意外と簡単!ペダルを自分で交換したみた

年次オーバーホールに合わせて、色々なところをグレードアップさせてきたクロモリ Raleigh Carlton CRN ですが、サドルを除くと一つだけ手付かずに放置してきた部分があります。

片側ビンディングの着脱式ペダルです。

その名の通り、工具も使わずにペダルの本体部分を簡単に着脱できることが特長です。

SPDシューズで利用できることもあって、飛行機輪行で出かけて、山に登ったり、食事したり、イベントに参加したりするのに非常に便利なのですが、重くて、ビンディングが嵌めにくいという致命的な弱点があります。

しかし、一度、クランクとペダルの着脱方法を覚えてしまうと、これが思いの外に簡単で「これなら、着脱式ではない普通のペダルでも、自分で空港で着脱 (組み立て) できるんじゃないか」という気がしてきました。

気づいてしまったものは仕方がないので、いつもの通り、Shimano PD-5800 を取り寄せて自分で付け替えることに決めました。


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毎回、忘れるのですが、Shimanoのペダルを買うと、セットで黄色いクリートが付属で付いてきます。
別個に買う必要はありません。
消耗品なので、購入してしまっても問題はありませんが。



現在使用中のペダルを外すためにペダルレンチを準備します。
先に言っておきますが、ShimanoのSPD-SLペダルを着脱する際には必要ありません。
六角レンチセットだけあれば十分です。


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このペダルレンチをペダルの軸に引っ掛けて、かつて自転車屋さんにペダル交換してもらった時の作業を思い出しながら、回したら簡単に取れました。
詳細に記事にすることがないほど、あっけなく脱着できます。
むしろ、こんなに簡単に外せて、大丈夫なのか。


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まあ、外すだけなら、誰でもできるでしょう。
付ける(組み立てる)方が、ずっと難しいはずです。




難しいはずなのですが、これもグリスを塗ってクランクに垂直に捻じ込むだけなので、カラーボックスの組み立てができる人なら戸惑う事は何一つありません。
左右ともに手で捻じ込み、最後だけ六角レンチで締め上げて、規定トルクで締まっているかをトルクレンチで確認すれば終了です。


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念のため、3本ローラーを使って10kmほど試験走行してみました。
点検整備中など、公道に出るのが憚られる時に本当に役に立ちます。
自分で交換してみて、Shimano部品の精度とメンテナンス性の良さに改めて感心しました。
SPD-SLにしてしまうと、クリートの嵌めやすさと引き換えに、外出先で歩き回るのに難儀するのですが、これなら必要に応じて着脱を行えば良さそうです。

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脚攣りには脚攣り予防タブレット・梅丹本舗 2RUNと定番補給食

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いよいよ、石見グランフォンド2016まで一週間を切りましたので、脚攣り対策やハンガーノック対策として定番の補給食の数々を購入しました。
まずは、何と言っても梅丹本舗 2RUN 2粒×15袋です。



世の中には、脚攣り防止対策専用の食品なんてものがあるのですね。


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それから、定番のミネラル補給食・塩飴です。
暑い季節は汗によりナトリウムやカルシウムなどが失われていくため、水分と一緒にそれらを補給する必要があります。



成分表を見ると塩分以外は余り期待できなさそうですが、口当たりは良さそうです。


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最後は、定番のスポーツようかんです。
口の中が乾かないという利点があります。


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何時になく補給に真剣になっているのは、石見グランフォンドが走行距離 200km 、獲得標高 3,000m と、何かの間違いなんじゃないか と思えるほど過酷なコースだからです。



このブログではお馴染みの風張峠だって、標高 1,146m です。
奥多摩で峠を2つか3つ超えたって、走行距離は120kmほどで、獲得標高は 2,000m そこらにしかなりません。
しかし、石見グランフォンドはコース中に、さらっと林道が含まれていたりする事もあるイベントです。

どう見ても檜原街道和田峠単体ほど、易しくはありません。
無事に完走しきるためには、補給食の準備から万全を期す必要があります。

重い? クロモリ & 革サドル で行う 輪行 & ヒルクライム

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最近では革サドルを付けたクロモリのエントリーモデルで奥多摩によく出かけています。

検索で来られた方の為に一言で説明しますと、路上駐車や飛び出しが多く、100m置きに信号に止められる東京の都市部を避けて、近郊の走りやすい道を探していたら自然と奥多摩に辿り着きました。

奥多摩は山間部なので、走れば起伏があります。時には峠を越えなければ進めません。

しかし、危険な市街地の道で、渋滞と排ガスに塗れながらストレスを溜め混む事に比べれば、峠越えなど何の苦にもなりません。


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そのような理由から、持っていた自転車を少しばかり改造して、主にヒルクライム主体のライドによく出かけるようになりました。

ヒルクライム自体を目的とした自転車ではなく、有り合わせの部品の組み合わせなので重いと言えば重いのですが、

タイムトライアルを考えないのであれば、自転車そのものの重量が不利になると感じた事は一度もありません。

私はフルカーボンの FELT F7 も所有していますが、クロモリで登れない坂はカーボンでも登れません。

同じホイールとタイヤを履かせて比較してみると、踏み出しが少し軽く、登り切った後に計測を見てみるとカーボンの方が速く登れている事が多いぐらいの違いです。

確かにヒルクライムに向いた機材ではないでしょうが、競技や集団走行で速度を気にしなければならないような状況でなければ、特に不具合はありません。


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これが輪行になると、確かに重たいです。

たかが2.0kgから3.0kgぐらいの重量差がこれほど身体に堪えるのかというほど、持ち上げるとグイッと肩紐に荷重が掛かります。

私は (携帯電話で話してはいけない等) 意味不明な規則や喧しい自動音声案内を大量に設ける日本の鉄道が好きではないので、なるべく輪行という最終手段は使いたくないのですが、混雑して危険な市街地の道路を避けるには止むを得ない場合も存在します。

走りやすい道に着くまでに危険な道を片道50kmも走らなければならないのでは本末転倒です。




革サドルで輪行を行った場合、結構な頻度で銀面に傷が入ります。

気になる人にとっては、こちらの方が大問題かもしれません(幾らロードバイクという分類の中では重いとはいえ、ミニベロと比較すると同じか、むしろ、軽いぐらいの重量です)。


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表面の汚れを落とした後、ブラシを使ってSAPHIR ユニバーサルレザーローションを塗り込んでおけば目立たなくはなりますが、完全には消えません。

見た目を重視してクロモリや革サドルをお使いの方はお気をつけください。


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私の場合はフレームを購入した理由が理由なので、革サドルも耐久性のみで選んでいます。

サドルが破れたら見窄らしいだけですが、革サドルに着いた傷なら 「味」 と世間に認識されます。

再販価値も下がって、転売目的の盗難にも遭いにくくなった事が期待される今の方が、購入当初よりもむしろ使いやすくなりました。一見するとクラシカルと紙一重ですが、耐久性、取り回しの良さ、価格からの選択です。

実を言うと、私にとっての「クラシカル」とは、自身の学生時に流行していたアルミやカーボンの極太チューブを使った (エアロフレームが主流になる以前の) 直線的なレースバイクであり、今でも最も好きなのは Cannondale や FELT といったアメリカのメーカーだったりします。

競輪では現役とは言え、クロモリが走っているロードレースを(特に私が住んでいたオーストリアやドイツで)生で見た事がないのに、クラシカルとはこういうものだと断定するのも何となく気分が乗りません。

しかし、出かけた先での散策や食事といった要素を加味すると、練習や日常での使い勝手ではこちらが勝ります。

以前、記述しました通り、気軽に施錠して放置できるのも、魅力の一つであり、ソロライドに積極的に持ち出している理由でもあります。