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4分 更新: 2026/09/22

自転車業界に対する不信感

最近のロードバイクのエントリーモデルの市販価格はおよそ20万円です。 これはオートバイの一種である原動機付自転車の価格とほぼ同額です。 ロードバイクなどのスポーツ自転車と原動機付きのスクータを比較した場合、前者の部品点数は後者の数分の1から数百分の1となります。 当然ながら単純な製造コストは後者の方が上です。それではスポーツ自転車の方がスクータよりも品質管理により多くの費用を掛けているのかと言えば、その点はかなり疑わしいと言わざるを得ません。




自転車業界の設計は理念先行でそのあたりの十分な検証をせずに突っ走る (結果、他社が追随せずに独自規格が乱立する) 印象があります。 そもそもネジ穴の中まで塗装されていたり、日常的に雨水に晒されるホイール外周部にアルミと炭素繊維がセットで採用さていたりするのは工業製品として理解不能です。パーティングラインが残っているとか溶接のビード痕が目立つとかそうした些細な外観上の問題とは一線を画す、製造や設計の技術理解度に疑問を抱かせる物が市場に流通しています。 加えて、さらにスポーツ自転車の特殊事情として 3-5 年間隔でモデルチェンジして販売終了するので、専用品化した部品の供給がいつまで担保されているのか分からないという事情まで追加されます。 これで「ロードバイクが売れない」とか、「MTBが流行らない」とか、軽々しく言わないでほしいものです。購買意欲を減退させる変化はエンドユーザも望んでいません。 少なくとも私は新車購入にあたって、業界メディアが注目する「新技術」よりもシートポストやアヘッドステムが専用品でないこと、ディレイラハンガーの入手が容易であること、ボトムブラケットが汎用規格であること、モデルチェンジの間隔が長く工業生産品としての品質評価が確定していることという前提条件をもって選択するように考えを改めました。 個人的な意見では、スポーツ自転車と原動機付自転車の価格帯がほぼ同じであることは構いません。けれども、その内訳が品質や耐久性の保障ではなく、汎用性の乏しい独自規格の開発費や専用部品の製造費なのであれば納得感はありません。 せっかく気に入ったフレームなのにボトムブラケットの規格を知って購入意欲が霧散することが多すぎるので、まずはホイールシャフト (スルーアクスル) のピッチ径やフロントフォークの軸受 (ヘッドセット) など共通化されていないこと自体がおかしい部分に統一規格を設けることから始めてほしいものです。
※これを自転車業界では「圧入」と呼びます。当然ながら「圧入」に際して温度管理などはしません。
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