アクションカム SONY HDR-AS200V と ユニバーサル・ヘッドマウント

SONYのアクションカム HDR-AS200V
と純正のユニバーサルヘッドマウントキット BLT-UHM1を購入して、ロングライド・イベントで使用してみました。

映像編集・時速とルートの表示

このアクションカムはGPSを内蔵しており、カメラ本体と専用動画編集ソフト Action Cam Movie Creator のみで、走行中の速度やルート入りの動画を簡単に作成できます。

Action Cam Movie Creatorで作製した映像の一齣

GarminのGPSデバイスやANT+規格のセンサーで測定した斜度ケイデンス情報を表示させる場合は外部ソフトが必要となります。

しかし、速度とルートだけで十分なのであれば、純正ソフトで(慣れれば数分で)手軽に編集できるので、便利と言えば便利です。

記録媒体とバッテリー

記録媒体は SDHC と SDXC 規格の microSDカード に対応していますので、CLASS 10などのデータ転送速度の速いものを選んでおけば間違いありません。

実際に使用したところ、データ保存容量の限界が訪れる前に、連続撮影可能時間やバッテリーの残量が尽きる事が多い印象です。そこで予備のバッテリーも同時に購入しました。

予備バッテリーはユニバーサル・ヘッドマウント(ヘルメット・サイドマウント)を使用する場合は、ほぼ必須になります。

ヘッドマウントは、本体付属のウォータープルーフケース(SPK-AS2)を使用することで頭部に固定されますが、このケースを付けた場合、撮影中に外部電源を用いた給電が行えなくなります。

外部給電ができない場合、撮影時間は1つのバッテリーでおよそ2時間ぐらいです。


ユニバーサル・ヘッドマウント

アクションカム本体の方は良くできていると感心しましたが、このヘルメットマウントの方は正直なところ、あまり使い勝手が良くありません。

テニス等にも利用することを考えての選択ですが、ケースを付けると重いので片側に重量が集中して、首を振るたびに揺れます。

この重量により徐々にヘルメットがズレてくるので、気づかぬうちに斜めに傾いたりして、調整に気を遣います。

カメラの固定位置的に映像はガードレールなどに遮られて視界は悪くなるでしょうが、自転車用途のみなら素直にハンドルバー・マウントを使用した方がストレスは少ないと感じました。

メモリーカードとバッテリーを含めた質量




画質

過去にいろいろと理由を付けて購入を見送っていたぐらいなので、ヘッドマウントで視軸の真横に置いて、何かしらの対象を数秒間ほど目視し続けていれば、1枚ぐらいはピントが合った画が撮れるかなと期待していました。

しかし、実際にやってみたところ、あまり上手くいきません。

撮影中に標識を見かける度に、可能な限り速度を落として接近してみましたが、読めるのは撮影条件が良かった時のみに限られます。


ほかにも走行中に遭遇した猿にカメラを向けて映像をとてみました。

しかし、あとから見返してみると、その輪郭が小さく映っているだけで、ブログ用途の小さな画像としても画質は厳しいという印象でした。

ライブビューリモコン

自転車での走行記録用途に限定するなら、おそらくライブビューリモコンは不要です。

Wi-Fi接続で PlayMemories Mobile アプリを用いることで、スマートフォンをモニタ代わりにして録画開始や停止などの遠隔操作ができます。

私もリモコンは購入せずに、停止時に Xperia を用いて操作しています。

石見グランフォンド2016 渡航準備

今週末に迫った石見グランフォンド2016に参加するための荷物構成を考えました。

荷物がやけに多いのは、私が東京から島根県の太田まで飛行機輪行するからです。

写真の下半分は移動時間や飛行機輪行のために必要なのもので、イベント参加時には持ち出しません。

実際に走行時に持ち出すのは、補給食GPS端末ぐらいなので、サドルバッグの中身と合わせるとこんな感じです。

4本ある単三電池のうちの2本は予備です。充電器まで持ち歩きたくはありません。

飛行機輪行では、ペダルとサドルとハンドルを外し、タイヤの空気を抜く必要がありますので、六角レンチセットと携帯用空気入れRoad Morphは必ず持参します。

CO2インフレータを持っているではないか?というのはもっともご意見なのですが、飛行機輪行では一人2本までしか機内に持ち込めません(と言うか手荷物として預けられません)ので、イベント参加前に浪費してしまう訳にはいきません。

少し脱線しますが、空港の荷物検査で「CO2インフレータ」と言うと面倒な事になるので、「競技用自転車に用いるCO2ボンベ」と申告した方が誤解がありません。

形が形ですので日本で国内輪行する際は日本語の表示があるもの、海外で飛行機輪行する際には現地の言葉で製品名と使用用途が書いてあるものを選んで持って行きます。

「持ってて良かった」の枕詞の通り、旅行用の超広角レンズももちろん携帯します。

食べ物などの接写は、SIGMA DN 19mm F2.8に任せて、もっぱら風景を映すためのレンズです。

手前にあるのは、レンズ用の万能清掃器具HAKUBA レンズペン2です。

もうこれとブロワーだけあれば、他の清掃用品は不要と思えるほど使い勝手が最高です。

他には腕時計と兼用の心拍計とMicroUSB充電器を持っていきます。

これ1つあれば、スマートフォン、Kindle、イヤフォンとCAT EYEの高性能ヘッドライトの全てに使い回しができます。




関連記事:

ハンドルバー拡張・エクステンダーを着けてGarmin GPSをマウント

分厚い Garmin Oregon 600 をハンドルバー付近にマウントしたかったので、コンピューター/ライトマウント ADP-3RCというものを購入しました。

* Oregon 600の分厚さについてはこちら

商品名やカスタマーレビューから「カーボン製だから取り扱いが面倒くさそうだな・・・」と考えていました。

到着してから実物を見てみると、カーボンなのはバーの部位のみで、ハンドルバーに取り付けるクランプ部分は金属 (おそらくアルミ) 製でした。

それなら最初からそう書いておいてくれれば良いのに。


私は飛行機でも輪行するので、外出先での部品の着脱の容易さが製品購入の基準の一つになります。

トルクレンチがないばかりに、ネジを締めすぎて部品が破損しては困るわけです。

疑念が晴れたところで取り付けてみると、意外とハンドルへの取り付けが大変でした。

部品を片手で押さえながらネジを回さなければならないので、一度、取り付けたら、一人では二度と外したくない感じです。

その分、ハンドルバーにはしっかりと固定されます。

取り付けてから角度を変えようとしても難しいぐらいです。

このエクステンダーに、RAMマウント GARMIN OREGON用ホルダーRAMマウント EZ-ON/OFF バイクマウントを用いて、Garmin Oregon 600をマウントします。




ここは他にあまり選択肢がありません。

取り付け部品があるだけでも、ありがたいというものです。




単三電池2本入りの Oregon 600 本体と合わせると、結構な重さになります。

ハンドルの操作性は悪くなりますが、サドルバッグと違って激坂で前輪が浮く事とは無関係なので、まあ良しとします。

見てくれも全くスマートではありませんが、実用性は高いです。

何しろ日常生活防水で、電池も1日は連続で使い付けても持つことが分かっているので、長距離にも安心して持ち出すことが可能です。