GARMIN Oregon 6** の電池問題を解決する

ロードバイク用途に購入しておきながら、一度もライドに持ち出さなくなった Garmin Oregon 600 のその後について触れていないことに気がつきました。

本来は登山用途に適したモデルですが、登山にも使っていません。登山やランニングの GPS トラッキングには軽量な GARMIN ForAthlete 230J で間に合ってます。

腕に付けているだけで1日の歩数をかなり正確に計測してくれますし、そこから歩いた距離 (km/mi) を表示したり、1日の睡眠時間や消費カロリーを推定したりして、勝手にフィットネスログを更新してくれます。

24時間付けていても1週間ぐらいは電池が持ちますし、地図表示機能を使わないのであればサイクルコンピュータさえ不要にしてしまいかねないぐらい万能です。

もちろん、ランニング (や自転車ライド) の走行ルートも走行時間もしっかりと記録できます。

関連記事: GARMIN ForAthlete 230J を購入してから毎日がとても充実




GARMIN Edge 520 は、今ではすっかりローラー台の友です。では、GARMIN Oregon 600 はどうなっているのかと言えば、手持ちGPSナビに徹しています。

GARMIN Oregon 600 の良いところと言えば、そうですね、単3電池で稼働することと microSD カードで容量がいくらでも拡張できることです。

これを分かりやすく言い換えると、基本的に GARMIN Oregon 600 は PC に接続する必要がないんですよ。トレイルランやライドの記録をアップロードしようとさえしなければ。

ケーブルで接続する必要があるのは、ソフトウェアと内蔵ストレージ (SDカード) 内にある地図をアップデートするときだけです。

あり余るストレージを活かして必要な地図を全て放り込んでおけば、あとは単体で運用できます。電池が切れたら市販のアルカリ電池に入れ替えです。これは強いです。チートです。

苦手な GPS track recoding を ForAthlete 230J に投げて、地図とコンパス表示に徹しているから、できることです。

GPS トラッカーなのに記録をとるのが苦手なんて自己矛盾しているように見えますが、GARMIN Oregon 600 は電池が持たないので Edge や Forerunner と同じことをしようとしても難しいです。ForAthlete 230J や Edge 520 よりも大きな画面、それもタッチスクリーンを動かしているので仕方がありません。

私の使用環境では 5 時間ぐらいしか持ちませんでしたけど、他の使用者の報告例でも似たようなものです。

Battery Problems with Oregon 600T
https://forums.geocaching.com/GC/index.php?/topic/335552-battery-problems-with-oregon-600t/

公称では 16時間となっていますが、それはスクリーン表示を使用しない状態で理想的な場合の想定です。現実的には最長で12時間ぐらいが良いところのようです。

それでも5時間と比較すると2倍以上も使用時間に差があります。その違いはどれだけ機能を使用しないかの違いでもあります。

下記の公式マニュアルでも推奨されている (pp.13) 設定は、背景画面の明るさ、タイムアウト、省電力モードの設定、地図表示速度の設定、そしてカメラ未使用時にアプリを立ち上げないことです。

GARMIN Oregon 600 series Owner’s Manual (PDF)
https://www.gpscity.com/pdfs/manuals/OREG650-EN-MANUAL.pdf 

マニュアルには書いてありませんが、電池を浪費するのでついでに動作音も消しておきましょう。


背景画面の明るさ — Backlight Brightness

電池の充電が十分にある状態でメイン画面から調整できます。もちろん、輝度を最低まで落とすことが電池を持たせる秘訣です。

タイムアウト — Backlight Timeout

Setup > Display > Setup > Display — 最小にする

省電力モード — Battery Save

Setup > Display > Setup > Battery Save — ON にする

地図表示速度の設定 — Map Speed

Setup > Map > Map Settings > Map Speed — Normal にする

動作音を消す — Tones

Setup > Tones > Tones — Off にする


ここまでは基本設定です。これをしておかないと稼働時間が短すぎて、使える用途が制限されてしまいます。

さらに使用時間を伸ばすために、いろいろな人がいろいろなことを言っています。

その中でも私にとって最も役に立った記事は下記のものです。

15 Ways to Extend your GPS Battery Life
https://pureoutside.com/blog/extend-gps-battery-life/

GARMIN Oregon に向けて書かれた記事ではありませんが、基本は同じなので Oregon 600 にも (Oregon 700 にも?)同じことが適用できます。

なんと言うか、GARMIN の手持ち GPS (handheld GPS) と言うやつは、どれも等しく同じ問題を抱えているのですね。


GLONASを使わない — GLONAS

Setup > System > Satelite System — GPS にする

WAAS/EGNOS

Setup > System > WAAS/EGNOS — Off にする
※位置情報の精度をあげる機能です

What is WAAS?
https://www8.garmin.com/aboutGPS/waas.html

タッチスクリーンの感度を下げる — Touchscreen Sensitivity

Setup > Accessibility > Touch Sensitivity — Normal にする


ついでに Auto Pause / Auto Start も切っておきます。地図表示端末として使用している私にとっては必要ありません


Auto Pause

Setup > Tracks > Auto Pause — Off にする

Auto Start

Setup > Tracks > Auto Start — Off にする


最後になりましたけど、電池そのものを大容量のニッケル水素電池やリチウムイオン電池に交換してしまうことは、もちろん、稼働時間を伸ばすことにつながります。


Amazonベーシック 充電池 高容量充電式ニッケル水素電池単3形4個パック(充電済み、最小容量 2400mAh、約500回使用可能)

これを使うと、他の充電式の機器と取り回しが同じになって Oregon の長所がなくなる気がするので、使いどころを選びますけどね。


AA Battery Type

Setup > System > AA Battery Type — Precharged NiMH/Lithium にする


あとはスクリーンの表示回数を必要最低限に留めると稼働時間が12時間に近づきます。

GPSログを記録する目的で使用するなら10時間あたりで記録を一度保存して、後から編集で2つ以上の記録をつなぎ合わせたりする運用がいいと思います。

電池はありませんが記録媒体の容量にはいくらでも余裕がありますので、電池を入れ替えるタイミングでこまめに保存しておけば1日を通して使うこともできると思います。

300km 超のロングライド・自転車旅・海外飛行機輪行で役に立つアイテム集

ロングライドと一口に言っても、おおよそ 250km から 300km 以上のロングライドとそれ以外では、必要な準備が異なります。

これぐらいの距離になってくると、ライド時間が1日を超えるため、どこかで仮眠をとったり、宿泊することが一般的になってくるからです。

一定時間内に目標地点まで辿り着かなければならないブルベやキャノンボール・ライドは達成条件が厳しいので走り慣れた人でも大変ですが、同じ距離を自分で好きに走っている分には字面から想像するほど難易度は高くありません。

120km 程度の距離を走り慣れている人であれば、おそらく体力的には問題ないと思われます。この距離を走れるようになると、九州一周、苫小牧港から稚内までの北海道縦断、中央山脈を超えての台湾横断など、いくらでも夢が広がります。

ただし、持ち物だけはしっかりと準備しておくことが大前提です。ロングライドで役に立つかもしれないアイテム に加えてさらに幾つかの検討事項があります。

海外で SIM フリー携帯端末を使用する方法についてはこちら




衣類は気温と天候の変化を考える

長距離ライドでは荷物を増やしたくないので、出発から帰宅まで基本的にサイクリング・ジャージを着たままで過ごします。

気温が30℃を超えるような場所を10時間以上も走り続けるような場合には酷く汚れるので、毎日、ホテルの浴室で洗濯して睡眠時間中に陰干ししておきます。

多くの場合はリュックサックの中に予備のジャージを一着用意しておいて、1日毎に交代で着回せば良いのですが、標高が高い場所を通ることがある場合には注意が必要です。

平地では気温が30℃を上回っていても、海抜 2,000m を超えるような高山では気温が 10℃ 前後しかなく、肌寒く感じることも少なくありません。また分水嶺や一定の標高を超えると天候が急変して雨や濃霧に見舞われることもあります。

とくに何日も先の天候が読めないロングライドでは、気温や天候の変化を考えてダウンジャケットやタオルなどを用意しておいた方が良いです。

またライド期間中の滞在地の季節変化なども過去の気象統計を調べて頭に入れておいたほうが間違いありません。大陸ヨーロッパの中央部では毎年8月の4週目あたりを過ぎると急に気温が下がります。シャワーも冷たいので、衣類の選択を間違えると容易に体調を崩すことにつながります。

夏季の京都盆地の無風や湿気、冬季の荒川の強風など、他の土地でも特有の注意事項があると思うので、あらかじめ把握して準備しておくことが重要です。

乾電池式のライトも用意する

充電式の明るい前照灯は、自転車になくてはならないものです。

路面がひび割れていたり、陥没して穴が空いていたり、交通事故のガラス片が散乱していたり、道路上には危険がいっぱいあります。

早朝に出発して、日が昇るまでの視界を確保し、山間部のトンネル内も照らし、夜間も点灯し続けるという使い方をしていると、充電式のライトは1日で電池が切れます。使い方にもよりますが、およそ8時間から10時間ぐらいで電池がなくなります。

予備の電池を持っていてもいいですが、せっかくなら乾電池式のライトも持っていると走行経路や行動の幅が広がります。

私の個人的なオススメは LUMINTOP Tool AA 2.0 懐中電灯 LEDフラッシュライト です。1本の単3電池で動くのに明るさは驚きの 650 lm です。


LUMINTOP Tool AA 2.0 懐中電灯 LEDフラッシュライト 明るさ650ルーメン 連続点灯60時間 5モード IP68 完全防水 耐衝撃1.5M 単三/14500電池一本対応 ハンディライト 【五年保証】 (アルミブラック)

本体と電池を合わせても CAT EYE LEDヘッドライト VOLT800 の電池 (実測 73g ) よりも軽くて、荷物にならないほど小さいので常時携帯できます。

明るいうちに出発して暗くなる前に帰れるのであればともかく、そうではない場合には視界の確保は (衣類の次に) 第二に重要なので1本持っておくと安心感が違います。

同じ意味において、前の記事で述べている調光レンズのアイウェアも役立ちますのでぜひご検討ください。

自前の食器を用意する

レストランはもとより、コンビニや補給食はどこにでもあるわけではありません。自販機で購入したカップ麺をはじめ、瓶詰めやパッケージ入りのポテトサラダしか手に入らないこともあります。割り箸が用意されていることは期待しないほうが良いです。

登山や海外出張に慣れている方は、同じ理由で自前の食器を持参されています。自転車ライドの場合でも、行き先によっては絶対に持っていたほうが良いです。

私のイチオシは、日本製の CAPTAIN STAG ステンレスカトラリーセット です。


キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ライン ステンレスカトラリーセット M-5518

新潟県の三条で製造されているスプーンとフォークのセットで、丈夫で実用性の高いステンレス製です。その割にとても安価なので紛失を恐れずにどこにでも持ち歩けます。

悪天候や事故に備える

複数の日にまたがるライドでは、そのうちの1日くらいは天候が悪くて何もできない日もあります。もしくは天候が良くても船が出航できない、飛行機が飛ばない、列車が運行しないということもあります。

ホテルや空港にこもりきりになることを前提に Kindle Paperwhite (防水機能搭載) あたりを持っていたほうが良いです。


Kindle Paperwhite、電子書籍リーダー、防水機能搭載、Wi-Fi 、8GB(Newモデル)

率直に言って UI は使いやすいとは思わないのですが、ハードウェアの完成度は高く、ほかに代用品が思いつかないほど優秀な電子書籍リーダーです。

コンテンツの量も多く、稼働時間も十分に長く、軽量で安価なので自転車旅でも問題なく使えます。

もとより豊富なコンテンツに CALIBRE を合わせれば、怖いものなしです。これは Adobe PDF 形式の文書ファイルを EPUB などに変換して PC から Kindle に直接転送できるフリーソフトウェアです。私はデータベースのドキュメントなどを (異なるバージョンごとに全て) Kindle に入れて時間がある時に見返しています。

私は集中力が乏しいのと、他の人よりも読むのが遅いので、本を読むよりもオーディオブックを聞いていることの方が多いのですけどね。

もちろん、自分自身が事故や事件に遭遇することも考慮して、出発前に保健に加入しておくことも重要です。これは一部のクレジットカードに加入していると勝手に自動付帯されている場合もあります。

サンダルや短パンも持つ

自宅を出て自走で戻ってくるのではない限り、ジャージの上に履くことのできる短パンやビンディングシューズ以外のサンダル (もしくは軽量なスポーツシューズ) も持っていたほうが良いです。

とくに行けるところまで自走で行って新幹線や飛行機で戻ってくる場合、何日もホテルに宿泊する場合などには、レーパン以外の服とサンダルも有ったほうが行動が楽になります。

リュックサックの中に入れて自転車で運ぶことになるので、軽くて邪魔にならなければ何でも良いです。

せっかく遠くまで行くのですから、付近にある観光名所には立ち寄ったほうがライドが充実します。そのときに歩きやすいサンダルが一足あるだけでも行動の幅が大きく広がります。

ビニル袋と補修部品も持つ

ビニル袋は濡れた洗濯物を入れたり、大雨の中で電子機器を保護したりするのに便利です。

修理道具はパンク対策はもちろん、予備のディレイラーハンガーやシートクランプ、ボルトなどを準備しておくと安心です。

チェーン切れとスポーク折れは新品に交換しておけば予防することができます。少なくとも 3,000km ごとにチェーンを交換している私はチェーン切れを経験したことはありません。

経験上、ホイールは初期不良さえなければ、最初の 6,000km は何の問題も起きないことが多いです。

完組も手組もいろいろ試してきましたけど、完組ホイールでも累計 6,000km から 12,000km ぐらい走行するとリムが振れたり、ニップルにヒビが入ったりと何かしらの問題が起きることが多かったです。手組ホイールはもっと少ない走行距離で不具合が起きます。しかし、完組の不具合と比較すると、修理するのも難しくない場合が多いです。

不安な場合は出発前に新品に交換しておけば、困ることは多くないと思われます。ニップルレンチと予備のスポークを持って歩くよりは新品のホイールを使用する方が、いろいろな意味でいいです。

それよりもシートポストやボルトの問題に遭遇する頻度が高いので、時間的に余裕がある場合は取り寄せてでも予備の部品を携行しておくと、いざという時に助かります。

私も渡航先でシートクランプのネジを壊してシートポストを上げられないまま秋吉台を走行したり、輸送中にシートクランプやクイックレリーズのボルトが外れたことがありました。

とくに飛行機で輸送する場合には、自分の知らないところで部品が外れたり、壊れたりすることがありますので要注意です。

詳しくは: 工具は15cmまで・飛行機輪行の工夫いろいろ

ロングライドで役に立つかもしれない少し変わったアイテム

舗装の悪い山道を下っていると突然に破裂音が聞こえてハンドルを持っていかれる事があります。

こんな時に限ってタイヤブートも切らしていて、雨天後に使用するためのルブのステッカーをブート替わりにして応急処置を施すことで、なんとか人がいるところまで辿り着けることがあります (※推奨はしていません)。


あるあると思われた方も、どこを走ったらそんな事になるのかと思われた方も、どちらも正しいと私は思います。

豪雪地帯の山道では国道であっても路面が荒れたり、波打っていたりするのは結構あることです。海外に行くと舗装路が途切れたりすることも珍しくありません。

その一方で舗装の綺麗な道路ばかり走っていると、2年以上もパンクとは無縁でチューブの交換時期が分からなくなったりもします (※こちらも推奨はしていません)。

どんな状況であっても確実に役立つのは気温や天候に合わせたサイクルウェアなので、テールライトやパンク修理キットと一緒に真っ先に適切なウェアから揃えるべきですが、それ以外の持ち物については季節や行き先によって変わります。

とくに片道 80km 程度 (渋谷から都民の森、京都七条から金剛トンネル、新大阪駅から和歌山港フェリーターミナル) から 100km 程度 (渋谷から箱根芦ノ湖、京都から敦賀、梅田新道から亀山) のロングライド† になる場合には、それなりに持っていると便利な装備品があります。

ある人にとっては一度も使う機会がないかもしれません。でも他の人にとっては有益かもしれない装備品を備忘録も兼ねてまとめました。




調光レンズのアイウェア

長距離を走る日は必然的に早朝の薄暗い時間に出発して、日没後まで走り続けることになります。とくに視界の悪い早朝未明と夜間に役立つのが調光レンズです。普段は無色透明であり、紫外線に反応して色が変わります。つまり、早朝や夜間と日中とで自動的にレンズの色が変わるアイウェアです。

道路のひび割れ、陥没、黒い服を着た路上の泥酔者の存在など、薄暗い道路は自転車にとって大変危険です。ただでさえ障害物を見落としやすい環境において、さらに光量を減らしてしまう着色レンズの使用はとても危険であり、神経を擦り減らすことにも繋がります。

どれだけ薄い色のレンズを付けても、黄色やオレンジなどの明るい色のレンズに変えても、暗所では色付きのアイウェアを着けると視界が悪くなります。

暗所では無色透明となる調光レンズであれば比較にならないほど視界が良くなるので、安全であることはもちろん、身につけていて楽でもあります。

変色にも気が付かないことが普通であるほど自然です。外してみた際に初めて変色していることに気が付くぐらいです。

しかし、この色の変化は緩慢なので自転車の走行速度でトンネルに入る際には調光は頼りにならず、通常の着色レンズ同様に視界は悪くなります。したがってトンネルの多い山間地での使用を期待して購入するものではありません。

あくまで早朝や夜間の風除け、眼球保護に役立つものであり、その用途では十二分に効果を発揮してくれます。

無色透明のレンズさえあれば、レンズ交換式のアイウェアでも同様に使用することは可能ですが、レンズを持ち運ぶ分の荷物が増える、交換する手間が増えるなどのデメリットもあるので使用頻度が多いと億劫になってきます。

レンズを交換する度にフレームに負荷が掛かり、耐久性が下がってしまう点も見逃せません。長距離を走り続けていると集中力も下がってきて、休憩中に机から物を落としたりすることが増えるからです。その程度の衝撃でも、経年使用で傷んだフレームは簡単に割れてしまいます。

私は調光レンズ付きのアイウェアを1本、色付きのアイウェアを (濃度ごとに) 3本持っていて、その日の天候や行き先ごとに使い分けています。


uvex sportstyle 104 vario 調光レンズサングラス

日焼け止めマスク

ロングライドに出かける際、直射日光に長時間さらされ続けることは避けられません。日焼け止めクリームを塗っても間に合わないぐらい日に焼けますし、皮はむけますし、痛みが出てきます。

日焼けに悩まされずに自転車を楽しむのに最善の方法は物理的に肌を覆ってしまうことです。

私も試行錯誤の末に幾つもフェイスカバーを購入して、最終的に ホワイトビューティー C型 PEARL IZUMI FA-3 UV フェイスカバー の2つを使い分ける形式に落ち着きました。

どこが違うのかと言うとカバーを止める構造と肌への密着性が商品ごとに異なります。ホワイトビューティー C型 はマジックテープで余裕を持って装着できるのに対して、PEARL IZUMI FA-3 UV フェイスカバー はボタンで装着するので風の抵抗が増えないなどの特徴があります。

前者が顔の周りにマフラーを巻きつけるような格好になるのに対して、後者は顔の輪郭が分かるぐらいに無駄なスペースがなくなります。そうした装着感の違いからなのか肌触りも異なります。

装着感が緩くて楽なのは ホワイトビューティー C型 ですが、速乾性が高いのは体感では PEARL IZUMI FA-3 UV フェイスカバー の方です。重さはほぼ同じで、前者が実測 34g 後者が実測 30g です。

これらのフェイスカバーの素晴らしい点は日焼け止めだけでなく、冬場のダウンヒルの寒さを幾分か軽減してくれる効果もあることです。そうした理由もあり、私は季節と行き先と目的ごとに両者を使い分けています。


ホワイトビューティー UVカットフェイスカバーC型

LEDクリップライト

一日のヒルクライムを終えて河川敷を走っていると、暗闇の中を走っているランナーが見えなくて前照灯を上げたり下げたりすることがあります。

こんな時間に人がいるのかと思う深夜でも、ランナーに、釣り人に、直江津に向かう自転車乗りにと驚くほど人の往来があります。

しかし夕暮れ時を過ぎると河川敷はとても暗くなります。周辺に人工光源が少ないことに加えて堤防に囲まれているからです。

ランナーは周りから見えなくて危険だという事実に衝撃を受けて、自分が早朝に走るときにはクリップライトを身につけるようにしました (私の家は川から遠いので河川敷を走ることはありませんが) 。


Zhaozhe LEDテールライト セーフティライト クリップ式 安全警告灯

このクリップライト、自転車に乗る時に着けても良いじゃないかと考えて、一泊二日以上の自転車旅に出かける時には携帯するようになりました。

着替えなどを詰めたリュックサックに着けておけば、自転車を降りた際にも利用することができます。もともとポケットに着けていたものなので、そのままジャージのポケットに着けても良いですし、チェストベルトなどに挟んでおいても支障はありません。

テールランプが切れた際には予備のライトにも使えますし、小さくて軽いので一つ持っておくと安心感が増します。

乾電池式モバイルバッテリー

私はモバイルバッテリーを5本ぐらい持っています。その中で最も使いやすいのは、重さと容量のバランスの良い 2000mAh から 3000mAh 程度のリチウムイオン電池です。

軽くて持ち運びやすく、必要最低限の容量もあり、充電速度も早いからです。容量が大きい物は自転車で持ち運ぶには重すぎます。

乾電池式のモバイルバッテリーは容量も小さく、充電速度も遅いので使い勝手は良くありません。普段は Arduino を外出先で動かしたいときにしか出番がないほど使用頻度は低いです。

ただし、それは (少なくとも出発時点では) 充電がいつでもできる環境にいるからであって、そうではない時に頼りになるのは乾電池式です。

東南アジアに出張に出かけたりすると当然のように停電したり、そもそも送電線が通っていないことも珍しくはありません。山中やキャンプ場にも充電設備はありません。

そこまで行かなくても、夜通し走り続けたり、緊急時にだけ使いたい時には乾電池式は便利です。値段も安いので紛失しても痛くありませんし、あらかじめ充電しておく必要性もありません。

決して使い勝手は良くありませんが、持っていてよかったと思うことが少なくない不思議なアイテムです。


GREEN HOUSE モバイルバッテリー 乾電池式 ホワイト GH-BTB34A-WH

充電式モバイルバッテリー

さきに述べたとおり、通常時の使用において最も使いやすいのは、重さと容量のバランスの良い 2000mAh から 3000mAh 程度のリチウムイオン電池です。

それはロングライドにおいても変わるところはありません。

使いやすいのに乾電池式よりも優先度が低い理由は、冬場はあまり信用できないからです。特定の製品がどうこうというわけではなく、リチウムイオン電池自体が低温に弱く、使用条件次第で電池残量が大きく異なったります。もちろん、アルカリ乾電池でも見られる減少ですが、リチウムイオン電池ほど顕著ではないので、同じ環境で使用していても信頼性が大きく異なります。

私が出張でよく行くミュンヘンでは冬場の夜の外気温は -5℃ ぐらいになったりします。そんな環境でスマートフォンで通話をしていたら、いきなり電源が切れてしまうことが稀にありました。

電源ボタンを押しても、SIMカードを抜き差ししても反応はなく、詳しく調べてみたら直前まで 60% 以上もあったバッテリーが瞬間的に 0% になっていました。

都市部であれば大した問題ではないかもしれません。しかし、ロングライドで好んで訪れるような無人の山中や過疎地においては話が違います。行き先によっては便利さよりも信頼性が重要です。

チーズ用クラッカー

一緒に出かけたことのある方は、ほとんどがご存知なのですが、私は魚介類が食べられません。

エビだけは10年ぐらい訓練して食べられるようになったものの、未だに魚は吐き出しそうになるほど苦手です。燻製にしても、揚げ物にしても、つみれにしても、かまぼこにしても全く効果がなくて困っています。

お好み焼きにかける鰹節や煮干醤油のラーメンは大丈夫なのでアレルギーではないと思うのですが、それ以外は体が受け付けない感じの吐き気を覚えます。

淡水であろうが、汽水であろうが、海水であろうが、生であろうが、焼いていようが、いくら挑戦を繰り返しても食べれるようにはならず、ブラインドテストしてみても魚が入ったものだけが的確にダメなので、半ばもう諦めています。

蟹はさらに苦手で真剣にアレルギーを疑っています。魚とは異なり、出汁や蟹クリームコロッケに含まれているのを口にだけで、本当に蟹が原因で体調が悪くなります。

かろうじて貝は食べられますが、食べられることと好みであるか否かは別問題です。いつも食生活には悩まされ続けており、自転車で出かけるときも例外ではありません。

これだけ食べられるものがないと補給食でも宿でも困るのです。自転車で行きたいような名所や山間地や離島には旅館しかない場合も多く、食べられるものが冗談抜きで白米だけになることも多々あります。

そこで私が補給食として持ち歩いているのがチーズ用クラッカーです。


チェスコ チーズONクラッカー 5枚×4袋

このチーズ用のクラッカーは5枚ごとに包装されており、補給食として持ち歩くのに最適なサイズです。おおよそ 55mm × 50mm × 25mm の表面積に 21g の質量です。ジャージのポケットに入ります。

本当はこれに常用のポケットナイフがあるとなお良いのですけれども、キャンプ場以外でナイフを持ち歩いているのはただの不審者なので、試行錯誤の上に KIRI (児童向けのクリームチーズ) をセットで持ち出すようになりました。

これならナイフを用意しなくても塗ることができますし、持ち運びにも適しています。


■コストコ■kiri キリ クリームチーズ24ピース

何しろ 18g ごとに個別包装されており 37mm × 37mm × 13mm とポケットに入れておくのに調度いい大きさになっています。

わりと頻繁にセール対象品になり、チーズの中では賞味期限が極めて長いので、割引価格でまとめ買いしてストックしておくと優秀な補給食 (兼、夕食) になります。

レンズクリーニングティッシュ

長時間、走り続けていると雨に降られたり、泥が跳ねたり、汗で曇ったりと何かとアイウェアが汚れます。サイクルコンピュータもスマートフォンも汚れて見えづらくなります。

道中にお手洗があったりすれば水道水で丸洗いできるのですが、山道ではそうも行かないことが多くて地味にストレスになります。

そういう時に使い捨てのレンズクリーニングティッシュがあると役立ちます。


HAKUBA レンズクリーニングティッシュ 個装 100枚入り 速乾 除菌 ウェットタイプ KMC-78

個別包装で小さく、荷物にもならないので、3つぐらいツールケースに入れっぱなしにしておくと便利です。

ポリエチ手袋

走っていると駆動系に落枝やゴミが絡まったり、チェーンが落ちることがあります。直そうとチェーンを掴むと手が油まみれになって黒く汚れます。

その手で補給食を食べなければならないときは最悪です。

ツールケースの中にポリエチ手袋を3枚程度、入れっぱなしにしておけば、それを回避できるかもしれません。小さく畳んで収納することができることと使い捨てできることが最大の魅力です。


ポリエチ手袋 No.826 Mサイズ

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† と言っても東京では最も近所にある峠の1つへの最短距離に相当するわけですが