Garmin Oregon 600 購入報告

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先日、購入した Garmin Oregon 600 が到着したので、郵便局に寄って回収してきました。
中華と思いきや、意外にも台湾製のようです。これは嬉しい驚き。
本体には各種言語の取扱説明書とケーブル、そしてカラビナーハーケンが付属します。


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この説明書とケーブルがイマイチ。ハーケンも台湾製なのは良し。

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形はスマホが普及する以前のヨーロッパの携帯電話にそっくりです。

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単三電池で動くために分厚いです。厚さは筆記用具どころか本の背表紙並み。

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本体は電池を除いて154g


使用前の設定については、こちらをご覧ください




Garmin EdgeとeTrexを比較してたらOregonを買ってた

大学の友人でローディーでもあるみかんさんがGarmin Edge 25Jを購入したらしく、「ちっこいけど、すっごい見やすい!!!」と興奮しているので、最近、Garminについて調べています。

スマホアプリでは何がいけないのか

現状ではRuntastic Proというスマホアプリを使って走行記録を取っているのですが、この方法では最長でも6時間から8時間ほどでバッテリーを使い果たしてしまいます。

休憩の度に計測を止めて走行記録を細切れにする事で対処しても、合計で150kmを超えるようなライドでは、完走しきる迄にバッテリーがなくなっている事も日常茶飯事。

もちろん、液晶表示でナビゲーションや速度表示をするような使い方は論外で、基本的に計測中はポケットにしまったまま、なるべく触れないようにします。

まともなサイクルコンピュータを導入すれば、本来、緊急連絡などの用途に必要な携帯端末のバッテリー寿命を磨り減らすような使用方法を止められると同時に、現在の走行情報や目的地までの大凡の距離やルートを常に把握して記録できるという訳です。

ロードバイクならGarmin Edgeで決まり?

そこで多くのロードバイク乗りの購入候補の筆頭にあがるGarminが、サイクリング用途にラインナップしているのがEdgeというブランド名のGPSサイクルコンピュータです。冒頭のEdge 25Jも、このEdgeブランドの1モデルになります。

高機能なEdge 1000、810、520などのモデルは特に人気らしく、型番で調べると日本語でも多くの情報を得ることができます。

しかしながら、これらの高機能なサイクルコンピュータにおいても内蔵バッテリーの稼働時間が問題となるらしく、200km以上の長距離を走る自転車乗りには同社のeTrexというブランドのモデルの評価が高いようです。こちらのeTrexモデルは市販の単三電池で稼働する他、値段も比較的安価です。




このeTrex、日本語の情報では登山用と断言されているのをよく目にしますが、必ずしもそうではないようで、例えば、スイス人はそう思っていなかったりドイツ人は自転車乗り向けとまで言っています

そうした理由からか、高機能モデルとなるeTrex 30xでは、一般のサイクルコンピュータと同様の機能に対応していると記述されています(出典はスイスの販売店のリンク)。

  • Barometrischer Höhenmeter: 気圧高度計
  • 3D-Compass : 電子コンパス
  • Puls- und Geschwindigkeits-/Kadenzmesser: 心拍数とスピード・ケイデンスセンサー

と読み替えてリンク先の表を見ていただくと、eTrex 30xが市販のサイコンにある必要機能を殆ど満たしているのがお分かりになると思います。

逆に安価なeTrex 20や20xではGPS以外の(サイコンに標準装備されていそうな)機能が殆どない事も見て取れます。

これだけ見ていると、私の用途の場合、eTrexの方がむしろ適しているのではないかと思いました。端末としては、Edgeシリーズの方が薄くて軽量であり、最初から自転車用のハンドルマウントが付属している等のメリットがあります(モデルによってはスピード・ケイデンセンスセンサーも付属します)。

ほとんど直接比較情報がないOregon

eTrex 30xにほとんど傾きかけていたところにOregonというブランドのモデルがある事を知りました。

こちらも登山用途に使えるGPSデバイスであり、機能的にはeTrex 30xをタッチパネル化したような印象です。

その結果、電池の持ちが悪くなる一方で、画面が大きくて見易いという意見も散見されるのが悩ましいところ。ただし、価格の差もあってか、地図表示はeTrexよりもOregonの方が速くてストレスがないらしいです。

ロードバイクとは無関係な個人的な理由で申し訳ないのですが、私自身は海外によく出張に出かけるので、現地のSIMなしで位置情報と地図を確認できるデバイスがあるのなら有難いと言うのが本音です。

その用途も検討するのであれば、多少、電池の持ちが悪くなっても画面が見易い方が圧倒的に便利に違いありません。

Edge 510/520ならば米国のGPSに加えてロシアのGLONASSの衛星信号も利用できますが、多くの方の比較対象となる810では利用できません(1000では両方とも利用できますが価格的に比較対象になり難いです)。この衛星の数は動作の速度に影響します。

eTrexやOregonはGLONASSもサポートしている上に、手に持って歩きやすいので、この用途にはうってつけです。

これもまた個人的な理由なのですが、我が家の家庭内共通語はドイツ語なので、デバイスも当然、英語であれば(私以外も使えるので)嬉しい。ドイツ語であれば歓喜という具合。

日本語に現地化されると返って使い勝手が悪くなってしまうという事情により、なるべくならJ付きモデルは避けたい訳です。

そうなると保証も期待できないので、真っ先に劣化する電池等の部品は交換可能な方が都合が良いとなります。

言い換えると、外部電源の単三電池で稼働してくれるのが重要なポイントになります。

結局、最後の最後で、ロードバイク以外の使い方も検討した結果、次のライドと出張を口実にOregon 600を購入してしまいました。

追記・注意

2016年4月現在では、eTrex Touchを除くeTrexシリーズやOregonシリーズでは、スマートフォンのGarmin ConnectアプリとはBluetoothでの連携ができません。

すなわち、スマートフォンだけでのStravaとリアルタイム同期はできないことになります(走行ログ自体は取れます)。

アプリの方は無料でダウンロードできますので、予め接続できる機種をご確認ください。

購入のご参考になれば幸いです。

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服に着いた自転車のチェーン油に「プロの汚れ落し」ブルーキーネットを試す

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服に着いた自転車のチェーン油の汚れ対策シリーズの第2回目です。

自転車を輪行袋に収納する際などに、いつの間にか服に付着しているチェーン油の黒いシミ。こいつを市販の洗濯用品で何とかできないかという趣旨になります。

第1回目「シミ取りレスキュー」についてはこちらをご参照ください

使い方は手洗い用の石鹸と同じように直感的です。

まず汚れた衣類を水に浸け、汚れ部分にこの洗濯用複合石鹸を塗って、その後、浸け置きするか揉み洗いした後、通常の洗濯機で洗濯するとされています。

用途は汗、泥、血痕、醤油、鉱物油等となっており、チェーン油による汚れ以外も一緒に落とせるようです。

試しに温水に浸しながら付着したばかりのチェーン油のシミを擦ってみると…


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おお、シミが消えた!

「プロの汚れ落し」は自転車のチェーン油にも使えました

昨日、今日に付着したようなシミなら十分に落としたり、薄く目立たなくしたりする効果がありました(後述しますが、シミが消えないこともあります)。

繊維の奥まで入り込んだ汚れについてはどうでしょうという事で、ロードバイク専用に使っているユニクロのハーフパンツを被検体にしてみました。


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遠方への輪行時に長袖レーパンの上に履き、飛行機や新幹線に乗る際に用いてるもので、言わば一番チェーン油汚れに遭いやすい服です。

その本体価格とドライクリーニングの代金とを比較すると非常に悩ましいものがあります。

こちらをブルーキーネットでしばらく擦った後、1時間ほど浸け置きし、その後、アリエールで洗濯した結果が以下のようになります。


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あれ?意外と綺麗になってる。

塗り混んでいた時は汚れを落とすのは無理だと思ってましたが、目立たなくするぐらいの効果はあるようです。

また、このブルーキーネットの良いところですが、容量が大きいので些細な汚れでも、残りの容量を気にせずガンガン使う事ができます。

石鹸と考えれば水に溶けやすい方ですが、自転車のチェーン油だけでなく、調味料のシミや運動靴の汚れ (本来の使用用途) に使っても一向になくなる気配がありません。

次のシミ落としのレビューは、当分、先になりそうです。




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