報が雨でも、出かけている最中には降雨に遭遇しない場合のほうが圧倒的に多いのです。

自転車を趣味の一つとしている立場からするとありがたい偶然ですが、その反面、トラブル対応の経験が少ないので、いざという時には自分が困ります。

それならば、間違いなく雨が降る状況で飽きるほど使ってみては?と考えて、いつもの真冬のヨーロッパに持っていったところ、その機能性と快適性に舌を巻きました。なにこれ凄い




防水性は期待どおり。防風性と保温性は期待以上。汗抜けも良いので適切なスポーツウェアをインナーに組み合わせれば、まるでトレーニングジャージのような快適性です。

何よりもありがたいのが軽量で小さく折りたためる収納性の良さ。これの 7 倍ちかい価格の冬物コートがインナー込みで実測 1.7kg 超なのに対して、この「レインウェア」の重さは(シェルのみとは言え)わずか実測 600g 程度です。

ユニクロのウルトラライトダウン(実測 225g)をインナーに合わせれば、質量は先のコートの半分を下回ります。コートは小さく折りたためないので、携帯性や収納性では比較になりません。


PHENIX ジャケット チャコールグレー PH852ST20

もちろん実用重視のスポーツウェアなので、普通のコートのほうがデザインは洗練されているのは確かですが、コートは室内に移動した時点で脱ぐのが普通のものですし、屋外は寒くて暗いために他人の衣装などに気を配っている余裕はないので、街中にも普通に着ていけます。

本音を言えば、購入時には夏山や台湾環島を想定していたので、冬場の市街地でこんなに役立つとは思ってもみませんでした。雨どころか、雹でも、雪でも大丈夫です。

こんな環境でスキーグローブなどを長時間使用していると、内部に浸水が起こることがあります。

ところがレインジャケットは撥水するので 1 日に 10 時間以上も雨雪に晒されても浸水することはありませんし、泥水が跳ねて汚れてもシャワーで洗い流してタオルで拭けば、すぐに再利用できるようになります。

笑ってしまうのは内ポケットの防水性の高さで、ファスナーを絞めて内側に水が入らないようにしてさえいれば、シャワーで水をかけても問題がおきたことはありません。

いつも私は内ポケットに緊急時用の紙幣を入れたまま、シャワーで泥を洗い流しています。

シャワーで洗い流しても、汚れが落ちないときは街のクリーニング屋さんに任せれば €10,- 程度で元通りです。

この手のレインウェアはクリーニングに出せないものもあるので注意が必要なところ、水洗可能でクリーニングが利用できるというのはアウトドア用途に併用する際にも欠かせないメリットです。

唯一、個人的に気に入らないのはポケットのフラップで、激しい雨のなかで長時間使用すると、ここに雨水や泥水が溜まります。

私の場合、雨の日はここに SONY RX0 II を入れているので、頻繁にポケットを開閉する度にフラップを伝って落ちてきた雨水がポケットに入り込みます。そして撥水性が良いばかりに入りこんできた水が抜けることはありません。

ここがフラップなしのファスナーであれば、言うことはありませんでしたが、そう都合が良くは・・・

と思っていたら、何かそれっぽいものを新たに見つけてしまいました。

しかも、使い捨てしても全く惜しくないぐらいに安価。

使わないものをいくつも持っているのは好みではなく、むしろ、全ての持ち物をスーツケース2つ分に収まるぐらいに減らすほうが理想なのですが、クリーニング中に「コート」が無くなるのも不便なので、自分に言い訳しつつも結局レジへ。

なぜか支払い時にさらに 30% 引きされて信じられない値段になりました。

この価格なら間違いなく「買い」ですが、機能と利便性と汎用性を考慮すれば定価でも十分に安いぐらいです。私も一着目は新宿の専門店で定価購入しましたが、品質と価格には心から満足しています。

レインジャケットを一着持っていると文字通りに機会と行動範囲が大きく広がるからです。防水、防風、軽量と言った機能性は旅行やアウトドアで間違いなく威力を発揮します。

これから始める登山

唐突ですが登山を始めます。いつも訪れているトレイルや舗装路の峠ではなくて、登山靴がないと行けないような、本当の意味での「登山」です。

と言っても 10 年以上も昔に何度も登山に行っていたので、既に登山靴やら雨具やらは手元にありますし、しなければならないこと、してはならないことは既に頭に入っています。

友人に誘われて始めたのですが、たしか高校生ぐらいのときに転校により環境が変わってしまったのを境に疎遠になってしまいました。

さすがに、その時の古い装備のままでは信頼性に不安があるので、幾つかの道具を更新します。

冬に山に登る場合には多くの装備品と経験と入念な準備が必要となります。それに対して夏の場合にはそれほど多くの荷物を要求されることはありません。

  1. 登山靴
  2. レインウェア
  3. ヘッドライト
  4. グローブ
  5. 地図
  6. 方位磁石
  7. 折り畳み傘
  8. ストック
  9. 携帯食
  10. 入山届・筆記用具

ぐらいが最低限の必要なものです。

リュックサックは自転車用途に使用している deuter を、腕時計はランニングに使用している GARMIN を流用します。

本当は一番大切なのは、引率できる知識を有する経験者なのですが、まったくの入門者が一から始める場合には、どうするのが良いのでしょうね。

増水、落石、崩落、雷と地味に気をつけることが多いので、可能ならば最初は経験者に教わるのが最良なのですが。




登山用品の中で最初に調達すると良いのは、防災用品としても使用できるレインウェアとヘッドライトです (登山靴は最新のものに詳しくないので割愛) 。

非常時にも役に立ちますし、登山では必須の装備品となります。

いざというときに頼りになることが肝心なので、ここは値段よりも信頼性と機能で専用品を選択したほうが良いです。

私は撥水と即乾機能でウェアを選んでいます。

重ね着することも考えて、ご自身の体に対して、やや大きめのものを選択しておくと間違いがありません。

内側にダウンジャケットを重ねてウィンドブレーカーとしても利用できるので、こういうのが一着あると寒冷地に出張に行く際にも流用できて便利ですね。

専用の衣服と靴が準備できましたら、次に重要なのは視界を確保することです。

泊りがけの場合にはヘッドライトは必須になります。日帰りの場合にも備えとして有ったほうが良いです。

日が傾くと急に暗くなりますし、夜間は何も見えないことを前提にして行動しないと、どこに危険があるか分かりません。

スマートフォンのライトでは照明範囲が調整できませんし、片手が塞がってしまうと行動が制限されるので、頭に着けるライトが最良です。


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私は信頼性重視で PETZL を選んでいます。地味に 10 年以上も使い続けていて、未だに動き続けているという一点だけでも凄いです。

しかし、手元にある旧モデルは時代が時代だけに光源が豆電球なので、光量が心許ないです。

新製品では光源が LED 2つに増えて軽量化されました。

ゴムかシリコンを使用してそうな旧製品と比較して、経年使用でも防水性が落ち無さそうなところも良いです。

衣服と視界の心配が無くなったら、次は現在地と方角を知ることを考えます。

地図は図書館でコピーできたり、古書でも買えたりしますけど、可能であれば最新のものの方が間違いありません。登山専用の地図というものが刊行されていて、書店で購入できます。

地図を入手できましたら、必ず予備のコピーをとって、防水ケースに入れておいてください。濡れたり破れたりして読めなくなることがあります。

地図だけが有っても、似たような景色ばかりで居場所が分からなくなるので、コンパスも必要です。

携帯電話は市街地を離れると圏外になって、現在地表示の精度が落ちますので、あまり頼りすぎないほうが安全です。


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ストックは持っていると下山のときに役に立ちます。

ずっと坂道を下り続けていると膝が痛くなるので、その対策です。

携帯食は血糖値が下がりすぎて動けなくなることを予防するために必要です。食べたくなくても、安全確保のために持っていってください。

羊羹とかクラッカーで良いので、それほど困ることはありません。

どちらかと言うと飲料水のほうが重くて持ち運びに困ります。

いつもプラスチックボトル4本から5本ぐらいを持ち運んでいた思い出がありますが、行き先と季節によっては更に本数を増やす必要があるかもしれません。

登山靴も重いですけど、飲料水は本当は重いです。


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最後に日よけの帽子、サングラス、タオル、スプーンやフォーク、絆創膏、虫除けスプレー、ライター、ピンセット(棘抜き)、予備の下着などは持っていると役に立ちます。

反対に調理器具や食材などは持って歩きたくないです。

テントも一人または少人数での登山では持ち運びたくありません (日帰り、または山小屋に泊まれるところを探していきます) 。

テントを持っていても、好きなところに設置できるわけではないので、個人的にはあまり魅力や利点を感じ無いというのがその理由です。

持っていかれる場合はどうやって運搬するかに加えて、どこに設置するかまで考えておくと良いと思われます。

無くても楽しいんですけどね。

あとは車を止めた駐車場から登山口まで荷物を満載して走れるミニベロ、いや、これも無くてもいいかな

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