ローラー台の騒音をノイズキャンセリングで相殺できるか

この記事の公開時から遡ると1年以上も前になってしまうのですが、凄いヘッドフォンが安売りされていたので、ノリと勢いに任せて購入しました。

これは何かと言いますと、飛行機や高速バスの振動音などを感知して、その周辺環境の雑音と逆位相の音をぶつけて雑音を消してしまうヘッドフォンです。

それによって、音量を大きくしなくてもヘッドフォンの音声を聞くことが可能になるというメリットがあります。


JVC HA-S88BN ノイズキャンセリングヘッドホン Bluetooth・NFC対応/連続27時間再生/有線接続対応/ハンズフリー通話用マイク内蔵/折りたたみ式

飛行機などに搭乗される機会が多い方などは、耳栓と同じように消音機能だけをご使用になることもできます。

頻繁に飛行機に乗っていると、機内サービスも徐々に煩わしくなってくるものですが、ヘッドフォンを持参していると向こうも気がつくのか、気を利かせてくれることも少なくありません。

価格も安いので、移動中に破損させたり、スーツケースごと紛失する危険性が高い出張には最適です。

Micro USB ケーブルで本体充電できますし、充電も数時間は持ちますので普通に使えます。

こうした電化製品は電池が切れると、ただの重りになる (しかも、リチウム電池を搭載していると検査が面倒な) ので、持っていかない方が良いと感じるものも少なくありませんが、本製品は稼働時間も長くて実用性があります。

香港発ボストン行きの直行便 (飛行時間15.5時間) みたいな極端な長距離便を除けば頼りになります。




このヘッドフォンですが、じつはコードをつなげればノイズキャンセリング、コードをはずしたときには Bluetooth ヘッドフォンとしてもご利用いただけます。

つまり、普通の無線ヘッドフォンとしても使えるというわけです。

周囲の雑音に強くて、無線でも使えるのであれば、このブログ的にやりたいことは一つしかありません。

自転車の室内トレーニング用ローラー台 (下の画像みたいなやつ) でも利用できないか、と。


ミノウラ 3本ローラー モッズローラー 折りたたみ式

ローラー台を1つ持っていると、場所や天候を問わず、室内でいつでも安全に高強度な運動を行うことが可能です。

少し食べすぎたり、座り続けて体が鈍ったときに 15 分間だけローラー台を回したりと柔軟な使い方ができます。

しかし、ローラー台には2つの問題があります。

1つは体が暑くなりすぎて、たくさんの汗をかくことです。

室内温度 10 ℃ 前後の冬場でも、ローラー台の使用中や使用直後は暖房が不要になるぐらい暑くなります。

もう1つは音がうるさいことです。強度を上げるほど音が大きくなります。

周囲の騒音が大きいということは、ヘッドフォンの音量を上げないと聞こえなくなるということでもあります。

この騒音を何とかできないのかと、ノイズキャンセリングを早速 (と言っても帰国してからなので購入から数カ月後) ローラー台に導入してみました。

結論から述べると、残念ながら、あまり導入する意味を感じられませんでした。

ローラー台の騒音が大きすぎて、ノイズキャンセリングでは相殺しきれません。

20km/h ぐらいまでの速度では、それなりに静かになるものの、速度を上げていくほどに効果が薄れていきます。

30km/h 以上の速度では、もはや気休め程度の効果が感じられるぐらいで、ローラー台での使用を主たる目的にしてノイズキャンセリングを導入することは、あまり意味がないと感じられました。

加えて、耳元も汗をかくので、汗でヘッドフォンが蒸れることも気になるところでした。

こうなると「無いよりはマシ」と言えるかどうかも難しいところです。

ノイズキャンセリングは、電車や飛行機での移動中に使用する目的にとどめておく方が良さそうです。

しかし、読書するには汗をかき過ぎますし、イヤホンは音量を上げないと使えませんし、手放し走行は当たり前にできるようになってくると飽きてきますし、ダンシングすると転倒しますし、ローラー台の上では何をしているのが正解なのでしょうね。

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