大都会らしさ満点のミュンヘン

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今回、初めてミュンヘンを訪れました。

ウィーンからベルリンまでの高速バス移動やエムス川の河口など、普通の観光客はまず行かないところにばかり行っている私ですが、日本人観光客が最も多く訪れるであろうミュンヘンには一度も行ったことがありませんでした。

居住地がウィーンや旧東ドイツでしたので、とても行きづらかった上に、航空機も安い乗り継ぎ便でアムステルダムやコペンハーゲンを経由する事が多かったので、ミュンヘン空港から東京行きの直行便なんて贅沢すぎて縁がなかったのです。

そんなミュンヘンですが、世界中から人が集まる、まさに贅沢な街でした。

ミュンヘンを形容する際に、しばしば、都会らしくないという言葉が頭に付いているのを見かけますが、とんでもありません。

ベルリンやハンブルクやプラハやウィーンよりも、よっぽど大都会の空気があります。語弊を恐れずに言うと、あまりドイツらしくもありません。




まず気がつくのは駅や地下通路などの公共スペースが清潔で新しく、ヨーロッパにしては照明が明るめで、日本の都市にいるのと近いものを感じます。

街の中心部には、銀座や表参道で見るのと変わらない高級ブランド品やスポーツメーカーのロゴが並び、巨大なショッピングセンターも幾つもあります。

こういったものは他のドイツの都市には全く見られないか、あっても街の中心に1つぐらいしかありません。

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逆にドイツの大都市中心部の多くに見られるThaliaが見当たりません。良く探せば見つかるのかもしれませんが、ミュンヘンでは地元民に聞いても分かりませんでした。

トイレも無料のところがありますし、英語やトルコ語や中国語やロシア語ではない外国語の看板が見られたり、本当にドイツの他の街とは全く異なりました。

中世の雰囲気が色濃く残るバンベルクや中部ドイツらしいニュルンベルクから、いきなり国際的な大都会に来て面食らったと言うのが正直な感想です。

Ersatzbusの一言を知ってるだけでホテルに帰れるかもしれない


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Ersatzbus もしくは train replacement bus と言うものがありまして、目的地まで鉄道が運行してない時に終点の駅や、地域の中心都市から出てることがあります。

本当に久し振りに今日はそれに乗りました。

御世話になるのは夜遅く、終電がなくなってからという場合が多いですが、日本の感覚で言うと随分と早い時間に終電がなくなるので知っていて損はありません。

バイエルンのように頻繁に列車が行き来して、遠距離の利用者も比較的多いところはともかく、地域に大きな都市が1つだけ存在しているような場合や日曜日や祝日などの場合、夕方で既に終電がなくなっているという事さえあります。

そうした場合に代替バスの有無と乗り場を把握しておけば、見知らぬ土地で途方に暮れる事態を避けられる可能性があります。

今日はフランスのビジネスパートナーに誘われて、ニュルンベルクで夕食をとった為に大幅に終電時刻を超過して、エアランゲンの北のBaiersdorfからバスで帰ってきました。

そのバスさえ最終便という際どいタイミングに地下鉄を一本逃していたらと思うと背筋が寒くなります。

乗り継ぎに大苦戦

ミュンヘン空港にほぼ定刻通りに到着し、入国審査もスムーズに抜け、迷わず真っ直ぐにS-Bahnの駅に行ったにも関わらず、乗り継ぎで相当に危うい思いをしました。


到着予定時刻 16:55
乗り替え時刻 18:20


前述の通り、ヨーロッパの鉄道は実質的に事前予約制で、飛行機の遅れ等で逃すと挽回ができないので1時間のバッファーを挟みました。

早くつきすぎたら、夕方の風景撮影にでも当てればいいんです。

ところが空港から乗り継ぎ駅までに45分も掛かったので、事前予約していたICEに乗ろうとする頃には、残り15分程度の余裕しかなく、駅を抜けて暇潰しどころではなくなりました。

売店でピザを買ったら中華系の売り子のおばちゃんがオーブンに入れたまま、どっかに行ってしまったので、呼び戻しに行った際にはカウントダウンの脳内タイマーの音が聞こえました。

これも事前予約で空港発にしておけば、乗り継ぎの中央駅から乗るのと同じ料金で済みましたが、サイト提案の空港駅から乗るルートでは間に合わなかったでしょう。

事前予約に含めなかった為に、空港駅から中央駅まで10.80ユーロも支払いましたが。

こんなに遠くて高いと一回の食事代ぐらいの金額が飛びます。これも外食ではなく、スーパーマーケットを使ったりすれば、相当に節約できるのですが、ホテルにオーブンも冷蔵庫もないので



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