ハンドルバーナビ GARMIN eTrex 22x 導入


GARMIN OREGON 600, Edge 520, Edge 530 と購入してきたサイクルコンピュータ(サイコン)を手放して GPS ランニングウォッチ ForeAthlete 245J に一本化したのは数ヶ月前のこと

ランニングやサイクリング等の走行ログ記録デバイスとしては機能も連続稼働時間も十分、小型軽量で身につけていることも気にならず、フリーズやデータ消失とは無縁の安定性を誇ります。

このように記録デバイスとしては文句無しなのですが、走行中の地図表示やルート表示機能はありません。

そこで山林の中において正確な位置座標を確認したり、進路を表示するための道具として GARMIN eTrex 22x を新たに購入しました。



直接的な購入動機は舗装路を外れた山林においてナビゲーションを使用したいからです。

人工的に整備された舗装路は通行できることが普通ですが、未舗装路の場合は通行できるのは運が良いことであって通路が寸断されていたり、崩落していたりすることも珍しくはありません。加えて山間地は携帯電話の電波圏外であることが多いため、スマートフォンの現在地情報も当てにはできないことが普通です。

つまりオフロードを安全に走行するためのナビゲーションが欲しいと思ったわけです。そこで単3電池稼働、稼働時間 最大25時間、防水性能 IPX7 という性能を有する eTrex 22x です。

eTrex シリーズはサイコンの Edge やランニングウォッチ ForeRunner / ForeAthlete のように Garmin Connect アプリと連携したり GPX ファイルで走行ログを記録することはできません

その反面、24時間可動させてもデータ消失を起こさない抜群の安定性と SD カードを用いて地図などの内部ファイルを編集できる拡張性、市販の単3電池で稼働する継続使用性という3つの特徴を有することは良く知られるところです。

しかも、意外と軽くて携帯性も良いです。

スポーツ用品は多機能よりも小型軽量のほうが重要。小ささ、軽さも立派な機能です。

一見すると完璧に見えるスペックですが、唯一の欠点は外部デバイスとのデータ通信に Mini USB という前時代的な規格のケーブルを使用することです。今どき「電子工作でもこんな部品使わねえぞ」という古くて耐久性に難があるポートしか搭載していません。

邪推すると外装のプラスチックシェルのモールドを更新費用を嫌って旧モデルの金型を延々と使いまわしているのではないかという気がします。その方が不具合は少ないでしょうが、とても 2019 年発売の携帯端末とは思えない通信速度のケーブルはそろそろ更新してほしいです。

もう Mini USB どころか Micro USB でも時代遅れ感があります。

じつは eTrex の購入にあたり、一番の減点ポイントがこの Mini USB ポート/ケーブルでした。それでも購入に踏み切ったのは、私の場合は eTrex と PC のような外部デバイスを接続する必要性が乏しかったからです。




私の場合、走行記録は ForeAthlete / ForeRunner を使用して GPX ファイルで残しますので eTrex のログは不要です。ログを残さないのであれば、外部デバイスと接続する必要もありませんので eTrex はナビゲーションに徹していれば良いというわけです。

そのためのファイルは Mini USB ケーブルを使用せずとも eTrex に内蔵されている SD カードスロットを利用すれば実現できます。

eTrex において SD カードを使用する方法は分かりづらいのですが、公式サポートページによると SD カードを FAT32 形式でフォーマットした後に /Garmin/ というディレクトリを作成してやれば良いことが分かります。

eTrex に使用する SD カードに 32GB までの容量制限があるのは、それ以上の容量ではメディアのフォーマットが exFAT または NTFS になってしまうからですね。

試しに FAT32 でフォーマットした SD カードに/Garmin/ というディレクトリを作成して、OpenStreetMap から自作のマップファイルを置いたものが上の画像になります。

マップファイルの作成方法は何年か前に書いたまま、あれからほとんど変わっていないので笑ってしまいます。

一応はデフォルトのマップファイルもインストールされてはいますが、こんな詳細の良く分からない古いマップなんか要らないと思ったので自己判断で消してしまいました。

設定を終えたらシリコンカバーをかぶせて使用準備は完了です。

おなじハンドヘルド GPS の OREGON 600 やサイクルコンピュータの Edge 530 を使用していた経験からすると、カバーは着けたほうが良いと思われます。

落としてもそうそう故障することはありませんけれども傷は付きますし、繰り返し触ることになるボタンの耐久性についてはあまり信用しないほうが良いと思われるからです。

落とさないと思っていても、オフロードを走るとハンドルマウントのいろんなものが飛んでいったり、ネジが緩んで変な方向に曲がったりするので、カバーはあったほうが安心だとは思います。

ちなみに装着しているのはこれです。


kwmobile 対応: Garmin eTrex 22x / 32x ケース – ナビゲーション シリコン カバー – 保護ケース 黒色


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