服に着いた自転車のチェーン油に「プロの汚れ落し」ブルーキーネットを試す

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服に着いた自転車のチェーン油の汚れ対策シリーズの第2回目です。

自転車を輪行袋に収納する際などに、いつの間にか服に付着しているチェーン油の黒いシミ。こいつを市販の洗濯用品で何とかできないかという趣旨になります。

第1回目「シミ取りレスキュー」についてはこちらをご参照ください

使い方は手洗い用の石鹸と同じように直感的です。

まず汚れた衣類を水に浸け、汚れ部分にこの洗濯用複合石鹸を塗って、その後、浸け置きするか揉み洗いした後、通常の洗濯機で洗濯するとされています。

用途は汗、泥、血痕、醤油、鉱物油等となっており、チェーン油による汚れ以外も一緒に落とせるようです。

試しに温水に浸しながら付着したばかりのチェーン油のシミを擦ってみると…


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おお、シミが消えた!

「プロの汚れ落し」は自転車のチェーン油にも使えました

昨日、今日に付着したようなシミなら十分に落としたり、薄く目立たなくしたりする効果がありました(後述しますが、シミが消えないこともあります)。

繊維の奥まで入り込んだ汚れについてはどうでしょうという事で、ロードバイク専用に使っているユニクロのハーフパンツを被検体にしてみました。


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遠方への輪行時に長袖レーパンの上に履き、飛行機や新幹線に乗る際に用いてるもので、言わば一番チェーン油汚れに遭いやすい服です。

その本体価格とドライクリーニングの代金とを比較すると非常に悩ましいものがあります。

こちらをブルーキーネットでしばらく擦った後、1時間ほど浸け置きし、その後、アリエールで洗濯した結果が以下のようになります。


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あれ?意外と綺麗になってる。

塗り混んでいた時は汚れを落とすのは無理だと思ってましたが、目立たなくするぐらいの効果はあるようです。

また、このブルーキーネットの良いところですが、容量が大きいので些細な汚れでも、残りの容量を気にせずガンガン使う事ができます。

石鹸と考えれば水に溶けやすい方ですが、自転車のチェーン油だけでなく、調味料のシミや運動靴の汚れ (本来の使用用途) に使っても一向になくなる気配がありません。

次のシミ落としのレビューは、当分、先になりそうです。




獲得標高3,000m超!足切りありの石見グランフォンド200kmにエントリーしました

膝を痛めて療養中のみかんさんと「次のイベント何でる?」と話していたら、「なかなかよさそうなのがあるよ」と出雲路センチュリーライド2016を紹介されました。


私「すいません、山がいいです…じゃなくて、9月まで待てないので、もう少し開催日が近くて、まだエントリー終了してないイベントはありませんか?(´・ω・`)」

みかん「これとかどうだろう?ただ島根までどういくかだな・・・・」


みかんさんが見つけてきたのが、こちら、石見グランフォンド2016の『石見山塊往還コース 200km』です。

東京都在住で西日本は京都府にしか住んだ事のない私にとって、そのコースは日本地図のどの辺りを走るものなのか全く分かりません。

さすがに出雲と津和野の大まかな位置ぐらいは指し示せますが、その間に何があるのかと言うと見当もつきません。

島根の人だって狛江から日野、御幸橋から桂とか言われても意味不明だと思われますが、そんな印象です。


私「地図があるのにどこを走るのか全然わからないという貴重な体験」

みかん「ちょwww200kmコースこれやばいなwww石見どうする?でるんだったら俺もエントリーするわー」

私「ネタ的に出たい。しかし、開催地までの行き方が全くわからない。」


既に勘の良い方はお気づきでしょうが、私のイベント参加のポリシーはロードバイクに乗ってなければ行かないような所に優先して遠征するというものです。

約30年間生きてきて一度も訪れた事のない島根県は、檜原村 (島嶼部を除くと東京都で唯一の村) や周防大島町 (山口県の瀬戸内海側にある島) と同じくらいネタ的に美味しい土地であることに間違いありません。

さらにイベントの内容がそれに拍車をかけます。

— 引用開始 —

そして文字通り「山場」となるのは、余りにも過激なので昨年はコース採用を見送られた「石見高原林道」だ。最大斜度17%が参加者を迎え撃つ!

石見のコースは年々過激になりつつあり、参加者たちを恐々とさせることも怠らない。

出典: ワンデイ200kmの石見グランフォンドを駆け抜けろ! 前編 | cyclowired

— 引用終了 —

ロングライドでは制限時間はあっても、到着時間で足切りされてコースが変わる事は余りありません。

それだけ過酷という事でしょう。

立地も含めて、こんなところ、イベントでなければ絶対に走らないだろうという事で、早速、エントリーを決めました。

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海外(通販)で購入した自転車を防犯登録する

通信販売で自転車を買われた事のある方ならご存知でしょうが、防犯登録は義務でありながら、加盟店に持ち込んでも登録させてもらえない事が多々あります。

保証書がない。販売証明書がない。領収書は販売証明書にならない。

これらの言葉は私が実際に都内の自転車販売店で言われた言葉です。

しかし、私の場合、保証書は領収書と一緒に持参していたのです。「ここにありますでしょう」とお見せすると、「日本語で書かれてないのでそんなものは受け付けられない」と一蹴されました。


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4件ほど依頼しに行きましたが、昔ながらの個人店舗でも、大きめの販売店でも、反応は似たようなものでした。

調べてみると防犯登録に必要とされる書類は、東京都の場合ですと「保証書または販売証明書(販売店名・商品名・車体番号などが全て明記されているもの)」となっています。

メーカーに保証書を再発行してもらうのは難しいですが、海外(通販)の販売店に必要な情報を明記した販売証明書を発行してもらうのは可能なのではないだろうかと考えた私は、以下のような内容で販売証明書の発行を依頼しました。


Dear customer service representative,
It would be grateful, if you could issue a proof of purchase of the order #00000. The document is required by Japanese law enforcement agencies to register the bike that I bought from you to their anti-theft registration. The registration is compulsory. And the proof of purchase must include the bike’s serial number, name of manufacturer, name of model and colour. I attached a photocopy of your bike checklist of the order. You can find the serial number and specifications on the checklist. Thank you.


私の場合、商品自体は (当時、私が滞在していたからか) ドイツ (国内) から来ましたが、販売店はイギリスにありました。

イギリスを含めたヨーロッパの場合、担当者が自分の裁量で勝手に判断して行動する文化なので、ダメだと一点張りする担当者もいれば、簡単に認めてくれる担当者もいます。

そういう事情を踏まえ、なるべく現地語で、丁寧かつ簡潔に依頼した方が要求が通る可能性が高いと考えて英語で書きました。

生憎、領収書の再発行の要求と誤解されましたが、この問い合わせにより販売店から車体番号とメーカー、商品名入りの販売証明PDFを発行してもらうことができました。

これを印刷して、自転車防犯登録の張り紙を出している近所の別の販売店に持っていったところ、無事に防犯登録のシールを貼ってもらうことに成功しました。


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防犯登録の難しい点は、書類が揃っていても店舗によっては受け付けてもらえない場合があるところです。

この書類を持っていっても、他の店舗では「日本語ではない」という理由で断られていた可能性も大いにあります。そういう場合は自分で日本語の対訳をつけた書類を作成し、販売店の担当者に内容が間違いないことを確認、署名させてから送り返してもらうことを考えます。

私が登録受付に成功した店舗は、販売よりも修理や整備に重きを置いていました。

ネット上で調べてみると、ホームセンターや大型スーパーなどの自転車販売コーナーでも受け付けてもらえる可能性が高いようです。

必要な書類さえ揃えられれば、後はこうした店舗を見つける事が登録成功の秘訣かもしれません。