趣味でアプリ開発をしていると Android Studio をあまり使用しません。
折を見て更新してやらないと取り残されて不具合や脆弱性の原因につながることがあります。
更新はツールバーの Help > Check for Updates から行うわけですが、環境次第では以下のようなメッセージが表示されて更新がうまくいかないことがあります。
Studio does not have write access to…
Linux においてありがちなのは /user/local/android-studio です。Mac では /Applications/Android\ Studio.app/Contents/ でしょうか。
要するにインストール先のファイルのアクセス権限がないので更新ができません。
アクセス権限がないということで、更新のために特権ユーザの権限で Android Studio を実行している人を見ましたが、必要なのは sudo コマンドではありません。
またファイルパーミッションを書き換えている人も見かけました。こういうやつですね。
1 |
$ sudo chmod -R 777 /user/local/android-studio |
確かにファイルを更新できるようになるかもしれませんが、これは開発者が意図した状態ではありません。
将来的にエラーが生じたときに原因を特定しにくくなるので止めましょう。
本当に求められていることはディレクトリの所有者の変更です。
1 |
$ sudo chown -R $USER:$USER /usr/local/android-studio |
この状態で Android Studio を再起動すれば無事に更新できるはずです。